最高気温が６°ですって
お昼頃は雪が降ってましたよ
しばらくは寒さが続きそうなので気をつけてくださいね
今回のブログは
『ぽっこりお腹の恐怖』
勉強会では骨盤の前方移動についてご質問がありました
「骨盤が前方移動しているアライメントで膝を曲げて代償している患者さんが居るのですがどこの負担が強くなりますかね？」
という内容
実際にそのアライメントを再現してみます
骨盤前方移動
股関節伸展
膝関節屈曲
上半身は写真に入らなかったのですが
腰椎・胸椎後弯
肩甲骨外転
頭部前方移動
この姿勢ですと太ももの前、大腿四頭筋の伸張性タイトネスが高すぎますね
スクワットして立ってるのと同じくらいキツイです
外腹斜筋・内腹斜筋以外の腹筋群・膝関節伸展筋群・股関節屈曲筋群
胸椎伸展筋群・肩甲骨内転筋群・頭部前方移動の改善など鍛えるところがたくさんありそうですね
まずは骨盤の前方移動を支えられるようにしないと過緊張している大腿四頭筋を鍛えるのもキツイと思います
それと、別の患者さんから
「ぽっこりお腹ってなにがやばい？」
と聞かれたのでぽっこりお腹の恐怖についてご説明します
もう一度最初の写真を見てください
お腹ぽっこりしてるように見えませんか
実はぽっこりお腹も姿勢から生じるんです
骨盤前方移動とぽっこりお腹って関係なさそうですが、どちらも腹筋群の筋力低下があります
ぽっこりお腹の原因は内臓下垂
赤は骨盤と脊柱
青は胸郭
緑は内臓
姿勢が悪くなることで脊柱が後弯すると猫背になったりします
猫背になると肋骨周りの胸郭も下がります
そうなると胸郭の中にくっついている横隔膜も下がります
横隔膜が下がると横隔膜よりも下にある胃や腸も骨盤に向かって下がってしまいます
骨盤も骨なので下がってしまった内臓を抑えられますが、お腹には脊柱も肋骨もないため腹筋群の筋肉で内臓を抑えるしかありません
もしこの腹筋群が弱くなっていたら…
ぽっこりお腹になってしまいます
ぽっこりお腹の恐怖というのは内臓下垂まで生じていること
姿勢が悪いだけではなく、内臓が下がっていると腸の働きも弱くなりますし、骨盤底筋群の圧迫により上手く使えなくなってしまいます
お腹に腹圧をかける時に使えない状態なのでトイレの時のふんばる力や、尿もれを抑えられない原因にもなるんです
この状態では腰痛も改善しませんし、横隔膜が下がるので呼吸だって浅くなってしまいます
…ぽっこりお腹って怖くないですか？
？でもみなさんぽっこりお腹を改善する方法は知っています
お茶のCMで腹囲を測るときだけお腹を凹ませているのをやっていましたが、お腹を凹ませられますよね
この動きに横隔膜と骨盤底筋群合わせると腹式呼吸をしながらドローインエクササイズになるわけです
ぽっこりお腹では姿勢から内臓までの影響があるので姿勢を支える筋肉と、内臓を支える筋肉を鍛えて戻さないといけないんです
ぽっこりお腹の改善で腹筋のエクササイズだけをしている方もいますが、腹筋の下にある腹筋のインナーマッスルを鍛えないとお腹は凹みません
ぽっこりお腹のまま腹筋をしてもお腹凹んでないですよね
凹ませるのは腹横筋（ふくおうきん）なので腹筋のエクササイズだけでは鍛えられません
ドローインをしないとダメです
ちなみにドローインは電車の中やデスクワーク中には腹式呼吸を伴うので出来ませんよね
鼻から吸ってお腹を膨らませて
口から吐いてお腹を凹ます
のがドローインですから、この呼吸法を省きます
電車の中やデスクワーク中にはお腹を凹ませて戻す
また凹ませて戻す
というように、腹横筋の収縮を促すエクササイズもあります
腹式呼吸によってお腹を膨らませたり凹ませたりするのは横隔膜と骨盤底筋群の収縮を促すためなんです
凹ませるだけでも腹横筋は効果的なのでぽっこりお腹の対策はドローインやお腹を凹ますことを意識して行なってください
ドローインやお腹を凹ますことで便通の改善があったり、ウエストがとても凹むのでウエストのサイズダウンにもなります
動画のようにドローインが出来ないときはお風呂の中で水圧を利用して行なうとすごくお腹も凹むので試してみてください
ぽっこりお腹のままでは腰痛の原因にもなるし、内臓にも負担が掛かっているので改善していきましょう
今日も差し入れをいただきました
ニューヨークチーズケーキ
フロマージュの新しいやつなんですかね
このシリーズ美味いです
いつもありがとうございます
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