ブログ『現実と妄想の狭間』の朱烙さんより、またまた素敵なお話頂きました(≧∀≦)
今回はアメンバー300人記念という事で、リク募集にがっつり行かせて頂きました~♪
私がお願いしたのは『蓮orキョーコが一日子供(赤ちゃんでも可)のお守りをすることになり、二人で子育ててんてこまい』でした。
朱烙さん、ありがとうございましたぁ!!(≧▽≦)
それではどうぞ!
~思いもよらないデビュー戦(前編)~
*********************
今日は珍しくオフの日・・・社が自分の姪御の面倒を頼まれたと愚痴を零していたのを思い出し、蓮はそっと微笑んだ
以前社から見せて貰った社の姪御『万葉(かずは)』キョーコと2人で見て、何となく嬉しかったのを覚えている
「そうか・・・最上さんが、万葉ちゃんを見ていつもより雰囲気が柔らかくなったからか・・・」
携帯の写メを見て、キョーコが『赤ちゃんいいなぁ・・・』と呟くのを聞いて、ウッカリ『じゃぁ作ろうか?』と言いそうになった自分が恥ずかしかった
勿論口にはしなかったけど、社さんには『お前、今絶対、なら作る?って言いそうだったろ?』と突っ込まれた
社さん・・・あの人、機械破壊タイプと言い本当に地球人なんだろうか?とうっかり疑問に思った
「そう言えば・・・最上さんも今日はオフだって言ってたよな・・・?」
社の姪御を一度でいいから見てみたい!!そう羨ましそうに呟いていたキョーコを思い出した蓮は、そのまま携帯を取り出し社へとかけたのだった
一通りの準備をした蓮が、キョーコを迎えに行くべくウキウキと車を走らせていた
電話越しで伝えた時のキョーコの嬉しそうな声が忘れられない、『本当ですか!?うわぁ・・・嬉しいです!!ありがとうございます!!』
自分の行動がキョーコを喜ばせている・・・その事実が嬉しくて、蓮は1人思い出しては頬が緩むのを止める事が出来なかった
蓮がだるまや傍の待ち合わせ場所に到着すれば、簡単に変装?のようなモノをしたキョーコが既に待っていた
軽くクラクションを鳴らして到着したことを教えれば、すぐさま駆け寄りドアを開いて中へと入って来た
「ごめんね遅くなって」
「いいえ、私が早く来過ぎてましたので気になさらないでください」
「そう・・・?じゃぁ社さんにお土産を買って行こうか?」
「はい!!あ・・・それに、万葉ちゃんにも何かプレゼントを買いたいのですが・・・」
どこかお店に寄って頂いても宜しいでしょうか?と言うキョーコに、蓮も『そうだね、じゃぁ俺の知り合いの店に行こうか?』と言って車を走らせたのだった・・・
蓮の知り合いの店、と聞いてある程度の覚悟はしていたものの・・・いざその店舗の前に来たキョーコは一瞬眩暈を起こすかと思った
「どうしたの?最上さん?」
蓮が心配そうに覗き込むんでそう聞くとキョーコは何とか腹に力を入れ姿勢を正すのだが・・・
「あの・・・ですね、敦賀さん・・・」
「うん?何かな?」
「私・・・生後5ケ月の赤ちゃんへのプレゼントを買いたいのですが・・・・」
「あ、うんそうだね、安心して?ここベビー用品もちゃんと置いてるから」
服や宝飾がメインのように見えるけど、全てに手を伸ばしているんだよ?と何事もなく言う蓮にキョーコは内心滂沱の涙を流す
(可愛いぬいぐるみ・・・と思ったのに、これじゃハンカチ1枚も買えるか微妙だわ・・・・)
そんなキョーコの内心落ち込みなどいざ知らず、蓮が優雅にエスコートしながら2人でアルマンディ店舗の中へと入って行ったのだった・・・
「いらっしゃいませ、敦賀様最上様、ご希望のお品は此方の方に準備してございます」
別入口から店舗へと入り、これまた誰とすれ違うことなく案内されたのは・・・アルマンディの応接室で、中 に入ると支店長のバッチを付けた男性がそう言って2人を迎え入れた
