お気に入り度:★★★★☆
<本のあらすじ byアマゾン>
騎士道物語を読み過ぎて妄想にとらわれた初老の紳士が,古ぼけた甲冑に身を固め,やせ馬ロシナンテにまたがって旅に出る.決定的な時代錯誤と肉体的脆弱さで,行く先々で嘲笑の的となるが….主人公ドン・キホーテをはじめ登場する誰も彼もがとめどもなく饒舌な,おなじみセルバンテス(1547-1616)の代表作.新訳.(全6冊)
この前、志摩スペイン村に行ってきまして。
そこのテーマが「ドン・キホーテ」なんです。
そういや、誰でも知っているこの小説、実は読んだことがなかったな~と思いまして、図書館で借りてみた。
・・・が!なんと、前編だけで3巻もある!
これは厄介なものを借りちゃったかな~~~
とおもったのだけれど、すごく読みやすくて、話のテンポも早かったのですぐに読み終えてしまいました。
もちろん、通勤のお供です。
ドン・キホーテのばかばかしさはすごいんですけど、あまりにもばかばかしい・・・と思うんですけど、でも、男ってこういうとこあるよね?とか思ってしまいます。
騎士道をあこがれる男、侍魂じゃ~~~とか思っている男、男たるもの・・・男道!とか思っている男・・・程度の差はあれ、みんなドン・キホーテやん!とか。
大きな流れとしては、ドン・キホーテが旅をする中であほなことをやらかすっていう話なのだけれど、小さな枝道がたくさんあって、小さな話がオムニバス形式で物語を飾り付けている。
小説として名作だと思います。
我が家では、父も母も夢中で読んでいて、順番待ちが発生していました。