本誌発売のタイミングと合ってないお話ですがwww
作っちゃったのでup。

キョコさん自覚後です。


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「すみません敦賀さん、お食事お待たせしてしまって!!

………って、あれ?敦賀さん…?」


既に定番となっている、敦賀さん宅での夕食作り。
敦賀さんへの自分の気持ちを自覚したけれど、とてもじゃないけど叶えられるとは思えない。
でも、せめて今だけでも近くにいたくて…。
この夕食作りの時間は、私の貴重な「思い出作り」の時間でもあった。


夕食を作り終えた私は、敦賀さんと食事をとろうと家主を探す。
さっきまでリビングのソファに座っていたはず…と、ソファの後ろから近付いてみても、背中どころか頭も見えない。
不思議に思いさらに近づくと、ソファに横たわり寝ている敦賀さんを発見した。

「敦賀さん、寝ちゃってる…」

後ろからでは背もたれの死角になり、見えなかったのだ。

敦賀さんは最近ますます忙しさに磨きがかかり、事務所でもなかなか見掛けることは難しかった。
多分疲れがたまっていて、寝てしまったのだろうか。


前に回り込み、座る。

目線の先には、敦賀さんの寝顔。

いけない、と思いながらも、私の鼓動が早まっていくのがわかる。

少しだけ…。

おずおずと手を伸ばし、敦賀さんの髪に触れる。
柔らかい髪の感触が、私の手のひらに伝わる。

「敦賀、さん……?」

「…………」

反応はない。

早く起こさなきゃ…、でももう少し見ていたい。


敦賀さんの寝顔を見たのはダークムーンの撮影時以来。

現場でも気を抜かず、寝顔なんか見たことがないと、女性スタッフさんや女優さんから聞いたこともある。

――寝顔を見たのは、私だけなのかな。

自分の気持ちを自覚した今だからこそ、そんなことを考えるのかもしれない。



整った顔立ち。
長いまつげに、瞼には二重の跡。
すっと通った鼻筋は、日本人離れしていて。
薄すぎず厚すぎない、張りのあるきれいな唇は、無防備にこちらを向いている。


敦賀さんの頭を撫でながら、唇に目を奪われる。

「敦賀さん、寝てます、よね…?」


―――こんなこと、イケナイのに。

止まらない。止まれない。



少しずつ近付き、微かに唇と唇が触れる。
本当に触れるだけのキスだけど。

これも、私の「思い出」にするんだ。


満足して顔を離すと、寝ているはずの敦賀さんと目があった。


……。


「――え、えぇぇぇえ!?


ど、して…!」

もしかして、最初から寝ていなかったの!?

顔を真っ赤にして抗議の目で見ると。

「お姫様のキスで、目が覚めたんだよ?」

と、艶めいた表情でこちらを見ながら敦賀さんが言った。


こんなことじゃ、私の気持ちは筒抜けで。


ただただ赤くなって、その場で小さくなるしかなかった。









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なんというか、こういう良いところでぶったぎるのが好きみたいです、私(^^;


最近クレパラを読んでいまして、その中で「竜二の寝顔を見たのは司だけ」みたいなエピソードがあったので、それをスキビで妄想してみましたwww

クレパラ読み終わったら、頂いていた150名リク書き進めていきますね~。

↑前にも読んだはずなのに、結構頭から抜けていまして、今のままじゃ書けませんでしたwww