「突然無理を言って申し訳ありません。急に必要としたので」
「そうでございましたか、お気になさらず。どうぞお好きな物をお選び下さい」
そう言って支店長が隣の部屋の扉へと歩いて行く。その後に続いた蓮とキョーコだが、中に入るなり感嘆の溜息を漏らす
「うわぁ/////////可愛いっ!!凄く素敵ですっ!!!」
「こんなにあったんですね・・・正直驚きました」
「ふふ・・・そうでございましょう?お気に召して頂けたようで何よりでございます」
ではごゆっくりお選び下さい。そう言って脇に控える支店長を横に、蓮とキョーコは早速プレゼントを選び始めたのだった・・・
あれこれと悩んでいたのだが、蓮の『俺も一緒にプレゼントしていい?』と言葉に、キョーコは何とか無事にプレゼントを選ぶ事が出来た
2人が選んだのは・・・万葉ちゃんが遊べるようにと、上質の絹で出来た絵本と、社の実姉であるお母さんが使えるようにと、ガーセとパイルのハンカチのセットだった
「あんまり沢山すると驚かれるしね?」
「そうですね(これだけでも既に驚愕の価格よ・・・)」
綺麗にラッピングしてもらっている間に、キョーコが外に出てから近くのスーパーで食材と社へのお土産を買う
そして買い物が終わり、店舗へと戻ると既にラッピングを終えたプレゼントを抱えた蓮が神々しい笑みを浮かべて自分を待っていた
「お待たせしました!!うわぁ///素敵なラッピングですね」
「うん、アルマンディ側も宣伝効果を期待しているみたいだったよ?」
さ、準備も出来たし行こうか?と、蓮とキョーコは荷物を乗せ・・・そしてようやく社のマンションへと移動したのだった
ピンポーン
車を近所の有料駐車場に停め、社のマンションに到着した2人は凄い勢いで部屋まで通された
相変わらずのその手腕に2人は内心舌を巻き、そして初めて入る社のマンションにちょっとだけ興味津々だった
「いらっしゃい~まぁ蓮のマンション程じゃないけど、少しは寛げると思うよ?」
そう言って通されたのは2LDKのスッキリとした部屋で、そのリビングで万葉ちゃんがスヤスヤと昼寝をしていた
「うわぁ・・・//////可愛い//////」
写真で見るより大きくなってるし、可愛いですね
本当に嬉しそうに微笑むキョーコに、蓮も社も思わず頬が緩む
「キョーコちゃんにそんなに言ってもらえるなんて・・・万葉は幸せ者だよ~」
「とりあえず・・・折角寝てるのを邪魔するのも何だから、こっちでお茶でもしませんか?」
最上さん、軽食買ってきてくれたんだよね?との蓮の言葉に、キョーコがハイと頷き万葉の元から離れると、テキパキと準備を始めた
「とりあえず・・・昼食を買ってきました。社さんさえ宜しければ、夕食は作らせて頂こうと思うのですが・・・」
「え?本当!?うわぁ~お兄ちゃん嬉しいよ!!」
台所の物は何でも好きに使っていいからね~~~!!とハシャグ社に、キョーコは嬉しそうに頷き、蓮も笑いながら頷いた
そのまま食事を食べ、全員がコーヒーを飲み始めた時、キョーコがプレゼントを思い出して社へと渡す
「これ・・・敦賀さんと私から、万葉ちゃんと御姉さんにです」
「え?うわぁ・・・わざわざごめんな!!でも嬉しいよ、きっと喜ぶよ~」
って、アルマンディ!?赤子と一般庶民にアルマンディ!?と驚愕する社が面白く、3人で大笑いをしたのだった・・・
「ふぇ・・・ふぇぇぇぇ・・・・・んあぁぁぁぁぁんんっっ!!」
盛大な鳴き声が響き、驚く蓮とキョーコを余所に社が『あ~起きちゃったか』と冷静に席を立つ
そして軽く背中を叩きながら蓮とキョーコの所へと連れて来た
「ほら・・・万葉、倖一叔父さんのお友達だよ~」
「あ~~~~」
社のその言葉に万葉が反応し、蓮とキョーコを見て声を上げる
「初めまして、万葉ちゃん・・・私はキョーコよ?宜しくね?」
「初めまして、万葉ちゃん。俺は蓮だよ?宜しくね?」
