「あれ?キョーコちゃん、香水かなにかつけてる?」


『可愛いのを見つけたから』と、モー子さんに貰ったプレゼント。
それは、おとぎ話に出てくるようなメルヘンなデザインの小瓶に入った、香水だった。
使い慣れない香水に対して社さんが真っ先に反応したため、私は挙動不審になってしまった。


「こっ、香水なんですがっっ!!
く…臭いですか…っっ!?」


「プッ…!
『臭い』なんて~!!

フワッと良い香りがしたけど、いつもこの香りだったかな?って思っただけだよ~!」


うーん良い香り、と、社さんは手をパタパタと扇ぐようにして私の香水の香りを確かめる。


「今まで香水なんてつけたことがないもので、加減がわからなくて……///

って、敦賀さん………?」


敦賀さんは、扇ぐ社さんの腕を軽く掴み、動きを止める。


「蓮…?」

「社さん、その動きやめましょうか」キュラキュラ


な………!?
どうしてここで似非紳士スマイルーーー!?


「最上さんも、香水なんかつけなくていいよ。


君自身、とっても良い香りなんだから」


「…ア……アリガトウゴザイマス……」


香り!?
私自身の香りって、何~~~///!?


ぐるぐるしている私に、敦賀さんはさらに追い討ちをかける。


「ほら…今日も、香水に混じって君の匂いがしてる……」


そう言うと、私の両肩を掴み首を項垂れるように落として、私の首の後ろ、うなじの辺りの匂いを嗅いだ。


「つっっっっつるがさぁぁぁぁん!?!?///」


「今日は香水のせいで、この位近付かないと分からないね」


敦賀さんは
「つい、甘い香りに誘われちゃったよ」
と言いながらすぐに離してくれたけど、隣の社さんは砂吐きまくりで…。


私は二度と敦賀さんの前では香水を付けないと心に決めたのだった。





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昨夜は文章打ってる最中に、寝落ちしました…(;つД`)

香水は、大好きなアナをイメージvV