子育てについての勉強をしていると、
必然的に、さまざまな親の問題があふれ出てくる。
もっとも、気になるのはできちゃった婚である。
厚生労働省の統計でも、明らかに年々上昇の傾向にあり。
また、皮肉なことに少子化が深刻化する中で、
全体の出生率が減少する傾向にあっても
できちゃった婚は増加しているのである。
できちゃった婚で、幸せな家庭生活を築いておられる方も沢山いらっしゃるので
良い、悪いという倫理的な価値判断は別にして、
“できちゃった”という事実に対しての覚悟、
親になるという覚悟、
大事な人材を育成するんだ、という責任。
そして、子供が自律するまで子供対して責任を持てるか。
が大事である。
できちゃった婚は、比較的若いカップルの間に多いという特徴があり、
たとえば、厚生労働省の統計によっても、母親の年齢別に、できちゃった婚の
第一子出生の割合をみると(04年)、
15~19歳では81.7%、
20~24歳では58.3%となっており、
平均的な割合(=26.7%)に比べて圧倒的に高い数字となっている。
社会経験が浅く、雇用・収入が不安定な若い男女が、
たとえば、
勢いだけでできちゃった婚をしたものの、
結局、子供の養育費を捻出できず。
計画性のない妊娠でやむを得ずできちゃった婚をするカップルは、
そうでないカップルと比べて、結婚後に収入問題などで夫婦仲が
悪化して離婚する確率が高まる。
そして、離婚して「シングル・マザー」となっても、
10代をはじめ若くして母親になった女性は、仕事や家事、育児など
全般的な生活力が十分ではないため、
収入が途絶えて生活が困窮化し、
最終的に生活保護を受けなくてはならない
状況に追い込まれる母親も少なくない。
今現在必要な支援と同時に、
これから産まれてくる命に対しての、支援、教育も急務である。
子育て支援=プレ親教育=性教育(?)
respect&responsibility