NYデモ、1万人規模に拡大…若者に労組が合流!! | れなたろうのブログ

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思った事綴ります。

米ニューヨークのウォール街付近を占拠する若者らの抗議運動は5日、地元労組が参加する初の連帯集会が開かれ、過去最大の約1万人規模に膨れ上がった。
集会に参加したのは、教職員や小売店員、看護師らの労組。教育ローンの返済や就職難に悩む大学生らも多数が飛び入り参加した。会場となったウォール街周辺の公園では、労組代表らが壇上で米社会の格差拡大などを訴えると、「イナフ・イズ・イナフ(もうたくさんだ)!」との参加者の声がこだました。
会場では、オバマ大統領への支持と、草の根保守派「茶会運動」への反発の声も聞かれた。小売店員労組のジェーン・トンプソンさん(41)は「次も(オバマ大統領に)投票する。我々は『茶会』への対抗勢力となる」と話していた。

(読売新聞)


ニューヨークで格差社会の是正を訴えて抗議活動を続ける若者らのデモは、参加者が2万人近くに上り、これまでで最大規模に膨れ上がりました。
先月半ばに始まったデモは徐々に参加者が増え、5日は労働組合や学生グループらが合流し、合わせて2万人近くが周辺を練り歩きました。議会前にも労働組合や女性団体が集まりました。5日のデモは全米56カ所で行われ、ニューヨークのほか、シアトルなどでも逮捕者が出ている模様です。

(ANN)


米国で経済格差の拡大に抗議する若者たちの抗議行動は5日、ニューヨーク・マンハッタン南部で開かれたデモ行進や集会に有力労組や学生団体が加わり、大規模なデモに拡大した。米メディアによると、1万~2万人が参加したとみられ、9月17日にウォール街付近でデモが始まって以来、最大規模。日を追うごとにデモ参加者は多様化し、運動の裾野が広がりつつある。
デモ隊は拠点とするマンハッタン南部のズコッティ公園(通称・自由広場)を出発し、周囲を警察官が警戒する中、約1キロ北の連邦ビル前までかねや太鼓を鳴らして「ウォール街を占拠せよ」などと訴えながら行進した。連邦ビル前での集会には運輸関係の労組や教職員組合など約15の労組、ホームレス支援団体など20以上の市民団体のメンバーも参加した。
腹部に「(米中央銀行制度である)連邦準備制度に終止符を」とペイントしたヘアドレッサーのプリンス・マーシャルさん(21)は「一部の人がもうけすぎる社会はおかしい」とまくし立てた。「5%の金持ちから、残りの95%に年6000億ドルを配ろう」と書かれたチラシを配っていたデビッド・カウフマンさん(75)は「今こそ団結して社会を変えなければ」と力説した。
5日付の大衆紙「デーリー・ニューズ」によると、デモ隊には全米各地から寄付金が届いている。
これまでに計6万5000ドル(約500万円)が集まり、これを元手に自前の新聞「オキュパイド(占拠された)・ウォールストリート・ジャーナル」の発行が可能となったという。
AP通信によると、ボストンなどでも大学で同調者が抗議集会を開いた。6日にはワシントンでもデモが予定されている。
(毎日新聞)


ニューヨークのウォール街周辺を中心に続く若者らのデモに対して、米共和党の大統領選候補者から批判的な発言が出ている。
黒人実業家のケイン氏(65)はウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューで「ウォール街や大銀行を責めるな。職がなく金もないなら、自分を責めろ」と若者らに自助努力を求めた。ケイン氏は極貧家庭に育ったが、大手ピザチェーンの最高経営者に上り詰めた経歴を持つ。
また、ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)もフロリダ州の集会で「(デモは)階級闘争のようなものであり、危険だ」と批判した。
(毎日新聞)


米ニューヨーク・ウォール街付近で続く、経済格差への抗議運動「オキュパイ・ウォールストリート(ウォール街を占拠せよ)」を7月にネット上で呼びかけた主唱者、カナダの非営利雑誌「アドバスターズ」(本部・バンクーバー)の創設者兼編集長のカレ・ラースン氏(69)が3日、毎日新聞の電話インタビューに応じた。

