恋は盲目になるといいますが。

互いに気持ちが高ぶりすぎると


周りが全く見えなくなるものです。


私の場合、20代で恋愛経験がそんなに多くなかったこたもあり症状は深刻だったかもしれない。普段なら常識に囚われてやらないことも、気持ちが異常に高ぶることで、普段あり得ないことをやってのけるのですから。


北海道での大怪我があっても、何食わぬ顔をしていた私だったが。日が経つにつれてその痛みは激痛にかわっていった。この後、朝・昼抜きの仕事が続いたいた私は、外科からもらった化膿止めの抗生剤を何も食べずに飲んでしまい、実は夏休み明け早々に中目黒の逓信病院に入院してしまったのだから。笑えない。


朝から目黒雅叙園の直近で会議があり、その朝、遅刻しそうになり空腹のまま、缶コーヒーで抗生剤を服用してしまった。午前11時ごろに胃に違和感があり、トイレに入ったまま出れなくなってしまう。あまりの痛みのため、上司に頼み病院送りになったのだが。モルヒネを3本打ち続けるものの痛みは引かなかった。


救急処置室に運ばれ内視鏡で胃を見るも原因が判らぬまま緊急入院となった。


その後、一週間ICUに入れられ点滴生活を余儀なくされる。ICUとは集中看護治療室のことだが。周りの患者は意識がなく生命維持装置をつけられる人々だった。入院した翌日、私の隣のおばあさんが亡くなった。それを観て、なんと無謀なことをしてきたのだろうかと反省をしたことを思い出す。


採取した胃の細胞の結果が出た。担当医から無茶をし続けているので体力が落ちていること。それと恋愛に夢中になりすぎて、自分の生活を大切にするように「恋の指南」までされた。


自分の体を痛めるのなら、個人責任の範囲だが。これが身内や他人ともなるとは厄介なことになる。皆さんも恋愛を通じて「盲目の状態」になられているのなら、今立ち止まって冷静に見つめ直すことが必要だとアドバイスしておこう。



「人のふり見て我がふり直せ」です。


つづく。


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