ひとつ前の記事からの続きですが、私の誕プレ♪
なんとなんと、ブログ「雪月花―skipbeat◆Nijinovel―」の蒼禰さんからもプレゼントSSが!(*≧∀≦*)
(またもやリンク貼れず…(`ロ´;)すみません…)


こちらは、私が蒼禰さんの記事を読もうとお邪魔したら発見www
サプライズでした♪


ちゃっかりキッチリ頂きました、ありがとうございますvV

では、どうぞ!

*********************


HAPPY birthday (久遠×キョ)


※成立後のお話です。



◆◆◆



『誕生日』



それは毎年、必ず訪れるもの。


苦い記憶も、甘い記憶も全部ひっくるめて繋がれる日。


(小さい頃はいつもお留守番ばかりだったなぁ‥)


ちょっぴり苦い記憶も、今は大切な糧になって。


私は、スポンジケーキに生クリームを塗る作業の手を止め、ほんの少し指で掬って味を確かめる。


「ふふっ‥上手く出来たかな?喜んでくれると良いなぁ」


予想以上の出来に、思わず笑みが零れる。


「キョーコ‥そのケーキ‥誰の?」


ちょうどケーキが出来上がった瞬間に、ひょっこりと姿を現した彼に、私は悪戯っぽく笑ってみせながら


「大切な人への‥ケーキよ」


と言った。


「俺よりも?」


私の言葉に彼もまた悪戯っぽく笑った。


私は彼の笑顔を見て


(今は、このケーキが誰の為のケーキか知っているから、笑ってくれているけど‥内緒にしてた時は大変な目にあったなぁ‥//)


‥思い出さなくてもいい事まで思い出してしまい、知らずに顔が朱くなる。


「キョーコ‥顔赤いよ?」


「久遠が意地悪を言うからよ//」


クスクスと笑いながら(絶対に分かってて言ってる♯)私を抱き寄せる彼に、私はポーズでプンプンと怒る。


「ごめんね。でも良いなぁ‥キョーコの手作りケーキ。俺も食べたいな」


「久遠には誕生日が来たら作ってあげるね‥と言いたい所だけど‥今年からは特別ね」


ジッと子犬のような瞳で、ケーキと私を交互に見つめる彼に‥ちょっぴり照れながら、私は食器棚に隠していたプチケーキを取り出す。


彼は、私が取り出したプチケーキを見て、ふわりと優しい表情を浮かべた。


「ああ。今年からは特別だね。‥大切な存在が増えたから」


「うん」


私は、久遠の肩にコテンと寄りかかりながら


リビングルームの、揺り籠に眠る‥小さな存在を見つめた。


『お誕生日おめでとう』
(HAPPY birthday)


私達にもあなたにもこれから先たくさんの記憶が紡がれていくだろう。


でもだからこそ
繋いでいきたくて。


あなたが
生まれて来てくれた日を‥



fin




*********************



実はこの作品、しずかさんのところでハピバ記事を見た蒼禰さんが、私が以前しずかさんへプレゼントしたハピバイラで妄想してくださったのです(//∇//)



蒼禰さん、いつも作品読んでますvV

これからもよろしくお願いしまぁす(*≧∀≦*)