万葉にそう挨拶してそれぞれの手を差し出すと、万葉にキュッと握られた
「はぁぁぁ//////可愛い・・・//////」
「うわ・・・小さいな、俺の指1本持つので一杯一杯だよ」
珍しいものを見るように1つ1つを驚く2人を見て社は少しだけ可笑しくなった
天下の敦賀蓮と、新鋭実力派女優兼タレントの京子が赤ん坊に夢中だな
いつの間にか蓮やキョーコの膝の上にのって、一緒に何かをしている3人を見て社は1人ほのぼのとした空気を味わっていたのだった
「さて・・そろそろミルクの時間かな~?」
社がそう言ってミルクを作ろうかと席を立った瞬間だった
プルルルルルルルル
(あ、何か今出たら色々大変なことになりそうな気がする・・・)
社が瞬間的にそう思ったのだったが、何せ仕事で使っている携帯
オフとは言え、いつ何時どんな電話がかかってくるのかは判らないのだ
意を決して、ゴム手袋を装着してから通話ボタンを押すと・・・・やっぱり電話の相手は仕事先で
2~3やり取りをしていた社が、急に慌てだした
「え?今・・・からですか?い、いえ・・・ちょっと今手が離せなく・・・って、はぁ・・・え?ええぇぇぇ?」
ちょ、ちょっと待ってください!!と慌てて電話を保留して、ハシャグ万葉を見る
「・・・・寝る気なし・・・だよなぁ・・・」
「どうかしたんですか?」
「どうかされたんですか?」
ガックリと肩を落とす社を見て、蓮とキョーコがそう尋ねる
「いや・・・今から2時間くらい、打ち合わせをしたいって言われて・・・でも万葉が居るしなぁ・・・」
姉貴にはすぐ帰ってきてもらって・・とブツブツ言う社を見て、蓮とキョーコが顔を見合わせる
そして万葉を見てから、2人で何気なく頷くと社へと向き直った
「良かったら・・・」
「宜しければ・・・」
「「 俺(私)達2人で、万葉ちゃん見てますよ?」」
***************
今回はアメンバー300人記念という事で、リク募集にがっつり行かせて頂きました~♪
私がお願いしたのは『蓮orキョーコが一日子供(赤ちゃんでも可)のお守りをすることになり、二人で子育ててんてこまい』でした。
朱烙さん、ありがとうございましたぁ!!(≧▽≦)
それではどうぞ!
~思いもよらないデビュー戦(前編)~
*********************
今日は珍しくオフの日・・・社が自分の姪御の面倒を頼まれたと愚痴を零していたのを思い出し、蓮はそっと微笑んだ
以前社から見せて貰った社の姪御『万葉(かずは)』キョーコと2人で見て、何となく嬉しかったのを覚えている
「そうか・・・最上さんが、万葉ちゃんを見ていつもより雰囲気が柔らかくなったからか・・・」
携帯の写メを見て、キョーコが『赤ちゃんいいなぁ・・・』と呟くのを聞いて、ウッカリ『じゃぁ作ろうか?』と言いそうになった自分が恥ずかしかった
勿論口にはしなかったけど、社さんには『お前、今絶対、なら作る?って言いそうだったろ?』と突っ込まれた
社さん・・・あの人、機械破壊タイプと言い本当に地球人なんだろうか?とうっかり疑問に思った
「そう言えば・・・最上さんも今日はオフだって言ってたよな・・・?」
社の姪御を一度でいいから見てみたい!!そう羨ましそうに呟いていたキョーコを思い出した蓮は、そのまま携帯を取り出し社へとかけたのだった
一通りの準備をした蓮が、キョーコを迎えに行くべくウキウキと車を走らせていた
電話越しで伝えた時のキョーコの嬉しそうな声が忘れられない、『本当ですか!?うわぁ・・・嬉しいです!!ありがとうございます!!』
自分の行動がキョーコを喜ばせている・・・その事実が嬉しくて、蓮は1人思い出しては頬が緩むのを止める事が出来なかった
蓮がだるまや傍の待ち合わせ場所に到着すれば、簡単に変装?のようなモノをしたキョーコが既に待っていた
