赤米のもつ、着色に関係した遺伝子の変異から白米は生じたらしい。
The Plant Journal 2007年1月

 

たちが日常食べている白米の祖先は、実は赤米などの色がついている着色米であるらしい。


業生物資源研究所の門脇光一博士らは、イネの全ゲノム情報をもとに、(ゲノム情報=遺伝情報)着色米から白米が生じた進化の原因解明に成功した。

 

博士らは、赤米がもつ着色に関連した2種類の遺伝子「Rd」「Rc」を発見し、解析を行った。

そして、赤米のRc遺伝子に変異が生じた結果、白米が誕生したことを突き止めた。

さらに、

 

色米にかわり白米がコメ栽培の主流となったのは、赤米の変異から偶然生じた白米の味がよく、農民が積極的に選んで育成したためであると博士らは推測した。

 

一方、主役の座を奪われた赤米は、カテキンなどを豊富に含むため、抗酸化機能に富んでいる長所があるという。

今回の研究成果は、味のよい白米と、カテキンをもつ赤米をあわせ、おいしくてかつ抗酸化機能のあるコメの育種につながるかもしれない、と博士らは考えている。

 


ちなみに私は白米があんまり好きではないのですが、

麦飯、雑穀米などは大好物というよくわからない好き嫌いがあります(w_-;