フットボールという文化の確立を目指して! | Jリーグを観に行こう!

フットボールという文化の確立を目指して!

スポナビにて開設していたブログの最後の記事です。

その途中からの一部を抜粋します。


私が伝えたかったこと
とにかくJリーグの、プレーだけない魅力を多く伝えることでした。
Jリーグは、こういう理念があり具体的に取り組んでいるクラブがこれだけあるという
そしてフットボールと地域との深い関係の元
多くの方にフットボールの真の魅力に気づいて欲しいというのが願いでした。


レベル云々で判断するのは非常に勿体無いことで
私がまだ欧州サッカー派だったころ、
フィーゴ・リバウド・ベッカム・オーウェン・ジダン・サビオラ・シーマン・クライファート・シェフチェンコ・カーン・カシージャス・ブッフォン・アイマール・ベルカンプ・イエロ・ダービッツ・ロベカルなどが
輝いている時期でした。(今も輝いている人がいますが)
リーガはフィーゴ。セリエAはシェフチェンコ。プレミアは、二ステル・アンリ
というのが自分の中でそれぞれのリーグで代表する選手だったんですけど
銀河系軍団のレアル相手に、バレンシアが優勝をさらっていく姿など。
欧州の中でも特にリーガは面白かったですね。

しかし、やはり身近でない存在なため「心の底からの喜び」を味わえませんでした。
地元のクラブは、熱狂させるものがあります。
「一つのパス、トラップ、回りの動き、見えないところの駆け引き、セットプレー・・・」
どれも、集中してみると面白さが何倍にも広がります。
その一つ一つのプレーの積み重ねの上にゴール・勝利があり
自分の目の前であるそのスタジアムで勝利を奪った瞬間。
負けてうなだれる帰り道。
欧州サッカーを見た頃には味わった頃がないフットボールの身近な日常がありました。
そして、勝てば昇格など大一番の場面の興奮。


スタジアムとテレビの一番の違い。
スタジアムではサポーターの存在の大きさがTVの100倍実感できます。
「こんなに熱く応援していたんだ。確かにTVでは伝わらないな。」と深く思いました。

初めての生観戦。
最大の衝撃はサポーターでした。
まさか、試合前からあんなに熱いなんて想像もしていませんでした。

「声の風圧」が届いてくるんですよ
TVとはまるで違いました。本当のフットボールの魅力がそこにありました。
改めて、欧州がなぜあれだけ熱狂的なのか理解できました。
レベルが高いからじゃないんです。
それが日常つまり文化となっていて、地元のクラブを「何とか勝たせたい!」
という熱い志があれほどの熱気を作り出しているんです。

サッカーは、それだけで面白い。しかし地元のクラブという背景をもつと何十倍も面白さが伝わります。

こういうサポーターの存在がそれぞれのクラブを強くし、サッカーの強化に発展に貢献しているわけです。
一人一人のサポーターが、サッカー・クラブの魅力を伝えていければ
間違いなくJリーグ・国内リーグは強くなります。
それぞれの熱い気持ちが明日を切り開く、最大の原動力となると思います。

現在、全国で地域に根差しJリーグを目指すクラブが誕生しています。
この流れは、ますます加速すると思います。
やっと日本に、真のフットボール文化が誕生しようとしています。
芸能から文化へと発展していくその道が開かれようとしているわけです。

多くのスポーツで、そのスポーツを愛する皆さんが確かに存在します。
その熱さは、確かなものです。
私は他スポーツのエントリーを作り身をもって、体験しました。

(スポナビでは多くのスポーツでカテゴリー分けれて、それぞれで相当数のファンが見ています)
日本には、総合スポーツ文化ができあがる土壌があるということを。

これから、積極的に交流を図っていけば間違いなくスポーツ全体の地位は向上し
文化として受け入れられ、Jリーグ・日本サッカーが世界のトップに近づく大きな一歩となると思います。
欧州そしてアメリカ・世界全般を見て、一つのスポーツだけではなく多くのスポーツが
人気を得て、それぞれのスポーツの強化に直結しています。
他のスポーツを経験することは、柔軟性や一つのスポーツでは得にくい筋肉。(例えば体操で身体能力の向上、バレー・バスケのジャンプ力等)
得るものは大きく、各スポーツの強化への影響は絶大です。

これからも、サッカー・スポーツを支えていきましょう。
そして、Jリーグを観に行こう!