ＮＨＫ総合の「こころの遺伝子 －あなたがいたから－」という番組。気にしたこともなかったのに、放送直前にテレビ欄が目に止まった。子ども達が早めに寝たら見られるかな・・・と思いながら、テレビを付けておく。コウは「これ、こわいから見ないー」とぐずり出し、ヒロは「何か見たことある人だと思った」と暫く見て、寝室へ。（毎日かあさんの本でサイバラさんを見てたらしい）
アルコールとギャンブル依存症、貧困。「負の連鎖を、子ども達に引き継がない」・・・私には何より重い言葉だ。ヒロの発達障害をきっかけに、実の母もおそらく同じ障害であることが推測され、長い間感じていた違和感の理由がわかった。私にできるのは、ヒロが自分らしい人生を送れるようにサポートすることだけ。
もしもヒロが将来結婚して、子どもを授かったとして・・・その子に発達障害が遺伝する可能性はどのくらいあるだろう。考えても仕方がないことで、そこから先の責任をとることはできないのだけど、昨日のように賑やかな披露宴の最中、つい考えてしまう。
今週ずっと気持ちが沈んでいるのは、番組のたくさんの言葉がじわじわと効いているんだろうな。サイバラさんのただならぬ迫力の理由が少しわかった気がした。この人の漫画には、時々深く共感するし、涙する。どうか彼女にも、子ども達にも、心から笑える時間がたくさんありますように。