【意見を届けよう!】自殺総合対策大綱の改正へ | いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン

【意見を届けよう!】自殺総合対策大綱の改正へ


年間3万人を超える方が自殺に追い込まれている中、
自殺対策を方向づけている「自殺総合対策大綱」が今春に改正されます。

セクシュアルマイノリティの自殺の問題は、相当に深刻であるにも関わらず、
その対策は以前として進んでいません。

現在、大綱改正に向けて、自殺予防総合対策センター が提言をとりまとめており、同センターが作成した提言案への意見をこのたび募集しています。

大綱にセクシュアルマイノリティの視点を盛り込むためのチャンスです!

センターの現在の案(第二次案)には、性同一性障害などに関する文言が盛り込まれています。
http:// ikiru.n cnp.go. jp/ikir u-hp/12 0217tei gen.htm l 外部リンク

長いですが、引用します。

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v) 社会的少数者(マイノリティー)の直面する問題

性同一性障害では、うつや神経症などの精神科合併症の率が高く、自殺念慮 を抱えることも多い。
自殺念慮の発生時期の第1のピークは第2次性徴による身体の変化による焦燥感、中学での制服の問題、恋愛の問題などが重なる時期の思春期のため、学校での対応として、性同一性障害の子ども自身への支援、在校生全体の多様な性への理解を深めるための教育、それぞれの家庭での理解を促進するために、保護者への性同一性障害に関する情報提供を実施するとともに、学校や専門医療施設が協働する体制を構築する。

また、自殺念慮の発生時期の第2のピークは就業、結婚などの問題で困難を感じる社会へ出る前後のため、
企業や地域社会において、正しい知識を啓発し偏見や誤解を解消するためのジェンダーやセクシュアリティの視点に立った人権研修などの取り組みを実施する。

医師や看護師などの医療従事者、学校や企業のカウンセラー教育などの教育カリキュラムの中でジェンダーやセクシュアリティに関する問題に対応できる人材を育成する。

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GID学会からの要望を受けて入った文言かと思われます。

今後はこの記述を減らさない、あるいは充実・発展させていく(特に性的指向におけるマイノリティへの視点を盛り込む)ために、意見を届けていく必要があります。

関心のある方には、ぜひご意見を届けてほしいと思います!

★意見の届け方

意見募集については「日本語のみ受け付け」であることや「名前・所属・内容は原則公開」(非公開希望の場合は、その旨明記すること)といったハードルがありますが、それでも可能な方は、ぜひお願いします。

期間: 2月20日~3月7日まで
提出方法:郵送または電子メール
 ア.郵送の場合:〒187-8553 東京都小平市小川東町4-1-1
 イ.電子メールの場合:teigen@ncnp.go.jp
 ※e-mail本文(テキスト)での提出。添付ファイル不可。
で届けることができます。

詳しくはこちらのPDFに意見募集要項があります。
http:// ikiru.n cnp.go. jp/ikir u-hp/bo syu.pdf 外部リンク

簡易フォーマットは下の通りです。
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【メール件名】自殺総合対策大綱の見直し(改正)に向けての提言 第二次案に対する意見
【氏名】(※企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名および担当者名)
【住所】
【電話番号】
【FAX 番号】
【電子メールアドレス】
【意見】
・該当箇所(※どの部分についてか、該当箇所がわかるように明記して下さい)
・ご意見内容
・理由(※根拠となる出典等を添付または併記して下さい)
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届けたい想いのある方は、ぜひお願いします。

(writer:まめた)