REI AOKI ~スノーボードのススメ~ -293ページ目

登山二日目

おはようございます。
昨日と言っていた登山の続きですが、出かけていて帰ったらすぐに寝てしまいました…

なので今回、二日目をお送りします。


$REI.4.LIFE ~スノーボードのススメ~


山小屋の朝は早く、五時から朝食スタート。
朝食を食べずに日の出とともに出発してしまう方も多いですが、僕らはご飯を食べ準備をし、六時に山小屋を出発!


このあたりから上り坂が増えて来て、登山って感じの雰囲気が満載になってきます。

二時間程歩くと分岐点が。

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そのまま山頂を目指すルートと、天狗池を回るルート。
どこから行こうか迷った結果。
天狗池は天候が良ければ唯一「逆さ槍」を見ることが出来るポイント。
分岐点から往復一時間の道のり。
せっかくだから見に行こう!
という事で、木陰にザックを置き、身軽になって散歩がてら天狗池を目指す事に。


30分程で到着。
しかし…


槍ヶ岳山頂は雲に覆われてしまっている。
池も雪解けの途中で、湖面があまりキレイではない。
観に来たけどお目当てのものが見られず、三人のテンションもあがる気配無し…

少し写真を撮ったり、休憩したりとそれなりに楽しんでいると。
槍の雲がサーっと晴れて来た!

雲ひとつない槍の山頂に見とれていると、池の反対側からおじさんが「こっちから逆さが見られるよ」と教えてくれて。

三人で移動すると、まさに「逆さ槍」
これか!!!!

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池にすっぽりとはまり、キレイに湖面に移る槍ヶ岳山頂は、まさに息をのむ素晴らしさ。

「こっちに来てみてよかったね」
三人で話が弾み、テンションも上昇!!


一通り景色を楽しみ写真を撮ったらまた雲が…
ナイスタイミングでした。




分岐点に戻るとまたザックを背負い込み、ひたすら山頂を目指すルートへ。

このあたりからはずっと槍ヶ岳山頂が見えるようになってくる。
まだまだ遠くに見える山頂だけど、歩けば歩いただけ、着実に近づいているのもわかる。「やれば出来るんだ」と思い始める。これもまた登山の醍醐味。


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石がごろごろする登山道をひたすら登るが、ところどころ石の階段になっていてかなり登り易い箇所も多い。
あとで山小屋の方に聞いたんだけど、時間のあるときに降りながら登山道を整えているとか…
大きな岩を並べ、ハンマーで割った手頃な石で隙間を埋め、石の階段を作って行く。
登山をする人にとっては、こんなに有り難い事は無い。
本当に山の人達に感謝です。



そうこうしていると、あんなに遠くに見えていた槍の矛先が、もう手の届く所に。
ようやく槍ヶ岳山荘に到着!!!!


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六時から登り始めて、寄り道しながら到着は三時。
九時間歩いて来た事になる。




山荘から山頂までは往復で一時間くらい。
僕らも荷物を置き、そのまま山頂を目指す事に。


岩場を両手両足で探りながら、少しずつ登って行く。
はしごや鎖が設置されているところもあって、登山というよりもクライミングを楽しむ感じで、山頂を目指す。
高い所があまり得意ではない僕にとって、このクライミングは本当に命がけ。


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下を見ないように。
まわりを見ないように。
高所であることを忘れられるように。

そんな事を考えながら、最後のはしごを上り詰めた。



上は10人も立てばいっぱいになってしまうような、狭い岩場で出来ている。
もちろんまわりには柵やロープがあるわけでもなく、ゴツゴツしたただの岩場。



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そこからは360°パノラマで、どこを見渡してもうっとりするような景色が広がっていた。
穂高岳の雄大さ、まだところどころに雪もある。
遠くに広がる雲海。
自分が登って来た道は遥か下に続いている。
地図を片手に、まわりの山や方角を確かめながら、今自分のいる所を再確認する。

「槍ヶ岳登頂」

登り始めて二日目の夕方。
三人それぞれこの素晴らしさを胸に、しばらく無言で過ごしていた。



山荘へ戻り、食事のあとは表に出てベンチでワインで乾杯。
その日のことを話しながら、飲めない僕もチビチビと頂きました。

明日の朝は「日の出槍」を見てからもう一度山頂を目指す事に。
ふたたびテンションが上がって来た。
その気持ちを抑えながら、槍を眺め山小屋の中へ。


しばらくすると外は真っ暗に。
「星でしょ!」
の一言でもう一度外に出てみる。


天の川、北斗七星、ペガサス座。

真っ暗な夜の空に、無数に輝く星。
一緒にいた登山家が星座の事も教えてくれ、また良い時間を過ごす事が出来た。



やっぱり消灯時間は早くて、八時半には館内の電気は全て消える。
その日の充実感。
明日への期待感。
子供のような気持ちになって床に着く。

登山開始。


まずは朝三時に集合。
高速をぶっ飛ばし、上高地から入って行って目指すは【槍ヶ岳】

北アルプスに圧倒的な存在感でどっしりと腰を据え、どこから見ても先の尖ったそのシルエットは登山家の憧れ。(らしいです。)

いくつかの登山ルートがあるが、経験の少ない方はこのルートががお薦めとの事。そして多くの方は山小屋を利用しながら、ゆっくりとその矛先を目指す。


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ぼくらも二泊三日の計画を立て、いざ出発!!
メンバーは登山部レギュラーいつもの三人。
休憩ポイントを決め、ゆっくりと景色と山道を楽しみながらひたすら進む。



初日は山登りというよりも、標高差はさほど無いハイキングに近い感じ。
いろんな馬鹿話をしながら歩く歩く。
一番盛り上がった話は「ワンピース」
三人ともワンピース好きで、あれは凄い、これはこういう事だろ。って熱いトークが続きました。


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なかなか山頂が見えてこないのも、槍ヶ岳登山の面白さ。
まだ見ぬ山頂を目指してひたすら歩く…

三時間程行くとようやく、槍見河原の看板。
ほんの少しだけど、尖った山頂を拝む事が出来るポイント。

河原でブーツを脱ぎ、足を水につけてみる。
これが冷たい!
源流から流れてくる梓川の水は、今までに見た川でダントツの透明感!


予定通り午後三時には一泊目の山小屋に到着。
ここはまわりが林に囲まれているので、それほど景色も見えず、着いての感動は思ったよりも薄かった。
だって目指すは山頂。槍の矛先。



キレイな作りの「槍沢ロッジ」

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驚いたのが、消灯八時という早さの山小屋。
まあ、よく考えれば朝早くから登り始めるので、これはこれで納得。でもちょっと早すぎるな。
って思いながらも、ご飯を食べたら三人とも寝てしまった。
まだ八時前なのに…



この続きはまた明日。。。

やりました。

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槍ヶ岳登頂したぞ~!


写真いっぱい撮ったので、また報告しますね。




とにかく達成感!

もう少し

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昨日の出発から、途中山小屋で一泊。


あと少しで到着だ!



槍ヶ岳待ってろよ!!

いざ出発

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今日から三日間。
登山部活動開始!



目指せ槍ヶ岳!!