幻冬舎の見城社長が西野さんとの対談をしているyoutubeで
これほどお金の動かし方・儲け方などのついて
書いている本はないといっていたので、読んでみました。
 

 

 

『夢と金』 西野 亮廣 著

 

 

元々芸人である西野さんですが、

現在は多様な方面で活躍されています。

オンラインサロンや、

最近ではえんとつ町のプペルが大ヒットしていましたね。

NTFやクラウドファンディングなど

それについての解説などいろいろありました。

 

 

 

 

以下気になる点を見ていきます。

 

・クラウドファンディングの返礼のTシャツなど

誰もいらないものを作ることにお金と時間をかけて

お金を集めるなんて、どういう了見だ?

お金は「お金を上手に使ってくれる人」のところに集まる。

 

・VIPなど「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、

待っているのは、「お金に余裕のない人からお金を取る世界」

料金に対しては正しい知識を入れるべき。

 

・プレミアム・・・ベンツ・BMW

ラグジュアリー・・・フェラーリ・ランボルギーニ

 

・夢=認知度ー普及度

 

・「意味」を販売するチャンスを逃し、

「機能」を販売している

「機能」はお金にならない

 

・富裕層は、作品やスポーツを「社交場」として利用している。

そんな彼らを身動きが取れない席(最前列)に座らせてどうする?

スマホが使えない環境に放り込んで、時間を奪ってどうする?

「熱狂的なファン」と「富裕層」を見誤ってはいけない

 

・「夢」を追いかけ続けるには「お金」と「時間」が必要。

大切なのは「自分の資源(お金と時間)をどのように分配するか

「資源の分配」を制したものが勝ち

 

・満足ラインを超えた技術(パフォーマンス)は「オーバースペック」という。

「オーバースペック」は自己満足である。

「満足ライン」を超えているのに、職人は、

自分の限りある資源を「お客さんが判断できない技術の向上」

に投資してしまう。

 

・これからの時代は「機能」には値段がつけにくくなっている。

一体何を基準に商品を選ぶか。

その答えの一つが、「人」

どの商品を買っても「機能」は大体同じという世界線では、

「誰から買うか?」という基準が力を持つ

 

・キミが売らなきゃいけないのは「機能」じゃない。

「意味」だ。

キミの商品を高く売りたいのであれば、「ファン心理」を学べ。

「応援」がどこから生まれるか科学しろ

 

・超高級ホテルは「感情部分」で他との差を生み、

値段に納得感を生んでいる。

やはり「機能」ではなく「意味」だ

 

・「感情」はプライスレスだ。

人が惚れる立ち振る舞いを学び、心を奪え。

 

・「顧客」と「ファン」は別物。

「顧客のファン化」が必要

 

・キミの「目的地」とキミの「現在地」を晒せ。

晒し続けろ。

キミのファンは、その延長戦上にいる。

 

・機能の差別化を図れなくなった現代においては、

その「コミュニケーション」こそが最大の付加価値になってくる。

「不便」を戦略的にデザインを。

 

・昔から「不便」を好んで買っている。

世の中には「必要な不便」と「不必要な不便」があって、

僕らは「必要な不便」にお金を払っている

 

・むやみに「不便」を取り除くな。高く売れなくなる。

「不便(解きがいのある問い)」を戦略的に配置して、

コミュニケーションを生む。

 

・NFTと呼ばれ、売買されているのは「証明書」

【open sea】・・デパート

【イーサ】・・お金

【仮想通貨取引所】・・日本円をイーサに両替するところ

【ウォレット】・・イーサやNFTをいれる財布

 

NFTのリスク。

短期的に利益を得ようとする「投機筋」

こういったプレイヤーが少なくない。

「投資価値」を煽るNFTに手を出してはだめ

 

・クラウドファンディング

「All in型」・・目標金額に達しなくてもプロジェクトを遂行

「All or Nothing型」・・目標金額に達しなければそれまで集まった支援金がすべて自動返却

となり、プロジェクト自体がキャンセル

 

クラウドファンディングの目標金額を、グッズの損益分岐点にして、

「All or Nothing型」でプロジェクトを立ち上げれば、

ライブのグッズ製作はノーリスク

 

・世界は、最初に買った人間を称賛し、

最初から持っている人間を称賛する。

これが世界の理。

後から取り返せると思うな。

 

「ドリームキラー」

キミのことを愛している友人や家族であることが少なくない

 

・「お金」が尽きると「夢」が尽きる。

お金の問題から目を背けるな。

家族やチームでお金の話をしろ。

 

 

 

 

 

お金と時間をどう配分するかは重要ですね。

オーバースペックとは初めて知りました。

こだわりすぎるより、満足ラインを超えた段階で、

次のリソースに焦点をあてたほうが、可能性が広がるのですね。

 

また工業生産性がおわっている現在では

人や感情といった意味に価値が存在してくる。

僕の好きな本のハートドリブンにも書いてありました。

 

またクラウドファインディングのAll or Nothing型にすれば、

損益分岐点をしっかり評価できれば、

資金調達もできるというのも、参考になりました。

ちなみにこれは10年前の知識だったと西野さんは言ってました・・