『出演者オーディション開始』
『会社員や主婦400人応募』と今日(12月24日)の
地方紙朝刊 茨城版のタイトル。その記事を引用すると
『本県発信の映画「桜田門外ノ変」の出演者を
決めるオーディションが始まり、初日は、会社員や
元公務員、俳優、主婦ら40人以上が面接に臨んだ。
26日、27日も同庁舎で行なわれる。
公募に応じた希望者は約400人』とある。
水戸藩開藩400年の”目玉”として
これから茨城県人は燃えるのだろうか。
数年前、NHK大河ドラマ ”慶喜” の時も
この場面が写し出された。”井伊直弼”役の
”杉 良太郎”の名演技が水戸人の心に
強烈な印象で残っていると思う。
日本の歴史を変える”起爆剤”としての
『桜田門外ノ変』を引き起こしたにも
かかわらず、明治維新(1,868年)に際しては
むくいられる事の少なかった水戸藩の人々。
その原因の多くはリーダー不在。
維新の大物『西郷』『大久保』『桂』に
匹敵するリーダーとして
藤田東湖(ふじたとうこ1806~1855)がいたが
安政の大地震(1855)の際 母親を助けようとして
本人は圧死する。
それ以降は水戸藩は”バラバラ”で
今日の鳩山内閣と同じ、各々勝手な行動で
”藩”としての力が発揮出来ずに終わった。
水戸藩の子孫には、それがなんとも歯がゆく
悔しい思いを感じているのでは。
騒乱時には”協力なりーダー”が不可欠。
それは我々の業界も同じです。