昨夜、ご近所のhanaさんに誘われて夫が倒れてから初めて夜の会に参加させていただきました。メンバーは、hanaさん、ほたるさん、hanaさんの教会仲間の美人姉妹と、ほたるさん、hanaさんのピラティス仲間のNさんでした。お料理も美味しかったし、こうやって夜出かけられることが出来るようになったことに感激しました。誘っていただいたhanaさんほたるさんに感謝です。
家に帰ると、娘うっくんが
「お母さん、メール見た?」
なんと、夫から「今、どこ?」と、メールが入っていました。
折角一生懸命に打ったのに、気がつかない不良妻でしたショック!

今日の午前中は、夫がイギリスに赴任していたときに同僚だった、Sさんがわざわざ訪ねてくださいました。
お父様が病気をしたこともあって、28年間のイギリス生活に終止符を打ち、昨年帰国をされたそうです。
浦島太郎状態で、何処に行くのも大変。と、おっしゃていましたが、実は意外に近くに住んでいることが判明。
数日前に「是非お会いしたい。」とメールを頂いたときには「以前の夫とは、ずいぶん違っているのできっとビックリすると思います。」と、返信をしたら「私も、若い時に交通事故にあっていて、言語中枢に損傷があり、云いたくても言葉が出なかった時期もあるので、むさしさんのはがゆさはよく分かります。」と、メールが返ってきました。
一度、イギリスでお会いしたときの彼女と、言葉が出ない時期があった彼女が繋がらなく・・・。
十数年ぶりに、会った彼女は、相変わらず若々しくてお美しい。
大学2年生の時に、頭でフロントガラスを突き破る交通事故にあって、3日間意識不明。半年間入院。退院しても全く右側が動かず、1年半車椅子生活だったそうです。入院中は、言葉も出ず、お医者様の説明も理解できなかった。とも。
私「でも、英語もネィティブに話せて・・・。」
Sさん「そうでしょ。今、こんなに話す私からは想像も出来ないでしょ。」
大学を2年間事故のためにお休みをしたので、戻りづらくなり、まだ右足をひきずる状態で単身イギリスに渡り、それから英語を勉強されたそうです。
Sさん「これでも私結構苦労しているのよ。今の私からは考えられないでしょ。頚椎をやられているので今でも、あまり首を回せないし、疲れてくると右側がしびれてくるので、ヤバいと思って整体にいったり休むようにしているのよ。普通の車に見えるけど事故車だからメンテナンスも必要だし。」

長い人生、無駄なことは一つもない。きっとむさしさんも私も向こうの世界からまだ順番じゃないって戻されたんだから、何かきっと戻される意味があったんだよ。生きていたら笑うこともできるけど、死んだらそんなことも出来ない。振り返ってみたら、この時のために大変なことがあったんだと、思える時がきっとくるから。何十年の人生の中でまだたった3年じゃない。

大変な人生をの乗り越えてきた彼女の言葉に、また救われたような気がしました。