気分転換のため川まで散歩 の巻 | レジン作家 kumaさんのWeblog

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夕べ、1時間ほどかけてブログを書いてたんだけど
うっかりほかのページを開いちゃって
書きかけのカキコミが消えて、がっくりきて
カクテル飲んで寝ちゃった。

で、今日は昨日書こうと思ったことを書いていきますさ。



テキスト本の撮影が終わってホッとしたのか
このところなにやらぼんやりとすることが多くなり
気がつくと2chのまとめなどをながめていたりする。

でもやることは山ほどあるので、これではいかんなと思い
気分転換のため、近くの川まで散歩することにした。
昨日は台風の影響でもんのすごく強い風が吹いていたから
「こんな風の中をぐんぐん歩いたら気分も変わるんじゃない?」
そう思って肩掛けバッグにカメラを入れて出かけた。

アスリートのようにつま先に力を入れて
後ろにけり出すように大股で歩き
大きく腕を振って強い風の中をぐんぐんと歩いた。
うーーむ、これは爽快だヮ。



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ホタルの棲む渓流の両側は、きれいな水を利用した田んぼが広がる。
川筋は風がよく抜けるので、植えたばかりの苗も
木々も川原のアシも強い風にほんろうされて
まるで生きているように前後左右に大きく揺れ動いていた。

この強い風の中で、カルガモの夫婦がエサをついばんでいた。
彼らにとって強風はあまり関係ないのね。
かわいかった。

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川沿いの農道を歩いていると、農家の人が利用する
川に下りるための小道があちこちに作られてあって
そこから水の近くに下りてみることにした。
今年はやっぱり水が少ないね。

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気分転換のための散歩だから、普段あまりしないことをしてみよう
そう思って靴を脱ぎ、靴下も脱いで渓流に足を浸してみた。
めちゃめちゃ冷たい! でも気持ちがいい!
川に入るなんて久しぶりだ。

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冷たい水に足をつけ、すぐ横でたわわに実をつけた
オニグルミの樹を見上げながら
家を出る前に見てきた、当サイトの常連さんのブログのことを想い出していた。
その方は2年前に心の病気になってしまい
レジンでの創作もちょっとお休みしている。
今年になってから少しずつブログの更新回数が増えて
文章も長く、文体も明るくなってきていたのがうれしくて
またとてもホッとした。


ボクの中に同位元素を見つけるためか
心に傷を持つ人や、病んでしまっている人が
ボクのことを慕ってくれる。
その人たちのことをぼんやりと考えていた。

過食と拒食を繰り返しているあの人のこと
対人恐怖症で外に出ることができなくなったあの人のこと
パニック障害と戦っているあの人のこと
自傷行為が止められないあの人のこと
大キライと言いながらも、その親に愛されたくて苦しんでいるあの人のこと


どうして世の中にはこうも傷つき苦しんでいる人が多いのだろう?
しかもそうやって苦しんでいる人はみなとても心が優しくて
自分のことよりも人のことを第一に考えるいい人ばかりだ。
そして彼らを傷つけている人たちはその真逆の性格で
しかも自分が人を傷つけていることに気づいていない。
いや、わざと傷つけて喜んでいる人も多い。
かられはとても元気で行動的で、そしてお気楽な人ばかりだ。
世の中ってホントに不思議。


子ども会の役員をしていた時もそうだった。
行事に参加してくる子どもたちの中には
心配になってしまう子どもが少なくなかった。
どういうわけか目を見ると彼らがどういう精神状態なのかがわかる。
だからほっておけなくて、親元から離れていろんな体験をする
キャンプ行事に力を入れたり、中学生がストレスを
発散するための場所を作りたくて
子ども会の中にジュニアリーダーズクラブを強引に新設したりした。
彼らに自信と勇気と、行動力を身につけさせてあげたかった。
精神的にいっぱいいっぱいの子には
その子の存在そのものを肯定してあげるだけでもよかった。
「キミは今のままで生きていていいんだよ」 と。



散歩から家に帰るとなんの符合か、子ども会のキャンプに参加して
その後、ジュニアリーダーになってくれた女の子から
手紙が届いていた。
彼女は時々手紙やメールをくれ、今高校2年生になっていて
いろいろあるようだけれど、がんばってちゃんと生きている。
ボクにはもうそれだけで十分。
「がんばって」 と書いたけれど
本心は 「がんばらなくたっていいんだよ」 と思っている。
命を保っているだけでももう十分にがんばっているんだからさ
それ以上はがんばらなくていい。
今のままで十分。


心を病んでいる人たちの人生になにか意味があるのだろうか?
そう問われれば、「とても大きな意味がある。そう信じてる」 と
ボクは答える。
彼らの存在とその人生には、必ず大きな意味、意義があるんだよ。
絶対にね。


などと、エラそうなこと書いてすんません。



P,S,

手紙ありがとう。
返事を書くから、少し待っててね。