ブログ「降っても晴れてもスキ日和」のしずかさんから、素敵なお話頂きました(*≧∀≦*)
アメンバー様250名突破記念企画でございます!!凄い♪
いそいそとリク権強奪いたしましたーvV
『付き合いたてのぎくしゃくした蓮キョにプライベートで温泉旅行に行ってもらいたい』
という私のリクを叶えてくださいました♪
んもう、しずかさん大好きです(*≧∀≦*)
これからも仲良くしてくださいvV
それではどうぞ~!
*******************
-ちゃぷん-
さらさらと肌に馴染む手触りが心地好い。
硫黄独特の香りと、蒸気で視界が限られた視界の中で微睡みそうになり、蓮は両手で掬った湯で顔を濯いだ。
来る訳ない、よな……
やっとの想いでの恋人となってくれた俺の最愛の人、最上キョーコ。
彼女を温泉旅行に連れて来る事が出来るなんて……浮かれ笑いが抑えても後から湧いてくる。
だが。
彼女は…俺と二人きりで旅行するという意味がわかっているのだろうか?
彼女に行こうと告げた時はまさかOKが貰えるとは思わなかった。何かと理由をつけて断られるに違いないと思っていただけに嬉しい反面、俺に対して、こう、何て言うか、意識、とか?警戒心、とか?そういう気持ちはないのか?とか。いささかあっさり過ぎて、肩透かしを喰らった気分だ。
彼女の返事ときたら…
~~~~~~
『最上さん。次のオフは俺と温泉旅行に行かないか…?』
『えぇっ?敦賀さんが……温泉ですか!?でも、大騒ぎになるのでは…』
『ずっと、休みが取れたら君と行きたいと思ってたんだ。もちろん敦賀蓮とわからない姿でね。一緒に…行ってくれる……?』
『……そうだったんですか……!!(憐れむような顔)はい!もちろんです!それは是非とも行っていただかないと!!私もお供しますから!!』
『いや、お供って…そんなに固くならないで。え!?本当に行ってくれるの?ありがとう。嬉しいよ…!久しぶりに二人きりでのんびりしようね?』
『敦賀さん………そうですね!!思う存分!!のんびりしましょうね!! (*^□^*)』
~~~~~~
はあぁーー…
深いため息をひとつ。
…何かが違う気がする。
やけに熱心に見つめてくると思ったら…。最上さんは俺の事(敦賀さんが温泉だなんて…お忙しいからお疲れなんだわ…)とかいう眼で見ていたに違いないんだ……!
体調を心配してくれるのは嬉しい。でも彼女はこの温泉旅行に恋人同士の甘い雰囲気なんてこれっぽっちも感じてくれて無いんじゃないだろうか…?
それを確かめたくて、宿に着いて早々に温泉に入る事を告げた。
「一緒に入らないか?」
と…
彼女は
「………へ?」
と言ったまましばらく固まった後
「そ、そんな…個室の温泉とは言え久遠さんと一緒にだなんて…破廉恥ですよ!!私にはそんな事……////」 「そうか…一緒だったら日頃の疲れも一気に吹っ飛ぶだろうな、なんて思ったけど…キョーコが嫌なら仕方ないね…」
「…うぅ…」
「…一人で、入るよ…」
そう言って、彼女に背を向けて温泉まで来てしまったのだ…
湯舟に映った金髪碧眼の顔が軽く拗ねている。自覚はあるさ。
何やってんだ俺…
焦っても仕方ないだろう?
彼女の心は俺の物だって、やっと確かめる事が出来たばかりじゃないか……!
今はそれで十分。少しずつ、進んで行こう。過度な期待は身を滅ぼすのだ。
平常心、平常心。
さて、十分堪能したし、そろそろ上がらないと……
「久遠さん…」
…え?
聞こえるはずのない声が発した方に振り向くと、
戸口に立っていたのは
バスタオルを身体に巻き付け頬をほんのりと染めたキョーコの姿だった…
君って娘は……ホントに今の状況がわかっているのかーーー!?
つづく
*******************
お話はすでに完結しています!!
続きをすぐに読みたい方は、しずかさんのブログ「降っても晴れてもスキ日和」へ!!(*≧∀≦*)
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来る訳ない、よな……
やっとの想いでの恋人となってくれた俺の最愛の人、最上キョーコ。
彼女を温泉旅行に連れて来る事が出来るなんて……浮かれ笑いが抑えても後から湧いてくる。
だが。
彼女は…俺と二人きりで旅行するという意味がわかっているのだろうか?
彼女に行こうと告げた時はまさかOKが貰えるとは思わなかった。何かと理由をつけて断られるに違いないと思っていただけに嬉しい反面、俺に対して、こう、何て言うか、意識、とか?警戒心、とか?そういう気持ちはないのか?とか。いささかあっさり過ぎて、肩透かしを喰らった気分だ。
彼女の返事ときたら…
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『えぇっ?敦賀さんが……温泉ですか!?でも、大騒ぎになるのでは…』
『ずっと、休みが取れたら君と行きたいと思ってたんだ。もちろん敦賀蓮とわからない姿でね。一緒に…行ってくれる……?』
『……そうだったんですか……!!(憐れむような顔)はい!もちろんです!それは是非とも行っていただかないと!!私もお供しますから!!』
『いや、お供って…そんなに固くならないで。え!?本当に行ってくれるの?ありがとう。嬉しいよ…!久しぶりに二人きりでのんびりしようね?』
『敦賀さん………そうですね!!思う存分!!のんびりしましょうね!! (*^□^*)』
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はあぁーー…
深いため息をひとつ。
…何かが違う気がする。
やけに熱心に見つめてくると思ったら…。最上さんは俺の事(敦賀さんが温泉だなんて…お忙しいからお疲れなんだわ…)とかいう眼で見ていたに違いないんだ……!
体調を心配してくれるのは嬉しい。でも彼女はこの温泉旅行に恋人同士の甘い雰囲気なんてこれっぽっちも感じてくれて無いんじゃないだろうか…?
それを確かめたくて、宿に着いて早々に温泉に入る事を告げた。
「一緒に入らないか?」
と…
彼女は
「………へ?」
と言ったまましばらく固まった後
「そ、そんな…個室の温泉とは言え久遠さんと一緒にだなんて…破廉恥ですよ!!私にはそんな事……////」 「そうか…一緒だったら日頃の疲れも一気に吹っ飛ぶだろうな、なんて思ったけど…キョーコが嫌なら仕方ないね…」
「…うぅ…」
「…一人で、入るよ…」
そう言って、彼女に背を向けて温泉まで来てしまったのだ…
湯舟に映った金髪碧眼の顔が軽く拗ねている。自覚はあるさ。
何やってんだ俺…
焦っても仕方ないだろう?
彼女の心は俺の物だって、やっと確かめる事が出来たばかりじゃないか……!
今はそれで十分。少しずつ、進んで行こう。過度な期待は身を滅ぼすのだ。
平常心、平常心。
さて、十分堪能したし、そろそろ上がらないと……
「久遠さん…」
…え?
聞こえるはずのない声が発した方に振り向くと、
戸口に立っていたのは
バスタオルを身体に巻き付け頬をほんのりと染めたキョーコの姿だった…
君って娘は……ホントに今の状況がわかっているのかーーー!?
つづく
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