中3。
ゆうは部活もちゃんと頑張ってたんだよ!
新入生が入るにあたって、体育館で部活紹介を
やっていたときの事。。。。
1年生にしてはカラダも大きく、その学年のリーダー的存在の
男の子ナオキがゆうを指差し、大きな声で言った。。。
おい!
あの女スゲー可愛い!!!
それ以来、ナオキは暇さえあればゆうの教室に来た。
もちろん同じ部活に入って。
リーダー的存在のナオキがそんな事をしてるものだから、
周りの同級生も何となくゆうの事がきになってしまうらしく
その人数はどんどん増えていった。
気付けば同じ部活に入ってきた1年生15人に
告白されていた。
でもゆうはそれ程真剣に受け止めてなかったし、
そのうちすぐに冷めるだろうと思っていたので適当に
あしらっていた。。。
学校帰りは、後輩たちがゆうと一緒に帰りたいといい、
ぞろぞろとついてくる毎日。
隣を奪い合う後輩達を可愛い弟のように思っていた。
競争率があがって焦っていたのはナオキ。
しきりに俺の女だ!と言っていたけど、ゆうはそんなつもりはない。
ある日の学校帰り。。。
いつものようにみんなと帰ってきたけど、ナオキが
俺はゆうの家に寄っていく!なんて言い出した。
それを聞いてほかの子が帰るはずがない。
みんながゆうの家にあがった。
家にあがるなりナオキはゆうに抱きつく。
みんなは引き離す。
でもカラダの大きいナオキはみんなより強い。
ゆうの顔を掴むと無理やりキスしてきた!
みんなが唖然とする中、ナオキだけは得意げな顔。
ゆうはこの日以来、みんなの事をもっと真剣に考えようと
心に誓った。
付き合えない事を一人ずつに告げる。
大体の子はこれで引き下がった。
あきらめないのはただ一人。。。ナオキ。。。
次の日、
どれだけ本気かと言う事を見せたい。
と言われ、部活の前に校舎裏に呼び出された。
行くとそこには腕から血を流したナオキの姿が。。。