簿記を学び始めて、最初の【カベ】が、借方と貸方。
なんで、売上が貸方?お金、貸してないけど。。。?
なんで、お金借りて、科目名が借入金なのに[貸し]方に記入するの?
≪歴史≫
複式簿記の歴史は諸説あるうちの、有名なのが大航海時代。
危険な航海をするのに必要な資材などを仕入れるため、資金の出資者を募り、その資金を貸してくれた人を貸方と呼んでいた、といいます。
反対に、出資を受けた航海者の方を借方。
そして、航海者は、香辛料等を持ち帰り、それを売って得たお金の利益分を、出資者に分配した。
≪現在での考え方≫
現在で言えば、貸方に来るのは、自分(の会社)を信用して、お金を出してくれた側(貸してくれた側)を示している。
貸方には、借入金や買掛金等の負債項目があるから、悪いイメージを持ってしまうかも知れないが、
・お金を貸してくれたり(借入金)
・(支払)代金をツケにしてくれたり(買掛金)
・物を買ってくれたり(売上)
・会社設立時にお金を出してくれたり(資本金)
科目名に注視しないで、その背景(相手)に着目すると、少し納得しやすいと思います。