予言 | ひより軒・恋愛茶漬け

予言

みらいには

なにがあるのか。


ここから

みえるのは

なんだろう。


あの人の顔。


おまえのせいだ、と


泣きながら

わたしをたたく

あの人のフコウを


わたしは

ここで

受け止められるだろうか。


約束なんか

最初から ない。


だから

選択を迫られ続ける。


間違いじゃない よ


どんなことにも

きっと意味がある

なんて


だれかの遠い言葉にすがる。


血の流れない

黒いあざをおさえて

あの人を見上げる目に


哀れみが浮かばぬように


優しさがあふれるように


あの人だけが

わたしの

セカイとの

接点だから。