銃社会での幼児教育 | 南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

アメリカ南カリフォルニア州でレッジョエミリアアプローチに関わって10数年。もっと知りたい、どうやったらこのアプローチを深められるのだろう、と探求して来ました。今までして来た事、これから関わっていく事をシェアしていきます。










先日ロサンゼルス近郊のサンバルナンディーノ地域で銃の発砲で14名がなくなって17名が負傷。http://www.yomiuri.co.jp/world/20151203-OYT1T50007.htm
l日本に住んでいた頃はこういう事件を聞くと、「わー」とか思っていたけれども実際に銃社会であるアメリカでは発泡事件が起きるとなんとなく自分の中でも大きな話題になり、政治の話の中で銃規制の話が常に出て来ます。今回もそうだし、前回にあったサンディーフックの事件 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%AF%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 もそうですけれどもなぜ教育福祉関係が被害のなるのかが私の中では複雑な想いで一杯です。

今回は大人だけでしたが彼らは福祉関係、障害を持った子供から大人をサポートする公的な団体で勤務している人たちです。こちらでは、公立私立の幼稚園、保育園、小学校、中高と連携して子供達をサポートする所なのです。





幸い私は少し違うエリアなので知ってる人が巻き込まれたりはしませんでしたが、胸が痛みます。







こういうニュースをたまたま家で見てしまう子供もいたり、大人が話したりしているのを耳にしたりして子供は遊びに反映する事があります。なぜなら興味があるし、こういう遊びをしたら大人がどんな反応をするのか見たいから。



またこういうニュースだけでなく、スーパーヒーロー(スターウォーズ、忍者系のアニメ、パワーレンジャー、バットマン、スパイダーマンなど)が悪者をやっつけて。。。というアニメ、ゲームなどが日常に出回っていて(これはアメリカの大きな問題の一つ、なんていう遊びが暴力につながる、と考える親も多く重遊びはしてはいけない、というのがアメリカに来て日本と遊び方と捉え方が違うのだな、と感じました。



確かに親としては、子供が作ったレゴやおもちゃで銃ごっこをしてばんばん、と打つのが実際に本物の銃を手にして誰かを傷つける、という事とは違うけれどもその行動が嫌だ。。。







わからなくもないですよね。。。。だって日常に銃がある。。。子供が誤って。。。という事件も聞きますよね。









私が8年働いて来たG園ではそういう遊びをまず観察してなぜ子供達がそういう遊びに興味を持つのかを探りました。だんだん質問をしたり子供達がいろいろなルールを決めていく中で、子供達は銃自体に興味を持つというよりも、相手から隠れて何かをするのが面白い、というのがわかって少しずつ会話をそちらの方に重点を置いてプロジェクトワークに持っていった事があります。

今働いているC園でも最近銃遊びがさかんになってきて先生同士、どうするべきなのか、とことん話し合いました。なかなか難しいトピックですが、私は子供達が作る銃によって音が違う、という観察を述べました。

なんとなく銃自体の仕組みに興味があるのかなー。。。まだまだ観察が足りないのでもう少し観察をしていきたいな、と思う所。





そして私たち大人もただただ、「銃ごっこはだめ」というよりも、どうしたらこういう遊びから違う遊びに発展させるかが試されるのかなーと。