【魂の空模様】20170101

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《魂の空模様》Number.2182

《Tarot-12》
新年あけましておめでとうございます。

今年最初の魂空は少しだけ拡張版でお届けします。2017年は1の年ですからこれまでの常識が非常識になったり、新たな出会いや発見に恵まれたり、一念発起したり、綺麗さっぱりと諦めたりする年になるでしょう。リセットというよりリスタートといった雰囲気が支配するだろうと思います。

今日の魂空は一年ではなく、ぼんやりとここ数日から数ヶ月（敢えて流動的に引いています）でを占う感じですが、何かの足しにでもしてくだされば幸いです。もちろん気に入ったらお仕事くださっても喜びます。

【1月生れ- Rカップクイーン／カップキング】
　良くも悪くも重要なテーマは男と女になるでしょうか。愛情と嫉妬はいつもセットでしょうし、裏切りと献身も同様でしょう。騙す男が悪いのか騙される女がバカなのかはさておき、当人同士にしか分からない深い絆はありそうです。三行半を突きつけてぶった切るのももちろんありますが、結局は許してしまうのだろうと思います。

【2月生れ- ペンタクル2／カップ6】
　純粋さは美しく気高く儚いだろうと思います。そうした手垢の付いていない領域に触れてみたいと思うでしょうし、同時に穢してみたいような衝動もあるでしょう。動機は自分のモノにしたいというものでしょうが、独りよがりにならないようにどこまで踏み込むかはよく吟味する必要がありそうです。

【3月生れ- Rペンタクルキング／愚者】
　翻弄されるだろう思います。この翻弄は会社の上司だったり親だったり彼だったり友達だったりが対象ですが、根っこは権力を持つものが従わざるを得ない者に対する支配です。他人は、嫌なら止めればいい逃げればと言うかもしれませんが、当事者間ではそう単純な問題ではないでしょう。しかし、後は野となれ山となれの気持ちで止めてしまうのは問題解決に実際有効な手段です。

【4月生れ-魔術師／Rワンド5 】
　これまでにない何かや誰も見たことのない未来は文字通りに誰にも分かりません。どうせ失敗すると揶揄する声に腰が引けるのは当然ですが、そうした無粋な声を投げつける人には遊びがありません。遊びとは緩衝材であり余裕ですが、人生に於ける、当時は無駄だと決めつけられて押し入れの奥にしまい込まれた経験です。これがあるのと無いのではひねり出されるアイディアに雲泥の差が生まれるでしょう。自分にはできると感じたら遠慮なくやってみてください。

【5月生れ- R吊るし人／Rカップペイジ】
　囚われているのは死んでも孤独になんてなりたくない、という想いかもしれません。健康のためなら死ねるというあれに似ているようなそうでないような。これは相手個人に依存しているようで実は違い、普遍的な幸せとか不幸せに怯えているだけだろうと思います。そうした自分の承認欲求を満たしてくれる（と思い込んだ）相手にあっさりと自分を明け渡してしまうのは危険です。甘いのは大概が毒です。

【6月生れ- R運命の輪／ペンタクルエース】
　機が熟すのを待つのは最も省エネで効率のよい方法で間違いありません。しかし今日今すぐ欲しいと思う衝動にブレーキを掛けるのは難しいかもしれません。無いなら自分で創ってしまえばいいのでは？は多分正解になるでしょう。誰かの好反応を待っているようではいつまでも始められません。敢えて空気を読まないのは大事です。歴史は誰かにはファンタジーですが、当人はごく普通の現実です。

【7月生れ- 隠者／Rカップ10】
　世捨て人と呼ばれる人たちは社会や家庭や職場や主義に疲れた人たちだろう思います。そうした嫌気が大きくなってそうしたモノから距離を置こうとするには相当の覚悟が必要です。誰にも干渉されたくないは誰からも干渉されないのと同時に、誰からの援助も受けられないということです。保険料を支払わなければ保険金が降りないのと同じですが、どこまで懐が許容するかの線だけはブレずに持たなければならないようです。多すぎると疲れるのは間違いありません。

【8月生れ- 戦車／Rワンドペイジ】
　とりあえず行ってみる、とりあえずやってみる、とりあえず食べてみる。このとりあえずは、理由とか理屈とか確率とか不確かだけど一緒にいる人がそうしようぜ！というなら「とりあえず」です。何を言われたかより誰がそれを言ったかが重要ですから、身を委ねてみる、もしくは自らが率先するのは面白いでしょう。結果ダメだったとしてもまたチャレンジすればいいだけ、だろうと思います。思慮や深刻さより場の勢いです。

【9月生れ- Rカップペイジ／ソードナイト】
　ぐじぐじしている暇があるなら外に出ろ、という雰囲気です。好きはいつも一方通行であるのを忘れてはいけませんし、自分が好きだから相手もそれに応えろというのは危険な思想ですが、求める気持ちがあるのは仕方ありません。そうした気持ちを嫌がる相手に押し付ければ許されずに制裁を受けますが、意思表示しないことには嫌かどうかも分からんぞ、とうことです。いいから察してくれは誰もハッピーにしません。下手でも丁寧にやってください。

【10月生れ- ペンタクル4／ソード8】
　動物がお腹を見せるのは敵対心がありませんよというサインですが、警戒心がないわけではありません。怖いな、嫌だなと思いながらも歯向かうことは得策ではないから仲良くしようとする生存本能でしょう。しかし守ってばかりでは奪われるだけです。蓄えた力を出すタイミングはシビアでも自分で決める他ありません。尻の毛まで抜かれないように中長期の計画的を立てるとよいでしょう。いざ反撃するときには敵の虚を突くのが有効です。いつも一撃必殺です。

【11月生れ- ワンドナイト／ワンド3】
　勢いに勝る成功理論はないのかもしれません。これは二匹目のドジョウを狙っても大した成果は期待できないし面白みも少ないし賢くもないという戒めでもありますが、やらないよりやったほうが良いのは確かです。斜に構えて賢そうにしていてもぶくぶく太って醜いだけです。やらない人がやる人を笑ったら尻の穴の小さい野郎の嫉妬だな？と思ってください。自分の目で観た世界はもう自分のものです。

【12月生れ- カップ5／Rソード3】
　後悔と失念の日々になりそうですが、全ては過去のことです。いつまでもしがみついているのは自分だけで、悲劇の悪役の誰かさんはもういませんし、既に忘れて新しい誰かとよろしくやっているのです。その誰かさんが幸せそうにしていても自分にはもう何の関係もありませんし、五寸釘を用意する必要はありません。大したことがないから自分の手元には残っていないのだ、と考えてみると健全です。