ラースン氏は、行き過ぎた資本主義を警告するためだったとの動機を語る一方で、運動の広がりに「予想以上の規模となった」と驚きを隠さなかった。

また、チュニジアやエジプトであった民主化運動と同じ手法が米国でも起きているとの認識を示し、「運動はフェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアを通じて広がった」と指摘。「米国の草の根レベルで猛烈な怒りがたぎっている」「米国でも何かが起きる機は熟している」と述べた。

米国の19歳から25歳の40%以上は職がない一方で、現在の混乱を招いた「金融界の詐欺師たち」(ラースン氏)は安泰だ。ラースン氏はこうした米国の状況に、「オキュパイ・ウォールストリート」を合言葉に、ツイッターと雑誌、ウェブサイトで広め、9月17日から実際の抗議活動を呼びかけた。

当初は「米国内の左翼勢力の結集を促し、(保守勢力の)茶会運動を抑制できれば」と考えていたという。だが今月1日にニューヨークで700人以上が逮捕されるまでに運動は拡大した。

今月6日にはワシントンで抗議デモが行われる。15日にはスペインやフランスなど欧州でも予定。11月上旬にフランスで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に向けて「世界規模で運動が展開することを期待している」と語った。

ラースン氏はエストニア生まれのカナダ人。1960年代に市場調査会社を日本で起こした後、70年、バンクーバーに移住。89年に「アドバスターズ」を創刊した。同誌は隔月発行で芸術家や環境問題などの活動家に発言の場を提供している。

(毎日新聞)


世界金融の中心地、米ニューヨークのウォール街付近で経済格差の拡大や雇用不安・失業に反発する若者たちのデモが止まらない。欧州で今月15日に同時デモが予定されているほか、東京での抗議行動を訴えるウェブサイトも作られ、資本主義の暴走や拝金主義への異議申し立ては国際的な広がりを見せ始めている。いま、何が若者たちを結集させ、運動はどこに向かうのか。抗議行動の実態と行方を探る。

きっかけはチュニジアとエジプトで独裁政権を倒した中東の民主化運動「アラブの春」だった。アラブ民衆の力感銘を受けたカナダの非営利雑誌「アドバスターズ」の創設者兼編集長のカレ・ラースン氏(69)らが7月13日、世界最大の金融街であるウォール街を「占拠しよう」とインターネットのブログで呼びかけた。

背中を押したのは、強烈な格差意識と、世界経済を牛耳る金融・銀行界への反発だ。「金融ゲームにうつつを抜かす1%の大金持ちのせいで、私たち99%が苦しんでいる」。ラースン氏が毎日新聞の電話インタビューで胸中を明かす。米国の富裕層1%が全国民の所得の2割近くを手にする一方、貧困層は昨年、人口の15・1%。富の偏りは顕著だ。

呼びかけに応じて9月17日、ウォール街に集まったのは約1000人。運動は簡易ブログ・ツイッターなどを通じて「増殖」を続け、2週間後にはウォール街から全米各地に拡大した。発火点のニューヨークでは5日に大規模デモが開かれる予定だ。デモ参加者は「指導者なき非暴力の抵抗運動」を自称しており、自営業者や学生から失業者まで個人の状況もさまざまだ。

ニュージャージー州からニューヨークに駆けつけて来たジェシカ・ピアースさんは大学を卒業したものの定職に就けなかった。事務職のインターン(研修生)として薄給を得ている「現状を何とか変えたい」思いがある。「富豪への課税を増やし、学生ローンを軽減させる」ため、参加団体が作ったTシャツを配っている。

◇「誰も止められない」

職業や目的が異なる多様な参加者を結束させているのは、国民の8割以上が「悪い」と考える米経済への不満だ。アドバスターズ誌が米経済の象徴として「ウォール街」を指弾したこともあって、金融界や、救済に公的資金が投入された銀行、大企業などにデモ参加者の矛先が向いている。

