富山のリセッツ スリングアドバイザーの上田です。



私は、スリングの使い方アドバイスを専門にしていますが、その基本・ベースはもちろん「抱っこ」です。


「抱き癖」という言葉に、いまだに惑わされているママさんたちもおられますが、「抱き癖」というのは、すでに死語になりそうな言葉ですよ。


その言葉が生まれた背景には、西洋の子育て観の輸入や、戦争、ということがあるようです。


そもそも、赤ちゃんは、抱かれて育つもの。哺乳動物とは、母のぬくもりの元、育っていくのです。

それを「抱くことは悪」というように言われた歴史があるというのは、残念なことですね。



さて、その「抱っこ」ですが、


<赤ちゃんを泣かしてしまう抱っこ>


から、


<赤ちゃんを極上の眠りへと誘う抱っこ>


まで、ピンからキリまでありますね。



「私が抱いても泣くのに、おばあちゃんが抱くと泣き止むの。」


「なぜか、パパの抱っこが好きなのです。」


などなど、それは、抱っこの質と関係しているのかもしれませんよ。




その抱っこの質をお伝えするのも、私の役目ですが、今日は、「抱っこで寝た赤ちゃんを上手に下ろす方法」の裏技を、ほんのちょっぴりご紹介します。


抱っこの質に関しては、またいつの日か。


A子さん。赤ちゃんは生後1ヶ月。赤ちゃんはそろそろ重くなってきて、声にも張りが出てきて、泣き声も大きくなって来ました。

赤ちゃんは抱っこするとよく寝てくれます。


今日も、赤ちゃんを抱っこして、ゆらゆら揺れていたら、いつの間にか赤ちゃんは脱力し、寝た様子。


A子さんの心の声 「よ~し、下ろすぞ~。起きないでね~。そおっとそおっとそおっと下ろすよ~。」

A子さんのひそひそ声 「パパ~静かにしてね、今から下ろすから。だまっていて~。音も出さないで~。」


ママの体はがちがちです。

いつも、寝たはずの赤ちゃんをお布団に下ろすと起きてしまうから、今日も緊張しています。


ママは、ゆっくりゆっくりかがみこみ、赤ちゃんをお布団の上に下ろしたとたん・・・・・「ギャ~」と赤ちゃんが目覚めてしまいました。


そして、また抱っこでゆらゆら からはじめて・・・・しょぼん いつになったら下ろせるの~。泣きたくなるのはママだよね。



さて、A子さん、どうやって下ろしたかよく考えてみてください。


抱っこで寝た赤ちゃんを下に下ろすコツはいくつかあります。

リセッツでのレッスン内で実際に目の当たりにされて、目からうろこが落ちるママさんも多数。


今日は、その中のコツ(裏技)のひとつをご紹介します。



A子さん、静かに静かに赤ちゃんを下ろしておられましたね。


実は、これが、赤ちゃんを目覚めさせてしまうひとつの要因だと私は考えています。


赤ちゃんに黙ったまま下に下ろそうとすると、「だまされた!」というような感覚と言いますか、急に、自分のおかれた環境が変化しすぎることに対して、驚きすぎるのだと思うのです。


ですから、裏技のひとつは、「おろすね~。」などと、ぜひ声をかけてあげてください。


せっかく寝た赤ちゃんに声をかけるなんて!それで起きるんじゃないの?!と思われるかもしれませんが、大丈夫です。


ゆらゆら揺れているときから、話しかけていると、自然に受け入れられるはずです。


細かい実践は、ぜひリセッツで!!そのほかのコツも合わせると、ほとんど大成功いたします。


おためしあれ