アトリエでは何が学べるの? | 南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

アメリカ南カリフォルニア州でレッジョエミリアアプローチに関わって10数年。もっと知りたい、どうやったらこのアプローチを深められるのだろう、と探求して来ました。今までして来た事、これから関わっていく事をシェアしていきます。

しばらく園の様子がアップデートされていなかったのでそろそろアップしないと。。。

こちらは大統領選挙、感謝祭が終わってすっかり街はクリスマスモードです。(日本もそうでしょうね!)

 

 

クラスではルースパーツと言ってリサイクルのものでデザインをしているので私は自然のものを設定してアトリエで使うのが好きなので自然のものでデザインをしてみたり。。。

 

顔を作った子供がいました!

時間をかけて仕上げていた子供。考えている様子が花の置き方でもわかりますよね。

アトリエではアートだけしか学んでいない、と思われがちですがこのような写真を見ると、子供達がただアートをしてるのだけでなく左右対称に素材を置いたり大きさを変えて置いたりパターンを作ったり。。。今回の例だけを見ると算数(Mathmatics)の要素がたくさんあります。また作りながらお話を作ったりすることもあるので言語(Literacy)のエリアにも多く関わってきます。また素材の数が限られてるのでお友達と交渉したり、順番を待ったり。。。社会性も多く学べます。

 

アメリカの多くの幼稚園では年に1−2回保護者面談があります。園によって使う書類が異なりますが、公立の園ではDRTPというのを使用します。アメリカでは公立の幼稚園・保育園も多く、各市の教育団体にこの書類を出すことによって補助金が出ます。

http://www.cde.ca.gov/sp/cd/ci/documents/drdp2015preschool.pdf

私立の園はこのDRDPを使う園もあれば、各自オリジナルの書類を使用します。

私が勤めてるC園ではオリジナルの書類があって項目がSTEM(Science理科, Technology技術,Engineering工学 and Mathmatics算数)Literacy(言語) Atelier (アトリエ)nature(自然) social-emotional(社会性、感情の表現)にわかれています。

なので先生たちはこの項目に合わせて写真やビデオを見せたり話をします。

 

私は担任ではないので面談はお手伝いとして入りますが写真やビデオは常に撮っているのでそれを整理したりしています。

最近、オンラインのポートフォリオも始めたのでお互いの情報をそのサイトを使って共有しやすいです。

 

こういう点では日本よりもアメリカの方が発展しているのかな、と思います。皆さんはどのように子供達の記録を管理していますか?手書きがまだ多いのかデジタル化してるのか気になります。