篤です。

 

企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。

 

企業理念から応援したい会社を見つけたり、

世の中を支える会社をご紹介したりしています。

 

今日は会社の紹介ではありません。

 

昨日「企業理念の浸透の極意その一」をお伝えし、

今日は「その二」になります。

 

その一は「違う」を認めることでした。

その二も

10月号の『到知』にあった

佐渡裕氏の対談記事の続きからです。

 

客演指揮者として

初対面に近いオーケストラと

音楽をつくり上げる時の成功の秘訣

に対する佐渡氏の答えは、

「自分の判子を押せるかどうか」

とおっしゃっています。

 

これは

「自分としてはここまでつくったと

自信を持てるものに仕上げなきゃいけない」

とありました。

 

情熱をもって取り組み、諦めず、

人を鼓舞しながら妥協も許さず、

喧嘩しようが、ぶつかろうが、

どこまで「仕上げたか」ということです。

 

これが企業理念浸透の極意の二つ目になります。

 

判子を押せるほどやっているのか?

と日々内省することで、

少しづつ浸透していくのが企業理念です。

 

客演と違って、

長い日々を一緒に過ごす仲間に対して、

喧嘩やぶつかることは避けたいと思います。

 

けれども、時として必要であることを

意識しておかなくてはなりません。

 

なあなあや「まぁいいか」では

一致団結したい時があっても、

そういう状態は作り出せません。

 

だからこそ、

日々の積み重ねが大切になるのです。

 

客演は公開日時が決まっていますが、

企業理念の「仕上げ」に日時はありません。

 

理想形はあっても、その先もあるし、

環境変化によって一瞬で変わってしまうことも

在り得るのです。

 

日時は自分の役割が終わる時です。

その時に自分の判子を押す為に、

日々内省して進むことです。

 

企業理念の浸透に特効薬なんてありません。

 

「違う」を認め、

自分の判子を押すための内省と日々の努力、

この二つが企業理念浸透の極意です。

 

決して施策ではありません。

 

諦めないでくだいね!

 

最後まで読んでくださいまして、

ありがとございました。

同じく10月号の『到知』に

マックス社長の大野範子氏の

インタビュー記事があり、

「能力と努力は足し算、

これに情熱が加われば、

掛け算で積みあがっていく」とありました。

企業理念浸透の広さと深さは

「情熱」で決まりますね。