篤です。


企業理念のブログにようこそお越しくださいました。

ありがとうございます。


『田園発 港行き自転車』という宮本輝氏の小説を

読みました。


京都の町並みや、町屋の作り、富山の風景、

自転車の種類、など、背景がおもしろかったです。


いつもビジネス書ばかり読んでいるので、

読み終わると必ず回してくれる小説が新鮮です^^

しかも自分だったら読まないものがほとんどなので、

他人が選んだ本というだけでも刺激があります^^


その本の中に、

「あいつはいろんな意味で晩生(おくて)なのだ。

精神がおとなになるまで、他の同年齢の子たちよりも

寄り道をして時間がかかるが、そのぶん、

親の知らないところで世の中を学んでいるだろう。

その余計な雑学といったものが役に立つときが来る」


というくだりがありました。


おくてには、晩生と、晩稲と、晩熟があります。

実るものによって使い分けがされているようです。

企業理念は人に関わることなので、

晩熟をあててみました^^


企業理念を軸にしようと思うタイミングも、

企業理念を浸透させる時間も、

この晩熟という時間の差があると思います。


わせにも、早稲と、早生があります。


晩熟から見ると、早生はすごいな・・と思います。

あんな風にできたらな・・

どうして自分はできないのかな・・と思ったりします。


早生の企業は、組織もしっかりとして、

すごい企業になっているように見えます。


晩熟の企業は自社の成長ペースでいいのです。

回り道をしているわけではなくて、

成長スピードがゆっくりでもいいのです。


組織を構成している人が違うのですから、

いろいろあっていいのです。


自社のペースで進むことが、

その後の企業風土の醸成に影響するのです。


土壌を無視した無理な成長は、

そこで形成されるはずの風土にゆがみを生じます。


企業の成長には、人と同じで晩熟も早生もあるのです。

伊那食品工業の「年輪経営」は、

晩熟の経営といえるのかもしれませんね^^


小説を読んでいても企業理念の篤でした^^/


**********************************

企業理念研究会を開催します。

6月26日(金) 18時から 渋谷です^^

社員からみた企業理念を研究します。

作りたてのプレゼントもお楽しみに^^

お申込みをお待ちしております!

**********************************


最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

各地で雨がひどいことになっています。

大丈夫でしょうか。

バスケは今日の試合も勝てました^^・・・

やっと、やっとのなんとか・・・ぎりぎり・・・でした。

昨日トラブルを起こしてチームに迷惑をかけた娘・・・。

これで負けたら・・・と思って、ハラハラドキドキでした。。

寿命が縮まりました・・・^^;

娘も晩熟なのでしょう。

寄り道をして時間がかかっても、

いつかそれが人さまのお役に立ちますように・・・。