リハビリテーションに関わる人の体軸理論

リハビリテーションに関わる人の体軸理論

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体軸Bodyworkを通して、セラピストの治療技術の上達に必要な身体作りを行う場
「体軸DOJO」を全国で開催します。

初めての方も、興味ある方もお気軽にご参加下さい。



【札幌】

日程:6月29日(月)20時00分-21時30分
会場:札幌市西区民センター2階第3集会室
詳細:http://ameblo.jp/hanareha-hokkaido/entry-12027502763.html




講師:山下翔平(理学療法士)






【岩手】

日程:6月17日(水)19時00分-21時00分
会場:北上市文化交流センターさくらホール 多目的室1、2
詳細:http://ameblo.jp/taijiku-iwate/entry-12027401769.html




講師:高橋仁(作業療法士)







【東京】

日程:6月2日(火)、9日(火)、16日(火)、23日(火)、30日(火)
   20時30分~22時00分
会場:アンダーザライトヨガスクール
   東京都渋谷区代々木1-53-4 奨学会館別館4階
   (JR代々木駅、徒歩3分)
   http://www.underthelight.jp/misc/map.html
料金:3,000円
持物:動きやすい服装、コアステップ棒(お持ちの方)
申込み:不要(当日直接お越し下さい)




講師:小林大輔(作業療法士)






【神奈川】

日程:6月4日(木)、11日(木)、18日(木)、25日(木)
   20時30分-22時00分
会場:ココから整骨院(横浜市内)
詳細:http://www.kokokara.club/sejutsu.html




講師:野元友貴(理学療法士)







【愛知】

日程:6月12日(金)、26日(金)19時15分-20時45分
会場:那古野コミュニティセンター第2会議室
詳細:http://ameblo.jp/taijiku-toukai/entry-12026558175.html





講師:青木正典(理学療法士)






【福井】

日程:6月18日(木)、19 日(金)、25日(木)19時00分-21時00分
会場:福井市旭公民館2階ホール(18日、25日)
   新横江公民館2階会議室(19日)





講師:山崎仁史(理学療法士)





【大阪】

日程:6月1日(月)、19日(金)19時00分~20時30分
会場:大阪市民交流センターなにわ


講師:藤田友和(理学療法士)






【兵庫】
日程:6月10日(水)、24日(水)21時00分~22時30分
会場:あんしんクリニック(三宮)
詳細:http://ameblo.jp/taijiku2014/entry-12028945675.html




講師:赤山僚輔(理学療法士)






【徳島】

日程:6月5日(金)、26日(金)19時30分~21時00分
会場:中州八木病院 はちのきほーる



講師:堀隼人(理学療法士)








【香川】

日程:6月11日(木)、25日(木)20時30分~22時00分
会場:リブレボディ(高松)



講師:赤山僚輔(理学療法士)





【高知】

日程:6月10日(水)19時00分~20時30分
会場:高陵病院 2階会議室
詳細:http://ameblo.jp/taijiku2014/entry-12028945675.html




講師:松田純一(理学療法士)





【福岡】

日程:6月13日(土)19時30分-21時00分
会場:新光ビル 5F-B室



講師:中村雄也(作業療法士)





【北九州】

日程:6月27日(土)18時30分-19時30分
会場:くろつち整形外科クリニック(豊善市)


講師:蜷川雄哉(理学療法士)







体軸DOJOでは体軸Bodyworkを通じて人が動く基礎をつくっています。

今回はコースや体軸DOJOで行うオリジナルワーク「軸プッシュ」についてご紹介します。

軸プッシュ



軸プッシュとは体軸を強める目的で行っているペアワークです。
肘を曲げている方が攻め手。肘を伸ばしている方が守り手です。対面して手の平を合わせて、肘を曲げている攻め手が肘を伸ばしながら相手を押していき、もう一方の守り手が肘をのばしたまま耐えるというワークです。