軽くクラクションを鳴らして到着したことを教えれば、すぐさま駆け寄りドアを開いて中へと入って来た
「ごめんね遅くなって」
「いいえ、私が早く来過ぎてましたので気になさらないでください」
「そう・・・?じゃぁ社さんにお土産を買って行こうか?」
「はい!!あ・・・それに、万葉ちゃんにも何かプレゼントを買いたいのですが・・・」
どこかお店に寄って頂いても宜しいでしょうか?と言うキョーコに、蓮も『そうだね、じゃぁ俺の知り合いの店に行こうか?』と言って車を走らせたのだった・・・
蓮の知り合いの店、と聞いてある程度の覚悟はしていたものの・・・いざその店舗の前に来たキョーコは一瞬眩暈を起こすかと思った
「どうしたの?最上さん?」
蓮が心配そうに覗き込むんでそう聞くとキョーコは何とか腹に力を入れ姿勢を正すのだが・・・
「あの・・・ですね、敦賀さん・・・」
「うん?何かな?」
「私・・・生後5ケ月の赤ちゃんへのプレゼントを買いたいのですが・・・・」
「あ、うんそうだね、安心して?ここベビー用品もちゃんと置いてるから」
服や宝飾がメインのように見えるけど、全てに手を伸ばしているんだよ?と何事もなく言う蓮にキョーコは内心滂沱の涙を流す
(可愛いぬいぐるみ・・・と思ったのに、これじゃハンカチ1枚も買えるか微妙だわ・・・・)
そんなキョーコの内心落ち込みなどいざ知らず、蓮が優雅にエスコートしながら2人でアルマンディ店舗の中へと入って行ったのだった・・・
「いらっしゃいませ、敦賀様最上様、ご希望のお品は此方の方に準備してございます」
別入口から店舗へと入り、これまた誰とすれ違うことなく案内されたのは・・・アルマンディの応接室で、中 に入ると支店長のバッチを付けた男性がそう言って2人を迎え入れた
「突然無理を言って申し訳ありません。急に必要としたので」
「そうでございましたか、お気になさらず。どうぞお好きな物をお選び下さい」
そう言って支店長が隣の部屋の扉へと歩いて行く。その後に続いた蓮とキョーコだが、中に入るなり感嘆の溜息を漏らす
「うわぁ/////////可愛いっ!!凄く素敵ですっ!!!」
「こんなにあったんですね・・・正直驚きました」
「ふふ・・・そうでございましょう?お気に召して頂けたようで何よりでございます」
ではごゆっくりお選び下さい。そう言って脇に控える支店長を横に、蓮とキョーコは早速プレゼントを選び始めたのだった・・・
あれこれと悩んでいたのだが、蓮の『俺も一緒にプレゼントしていい?』と言葉に、キョーコは何とか無事にプレゼントを選ぶ事が出来た
2人が選んだのは・・・万葉ちゃんが遊べるようにと、上質の絹で出来た絵本と、社の実姉であるお母さんが使えるようにと、ガーセとパイルのハンカチのセットだった
「あんまり沢山すると驚かれるしね?」
「そうですね(これだけでも既に驚愕の価格よ・・・)」
綺麗にラッピングしてもらっている間に、キョーコが外に出てから近くのスーパーで食材と社へのお土産を買う
そして買い物が終わり、店舗へと戻ると既にラッピングを終えたプレゼントを抱えた蓮が神々しい笑みを浮かべて自分を待っていた
「お待たせしました!!うわぁ///素敵なラッピングですね」
「うん、アルマンディ側も宣伝効果を期待しているみたいだったよ?」
さ、準備も出来たし行こうか?と、蓮とキョーコは荷物を乗せ・・・そしてようやく社のマンションへと移動したのだった
ピンポーン
車を近所の有料駐車場に停め、社のマンションに到着した2人は凄い勢いで部屋まで通された
相変わらずのその手腕に2人は内心舌を巻き、そして初めて入る社のマンションにちょっとだけ興味津々だった
「いらっしゃい~まぁ蓮のマンション程じゃないけど、少しは寛げると思うよ?」
