バッタは体内のセロトニン濃度によって、行動パターンが変化するようだ。
Science 2009年1月30日
砂漠地域に生息するある種のバッタは、単独で行動するときと集団で群れをなしているときでは、外見や行動のようすがまったくことなる。
このような変化がおきるしくみについては、これまでよくわかっていなかった。
イギリス、オックスフォード大学のアンステイ博士らは、バッタの行動に「セロトニン」という神経伝達物質が関与していることを発見した。
単独でいるバッタを集団の中に置くと数時間で行動が変化し、その間に体内のセロトニン濃度が上昇していた。また単独でいるバッタにセロトニンを注射したところ、バッタの行動が集団型に変化した。
バッタは集団の中に置かれることで、ほかのバッタを見る、においを感じる、接触するといったさまざまな刺激を受け、セロトニン濃度が上昇するのだという。
さらに研究が進めば、バッタが群れになったり単独で行動したりすることを制御できるかもしれない、と博士らは考えている。
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セロトニンと言えば、人間においては睡眠や体温調節などに関わってくる神経物質のはず。
私的には、セロトニン=睡眠系の物質という認識で疑いもしてませんでしたから、バッタの群衆行動に関わっているなんて夢にも思わなかった。
こんな意外すぎる事実を発見するに至った博士らは本当にすごい!
バッタのことが分かったからなんだっていうんだ!と思う方もいるでしょうが、
科学ってのはそうゆうものではないんですよ。出発はロマンでいいんです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
アインシュタインの特殊相対性理論だって当時は何の役にも立たなかった。
でも、現在のGPSを使ったカーナビなどの機器は、この特殊相対性理論をしっかりと計算に入れないときちんと動作しないそうですよ。
そうゆうこともあるんです!
いいーんです!
むむっ