腿(もも)の骨の付け根にある骨のでっぱりを大腿骨(だいたいこつ)の「大転子(だいてんし)」と言います。
触れる骨ですが、股関節を開いたり動かしたりするとコロコロ転がるので位置がわかりやすいです。
図:大転子
参照:iris-irisのフリーウェア [http://web.kyoto-inet.or.jp/people/irisiris/
]
で、この骨付近には「おしり」の筋肉がたくさんついています。
大臀筋・中臀筋・梨状筋…などなど、大きい筋肉からインナーマッスルまで。
お尻周りの筋肉が働くことで、この大転子はいろいろな方向に転がります。
それが、股関節の動きと言えます。(イコールではないが、ほぼ同等)
つまり、股関節の動きは、イコール「大転子」の動きとも言えるのです。
今日、ショートレッスンでこの大転子の話をしたら、予想外に参加されたお客様全員が「初めて知った」そうで。
股関節って歩いたり、立って行う動作すべてに影響するし、立ち姿勢への影響もものすごく大きい。
その股関節の動きを知る上で、大転子の位置と動きを知ることはとても大切なんです。
(股関節自体に触ることができないから、大転子を“介して”股関節の動きを知れます)
でもたしかに。
「骨盤」っていうキーワードはよく聞くけど、大転子はなかなか聞かないかも。
自分の中では当たり前の話でも、意外と他の人に役立つことは割とあるものだ、という話のひとつですが。
しばらくそのレッスンでは「大転子」をテーマに股関節の機能やおしりのシェイプアップの話をしていこうと思いました。
おしまい♪