篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

広島東洋カープが

2016年から3連覇を成し遂げた時の

監督である緒方孝市氏は、

監督に就任して以来ずっと、

『松下幸之助 日々のことば』を持ち歩いて

心の支えにしていたそうです。

 

就任一年目にAクラス入りすら逃した時に

「部下の努力不足を嘆く前に、

責任者として、

部の方針なり目標を明示し

訴えているかどうか反省したい」

という一文を見て

「読んでいたはずなのに、

その通りにしていなかった」と反省したそうです。

 

そして、

自分の野球観を伝え始めてから

チームの力が向上したそうです。

 

緒方氏は、

「野球観は、企業でいえば経営理念に近い」

と述べていました。

 

野球においても経営理念が大切なのですね。

 

ここではあえて「経営理念」です。

 

その時の監督の野球観であり、

広島東洋カープが明確にしているものではないからです。

 

広島東洋カープの野球観と

恐らく一致していると思うのですが、

選手から見たら監督が代わったならば

野球観も変わるだろうと思うのが当然、

と緒方氏の談にありましたので、

企業理念とは別にしました。

 

ここで、おさらいです。

企業理念はその会社の存在意義であり、

何で社会に貢献するのか、ということです。

経営理念は、企業理念を前提に、

その時の経営者の経営するための理念です。

 

企業理念の浸透方法は

いろいろな施策がありますし、

速攻性のあるものではないことを

お伝えしてきましたが、

今回の幸之助翁の一文は、

それにもまして、

そもそも「訴えているか」と問うています。

 

多くは、明示はしているでしょうが、

自分で率先垂範したり、

こう在りたいと

一人ひとりに訴えかけてはいない

のではないでしょうか。

 

施策がいろいろある分だけ、

それをやればいいとして、

真剣に、

心を込めて、

熱意と共に

「訴えかける」ことをしていますでしょうか。

 

私もまた、反省させられた一文でした。

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとうございました。

朝は雨も止み、お月さまも見えて、

朝焼けを楽しむことができました。

14度あったので、雨上がりの森が

一段と気持ちよかったです。

それなのに・・・

昼ぐらいから暴風雨となり、

窓ガラスがすごいことになっています。

明日はぐんと冷えるようなので、

外の掃除はためらってしまいます・・。

こうして暖かくなっていくのだと思いましょう。