サンタさんへの手紙 | ひより軒・恋愛茶漬け

サンタさんへの手紙

「サンタさんへの手紙」

もうすぐクリスマス。
ワクワクする季節。

サンタさんも準備に忙しいから
そろそろ
みんなで手紙を書こうね。

用意した白い便箋に
欲しいものを
リクエスト。

長男は
「Nゲージをください。」
次男は
「ドラクエ8をください。」

パパがサンタだということに
まだ
気がついていない子供たち。

お願いの手紙は
それぞれ
赤と緑の縞靴下に入れ
クリスマスまで壁にかけておく。

じゃ、今年は
ママもお願いしてみようかな。
だめだよ。おとなは。
こどもだけだよ。
だめもと、ってこともあるし。
ま、いいじゃない。かかせて。

ママのお願いは秘密。
のぞいて見ちゃダメだよ。

すごく小さい字で書いた。
虫眼鏡で見えるくらいに。

「プロポーズしてくれた時の、笑顔をください。」

今年は壁に3つの靴下が
並んでぶらさがっている。

ママ
靴下が3つもあったら
きっと、サンタさん驚くね。
さあ、もう寝る時間だよ。

今夜は
子供と添い寝して
そのまま子供部屋で寝てしまおう。

遅く帰宅したあなたが
靴下のお願い事に気づいて
私を優しく
揺り起こしにくるまで

すてきな
ホワイトクリスマスを
思いえがきながら
じっと
夢の中で待っている。



これは、創作です。
ホントの話だと思われたら、恥ずかしい…創作です!