参加者が集会場に寝袋やテントを持ち込み、音楽も奏でる抗議運動は無軌道に映るが、活動は組織化されている。公園では全員参加の「総会」が連日、開かれ、参加者は活動をネットに動画などで発信する「メディア班」や、食料を参加者に配る「食料班」などに分かれて作業に取り組む。

フロリダ州で農園を経営するトーマス・ファラスさん(27)は食料班。支援者の寄付でパンや果物、水などを購入する。「世界が待ち望む変化が必ずやって来ると信じている。誰も我々を止められない」と運動の広がりに興奮気味だ。

イラク帰還兵のブライアン・フィリップさん(25)は大学時代に学んだコンピューター知識を生かしてメディア班に入った。「政府がイラク駐留を続けるのは石油のためだ。なぜ人を殺し続け、米国の金を浪費しないといけないのか」。イラク戦争への憤りが活動の原動力だ。参加者のさまざまな不満を吸収しながら、抗議運動は拡大を続けている。

◇統一目標なく拡大 ソロス氏ら著名人の支持も

「米国の秋」と呼ぶ米メディアも出始めた抗議運動。だが、触発された「アラブの春」と異なり、「独裁政権の打倒」のような明確な達成目標は設定されていない。それが運動の実態と行方を分かりにくくしている。

参加者から「ウォール街と政治家の関係を明らかにせよ」との声は上がるが、金融機能を妨害する「実力行使」には出ていない。ラースン氏は「左翼勢力の結集を促し、(保守勢力の)茶会運動(ティーパーティー)を抑制できれば」と当初は「左派版茶会」を狙ったことを打ち明けている。

ロサンゼルス市庁舎前で3日夜、200人以上が「LAを占拠しよう」と訴えた。茶会で人気の高いペリー・テキサス州知事を批判するプラカードも目立つ。ただ、オバマ政権への賛同者ばかりではなく、ラースン氏がもくろんだ「反茶会」運動には至っていない。

カリフォルニア大大学院生、サラ・ヤングさん(28)は「福祉切り捨てを主張する茶会に押されないように私たちが声を上げるのが大統領への援護になる」と「消極的支持」の立場だ。テント生活の女性(52)は「オバマ大統領に期待したが、結局は企業を助け、戦争に突き進んだ」と失望感をあらわにした。

統一目標を欠きながらも運動への支持は広がる。米投資家のジョージ・ソロス氏は3日、抗議運動について「共感できる」と発言。著名人や、大手労組からも支持の動きが出ている。米スタンフォード大のスーザン・オルザック教授(社会学)は米CNNテレビに「抗議運動(の性格)を初期段階で色分けするのは難しい」と指摘、「いずれ明確な目標が出てくる可能性はあるが、そうなるとの保証はない」と述べた。一部団体が「世界経済体制の変更」を掲げる中、運動の広がりと針路を世界が注視している。

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 ◆米ウォール街デモの経過◆

 7月13日 カナダの非営利雑誌アドバスターズがブログで「9月17日」の抗議デモ決行を呼びかけ

 9月17日 デモ開始、約1000人が参加

   19日 週明けニューヨーク株式市場が通常通り再開

   24日 デモ参加者約80人が逮捕される

   28日 地元の交通労組がデモ参加表明

   29日 労組がツイッターで「10月5日」に大規模デモ開催を呼びかけ

10月 1日 5000人以上がブルックリン橋へ行進、700人以上逮捕される。ロサンゼルスなどにデモが拡大

(毎日新聞)



米ウォール街デモ・・・

広がりを見せている・・・

草の根保守派「茶会運動」への反発・・・

資本主義の暴走や拝金主義への異議申し立ては国際的な広がりを見せ始めている・・・

この流れ誰も止められないのか・・・

資本主義経済を否定し何処へ向かうのか?

予測不能だ!!



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