以前書いた「鍵」の続編ですー。
もう覚えてないってね(^^;
一話目も読んでもらえると嬉しいです♪




******************







私の誕生日から1ヶ月余りが経過した。


頂いたジュエリーケースにはまだ鍵が掛かったまま、多忙な敦賀さんともなかなか会えずにいた。






…最後に会ったのは、1月中旬にホテルで行われたLMEの新年会。


あの誕生日以降に初めて会うということで、私はひどく緊張していたのに、
敦賀さんは私のことなんか何一つ気に留めていない様子だった。



気がつくと、敦賀さんの後ろ姿ばかり目で追っている私がいる。


目が合うことはなかった。

それだけじゃない。
沢山の綺麗な女優さんたちに囲まれていて…。




――――意識しているのは、私だけ――――



敦賀さんは、どういうつもりであの鍵の掛かったジュエリーケースを私に渡したの?

私は敦賀さんと話したくて、二人きりになれるタイミングを図っていた。




ところが、少し目を離した瞬間に、敦賀さんを見失った。

視界に見えるのは、社さんだけ。


「…っ、社さんっ!!」


慌てて駆け寄る。

「社さんっ、敦賀さんは…!?」



まさか、女優さんと2人で別行動、なんて…。


「え?
蓮なら、少し休みたいって、1人で会場の外の廊下に出ていったよ?」



1人…。

明らかにホッとしてる、私の心。



「ありがとうございます!!」





私は社さんにお礼を言いながら、敦賀さんに会うため、会場の外に向かって駆け出した。






続く
*****************





あまり進んでないですね。
すみません(>_<)