こんにちは
佐倉市中志津のピアノ教室
講師の皆川慶子です
「音の側に自分がいる、弾く側じゃなくて」
SWITCHインタビュー達人達でヴァイオリニストの川井郁子さんが語っておられた言葉です。
川井さんというといつも遠くを見つめて演奏されているイメージがあったのですが、このインタビューを聞いてなるほど!と思いました。
失敗してはいけないというプレッシャーから、中高生の時に〝舞台恐怖症〟になってしまったとか。
そのような中、ある日演奏中の視線をちょっと遠くにやった時に恐怖から抜けられたのだそうです。
克服は目線
練習を沢山しても取れなかった恐怖が、目線を変えただけで取れたのには、意識の置き所が関係しているようです。
「目線って意識とつながっている」
「目線が演奏している手だったり弓だったりにいくと、どんどん「弾いている」という作業に意識がいき、緊張から離れられない。」
「自分が弾いている側じゃなくて、その音につつまれている人という意識になれるのは、音が飛んでいく方に視線をちょっとやった時に抜けられた。」
とても興味深いお話でした。
…と同時に、自分いつも作業になってますね。。
耳は前後左右にアンテナを張って聴くようにしていますが、手指の作業からなかなか抜けられません。
再々放送があるといいです。