こんにちは
GW今日もお休みだよ～という企業は割と多いような気がします
そんな方々は是非ともたくさんお金を使って経済を好転させてくださいね
さて、今日は『販売員の地位』についてお話します。
昔から日本はヨーロッパに比べてアパレルの販売員の地位が低いと
言われてきました。
確かにやる事ないし、オシャレは好きだからアパレル業界行ってしまえ～、
なんて安易な方もいるかもしれません。
しかしながらヨーロッパでは販売員の地位が非常に高いのが現状です
アパレル販売員の給料が低いのは大きくいって3つの問題が原因だと思われます。
①アパレル業界の利益率が低い（経営の問題）
まず第一にアパレル自体が作られる過程で様々な業者を経由するため、一つの商品を
作り上げるためにお金がかかります。糸→縫製→商品、そして→の間に利益と物流費が乗りかかります。
そして第二に売る場所。アパレルがよく売れる場所は百貨店やショッピングモールです。
これらは『場所代』がかかります。だいたい月の売り上げの20％～30％も取られます。
路面店になると『地代』が取られますので、銀座などの一流エリアでは1フロアで1,000万円なんていうのもザラにあります。
このように、アパレルは売る段階で既にかなりの経費が乗ってますので、
いわゆる旗艦店（フラッグシップ）と言われるお店では売り上げが高いこと
以上に経費も高く、経営的な視点からではただの広告塔としての効果しかない、なんていうこともしばしば見受けられます。
（例えば、銀座の路面店などは相当売り上げても赤字です）
②バックオフィスの人間の給与水準が高い（人事の問題）
これが非常に重要なポイントですが、バックオフィス（本社勤務）のサポート部門の
人間の給与がやたら高い会社は多いです。バックオフィス＝非生産性社員なので、
元来はあくまでサポートする立場で裏方さんなんですが主演俳優（販売員）よりも
給与が高いことはよくあります。
・・・芸能界じゃありえないですよね
③販売員のキャリアパスを考えていない（人事の問題）
皆さんは販売員のキャリアってどのように考えますか？恐らく一般の方は
販売スタッフ→サブリーダー→店長→エリア長→本社営業部
のような形のキャリアをイメージされているのではないでしょうか。
ここで重要な事は、その過程への教育をしっかりと行うかどうか
（次世代幹部候補者として公示して教育を行えるかどうか）です。
なんとなくのキャリアパスを示して、結果として三角形のピラミッドが詰まっていて
上に行けないのは元の木阿弥です。
さて、このように問題を整理すると『経営』そして『人事』というキーワードがはっきり
してきましたね。
つまり、組織では必須のこの2つのキーワードに対してアパレル業界の経営者たちが
明敏な知覚をあまり持っていないという事が問題です。
ユニクロが近年伸びているのは『経営』の部分で垂直統合方式（自社完結型）と
『人事』（積極的に幹部候補生に対して教育を施す）に重きを置いているからです。
しかしながらユニクロのようなファストファッションは現場の販売員の末端には事務作業の
正確さと迅速さしか求めていないように感じます。そこで販売員のキャリアが積み上がった
人たちは、その後どうなってしまうのか。
ブログでも何度か繰り返していますが、onlineでもファストファッションでもなく販売員の存在
する意義とは営業力（人間力）の部分だと考えます。
販売員の方は『あなたから買いたい』とお客様に言われる販売員になるべく行動を選択し、
そして経営側はその販売員をきちっと評価し、主役に立てて成り立つ経営基盤を構築
することが大切です。
それが販売員の地位を確立することに繋がります。
The salesperson cannot do in the robot. 
収納シリーズ第3弾
ネクタイはこのように巻き巻きして収納するのが一番皺が取れやすいですよ
ネクタイかけにかけてる方を良く見かけますが、巻き巻きが最も状態を保つのに
適しているそうですご主人・彼氏・友達にアドバイスして見てくださいね
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