そう言って通されたのは2LDKのスッキリとした部屋で、そのリビングで万葉ちゃんがスヤスヤと昼寝をしていた
「うわぁ・・・//////可愛い//////」
写真で見るより大きくなってるし、可愛いですね
本当に嬉しそうに微笑むキョーコに、蓮も社も思わず頬が緩む
「キョーコちゃんにそんなに言ってもらえるなんて・・・万葉は幸せ者だよ~」
「とりあえず・・・折角寝てるのを邪魔するのも何だから、こっちでお茶でもしませんか?」
最上さん、軽食買ってきてくれたんだよね?との蓮の言葉に、キョーコがハイと頷き万葉の元から離れると、テキパキと準備を始めた
「とりあえず・・・昼食を買ってきました。社さんさえ宜しければ、夕食は作らせて頂こうと思うのですが・・・」
「え?本当!?うわぁ~お兄ちゃん嬉しいよ!!」
台所の物は何でも好きに使っていいからね~~~!!とハシャグ社に、キョーコは嬉しそうに頷き、蓮も笑いながら頷いた
そのまま食事を食べ、全員がコーヒーを飲み始めた時、キョーコがプレゼントを思い出して社へと渡す
「これ・・・敦賀さんと私から、万葉ちゃんと御姉さんにです」
「え?うわぁ・・・わざわざごめんな!!でも嬉しいよ、きっと喜ぶよ~」
って、アルマンディ!?赤子と一般庶民にアルマンディ!?と驚愕する社が面白く、3人で大笑いをしたのだった・・・
「ふぇ・・・ふぇぇぇぇ・・・・・んあぁぁぁぁぁんんっっ!!」
盛大な鳴き声が響き、驚く蓮とキョーコを余所に社が『あ~起きちゃったか』と冷静に席を立つ
そして軽く背中を叩きながら蓮とキョーコの所へと連れて来た
「ほら・・・万葉、倖一叔父さんのお友達だよ~」
「あ~~~~」
社のその言葉に万葉が反応し、蓮とキョーコを見て声を上げる
「初めまして、万葉ちゃん・・・私はキョーコよ?宜しくね?」
「初めまして、万葉ちゃん。俺は蓮だよ?宜しくね?」
万葉にそう挨拶してそれぞれの手を差し出すと、万葉にキュッと握られた
「はぁぁぁ//////可愛い・・・//////」
「うわ・・・小さいな、俺の指1本持つので一杯一杯だよ」
珍しいものを見るように1つ1つを驚く2人を見て社は少しだけ可笑しくなった
天下の敦賀蓮と、新鋭実力派女優兼タレントの京子が赤ん坊に夢中だな
いつの間にか蓮やキョーコの膝の上にのって、一緒に何かをしている3人を見て社は1人ほのぼのとした空気を味わっていたのだった
「さて・・そろそろミルクの時間かな~?」
社がそう言ってミルクを作ろうかと席を立った瞬間だった
プルルルルルルルル
(あ、何か今出たら色々大変なことになりそうな気がする・・・)
社が瞬間的にそう思ったのだったが、何せ仕事で使っている携帯
オフとは言え、いつ何時どんな電話がかかってくるのかは判らないのだ
意を決して、ゴム手袋を装着してから通話ボタンを押すと・・・・やっぱり電話の相手は仕事先で
2~3やり取りをしていた社が、急に慌てだした
「え?今・・・からですか?い、いえ・・・ちょっと今手が離せなく・・・って、はぁ・・・え?ええぇぇぇ?」
ちょ、ちょっと待ってください!!と慌てて電話を保留して、ハシャグ万葉を見る
「・・・・寝る気なし・・・だよなぁ・・・」
「どうかしたんですか?」
「どうかされたんですか?」
ガックリと肩を落とす社を見て、蓮とキョーコがそう尋ねる
「いや・・・今から2時間くらい、打ち合わせをしたいって言われて・・・でも万葉が居るしなぁ・・・」
姉貴にはすぐ帰ってきてもらって・・とブツブツ言う社を見て、蓮とキョーコが顔を見合わせる
そして万葉を見てから、2人で何気なく頷くと社へと向き直った
「良かったら・・・」
「宜しければ・・・」
「「 俺(私)達2人で、万葉ちゃん見てますよ?」」
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