人口密度と雲の発生率は関係がある!?
「太陽光を吸収したり反射したりする、ちりのしくみがわかってきた。」
Science 2008年8月15日
人間が大気中に放出する微細なちりのことをエアロゾルという。
このエアロゾルは、大気中の水蒸気を集める核となって、雲を発生させる。
つまり人間の密集している地域は雲を発生させやすく、その他さまざまな条件(気温や湿度)と組み合わせて考えることによって、長期的な天候予想を可能にすると期待されています。
しかしエアロゾルには、雲を成長させて
太陽光をさえぎる効果(冷却効果)
と、
太陽光を吸収する効果(温暖化効果)
の相反する二つの効果があるそうです。
そのため、大気中のエアロゾルが気温にどう影響するのかを予測することはむずかしかった。
そこでイスラエル、ワイズマン大学のコーレン博士らは、エアロゾルの二つの性質をモデル化し、アマゾン上空の気象変化にあてはめた。
すると、上記の二つの効果は、大気中のエアロゾル濃度に対してそれぞれ変化することがわかった。
周囲の大気の環境とエアロゾルの量によって、大気が冷却されたり、温暖になったりする効果が連続的にあらわれていたという。
人間が放出するエアロゾルは、音質効果ガスと同じくらい、気候への影響力をもつといわれている。
人類の活動が気候変動にあたえる影響が明らかになるかもしれない、と博士らはのべている。
ちなみに現代において、長いこと地球温暖化の危機が叫ばれているが、地球の歴史から長期的な視点で見ると、今は比較的寒い時期であり、下手したらここ200年以内に氷河期の始まりが訪れる可能性があるという。
これコーレン博士とかは関係ないです。どちらかと言うと都市伝説に近い話ですが、スペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏も
この氷河期に備えて、火星への移住をすでに押しすすめているという。