昆虫は、脚を動かさずに推進するという高等技術を身につけていた!?
nature 2005年9月29日号
アメンボなどの水面を歩く昆虫は、表面張力を利用して体重を支え、脚を動かして水面を移動する。
しかし、水面が陸にふれる縁にできる「メニスカス(水面が急にもり上がる部分)」は、体長が数ミリメートル程の昆虫にとって、すべりやすい急斜面のようなもので、前述の方法では登るのが困難である。
アメリカ、マサチューセッツ工科大学のフー博士らは、昆虫がどのような方法でメニスカスを乗りこえるのかについて、実験と理論の両面から研究を行った。その結果、メニスカスに近づいたとき、昆虫が脚を使って水面を変形させ、そのとき発生する毛管力を使って推進していることがわかった。
このとき昆虫の速度は毎秒10センチメートルに達し、これによりメニスカスを一瞬のうちに登り切ることができるという。
この発見は、昆虫が脚を動かさずに推進するという巧妙テクニックを身につけていることを示し、昆虫の常識はずれの能力を示すものとして注目を集めている。
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地球上に存在する個体数では人間よりはるかに多く、地球を支配している生物の一つと言っても過言ではない昆虫。
私たちにとって非常に身近な存在なのに本当にミステリアスな存在です。
ハエは足の先で味覚を感じ、アリは体重の100倍以上のものを運ぶ。
黒いあいつは頭が取れても三日は生きるらしいし、そもそも昆虫の祖先の始まりって解明されてないんですよね。
おもしろいですよね~(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