「REGALO vintagewatch」ヴィンテージウォッチ専門店のブログ

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東京・お台場でセイコー、カルティエなどのヴィンテージウォッチを中心に販売。
時計の修理をはじめベルト交換も行なっています。
ベルトメーカー・モレラート正規販売店。
website:https://regalo-watch.com/
mail:info@regalo-watch.com

現行品の一部を除いてヴィンテージウォッチをはじめとした、

「カレンダー機能付き」の時計では操作に注意が必要なものがあります。

 

 

1970年代半ば以降の時計はカレンダーの「クイックチェンジ操作」が可能となっており、

一部を除いて日付の早送り機能が搭載されております。

 

 

しかしこのカレンダー操作の注意点があることを知らないという方が多い。

 

この操作を誤ったまま使い続けると思わぬ破損へとつながります。

 

 

日付の早送りの際は、

 

 

「時計本体の20時~4時の間に早送りは絶対にしない。」

 

 

これだけ守っていただければ問題はありません。

 

大事なことなのでもう一度…

 

 

「時計本体の20時~4時の間に早送りは絶対にしない。」

 

 

数回やっても問題が無いことの方がほとんどですが、

最悪の場合はカレンダーレバーが破損してしまい、

時間調整などもできなくなることがあります。

 

 

今回はこちらの操作方法の誤りが原因でレバーが曲がってしまい、

時間調整も日付の早送りもできず使用不可の状態に。

 

 

内部の状態を見てカレンダーレバーの手配が必要だったのですが、

今日のパーツ代の高騰もあり思わぬ修理代金となりました。

 

しかしオーバーホールも兼ねて無事に修理完了。

 

 

今回は

 

オーバーホール¥16,500

カレンダーレバー交換¥19,800

合計¥36,300送料込み

 

 

機械によってはパーツの手配や別作もできずに直せないこともありますが、

今回はさすがオメガとでも言いましょうかパーツ代は高くついても最終的に直せる。

 

そんな信頼感の高さも実感する修理でした。

 

 

とは言え正しい使い方で防げる修理でもあるので、

早送り機能付きのカレンダー付き時計はくれぐれもご注意くださいね!