体軸DOJOでは体軸Bodyworkを行う前後で、その後の方が軽い力で相手を押せるようになることを体感頂いています。

例えばコアステップ棒を内くるぶしの下で踏み、その前後で押す力を比べると、踏んだあとの方が軽い力で押せるようになります。




内くるぶしの下は体軸ライン上を通過する部位であり、この部位の体性感覚を促通するこで、そこに関わる体軸ライン上のインナーマッスルが促通されたり、足部機能など身体を機能的に使いやすくなることで重心が安定し、効率的に力を発揮できるからです。

このように体軸ライン上の体性感覚の促通と、機能的に身体を使えることで、周囲のアウターマッスルなどの余分な緊張がゆるみやすくなります

(センター体軸正中線 高岡英夫著より引用)




ゆるむことで、相手の力を吸収できるため守り手は力を伝達できなくなります。起き上がり動作で普通のベッドよりエアマットの方が起き上がりにくい。普通の道より砂浜の方が走りにくいなどは、加えた力を吸収され反作用の力をつかえないからです)

つまり軸プッシュは筋を固めることで力を発揮し強く押そうとしても、相手はその抵抗(反力・反作用)を感じさらに押さえ込みやすくなってしまいます。だからゆるむことで、守り手が抵抗できなくなる状態をつくることで、相手を押しやすくなっているのです。




ここで重要なことはただゆるむだけでは、グチャッと潰れてしまうし、相手に力を伝えることができません。ですので相手を押すための力(固める)も必要になるわけです。つまりゆるめることと固めるという一見「二律背反」なことをメタ制御するシステムが必要で、これを可能にする体性感覚として重要視しているものが体軸であるということです。




こにように軸プッシュというワークは、ただ固めるだけの、筋力(ラフパワー)に頼ったトレーニングではなく、ゆるめながら固めるということを行うことで、最小限の力で最大の力を発揮できる状態(レフパワー)をつくるトレーニングを行っているということになります。


これを可能にする意識の使い方が
1.調和  2.支点揺動
ということで軸プッシュで身につけていきます。



◆調和とは◆

押すと押されるの間の状態、押してでも押されてでもない、相手と一体化している状態のことをいいます。

この状態は身体も思考もニュートラルな状態です。例えば思考がニュートラルな状態でない場合、考えすきだり、悩んでいると身体も固まってしまい相手を押すことができません。逆に身体も思考もニュートラルな状態であれば、相手はどこが固まっているかなど相手の情報を捉えやすくなり相手を押すことができます。



実はこの調和というのはセラピストにとって重要である変性意識に入りやすくなる状態であるとも言えます。例えばセラピスト側が治療において無理矢理変化させようとしても、 相手が変化しようせず、壁を作ってしまえば変化はしません。つまり、臨床上では変化する様な「状態(変性意識)」にする事=「調和」が患者の治療結果を左右する上でポイントになるのです。


この調和という状態は様々な体性感覚を使って行えますが、体軸リハでは体軸(3軸)を使って調和することを重要視しています。

小林2




◆支点揺動とは◆

両者が手の平を合わすと、守り手はフィードフォワード機構等で押されないように自分の身体を無意識に固めます。攻め手はこれに対しさらに固めて返そうとすると、守り手に反力(反作用)が伝わり、どれくらいの力がどこから、どの方向に伝わるか予測されやすくなるため、守り手はその力に抵抗しやくなります。結果攻め手は押せません。

攻め手が押すには、上肢で押す方向(作用点)は同じ、自分の今もっている筋力(力点)も同じ条件で、どう相手を押していくかとなったときに、自分の支点となる部分を変えることが必要になるわけです。

攻め手が支点をずらす(支点揺動する)ことで、守り手は反力を認識できず押し返せない状態、フィードフォワード機構で予測できない状態をつくりだせます。
この状態で押されると、守り手はどのように押されているか分からないまま、一瞬の間に押されてしまうという現象がおきます。



このように、軸プッシュを通じてゆるみながら力を発揮する(調和と支点揺動を使って押す)ことで、どんどん無駄な力がゆるむ、ゆるむから軸ができ、軸ができるからさらにゆるむということで体軸を強めていきます。

結果として筋力に頼らない身体の使い方、最小限の力で最大の力を発揮できる状態を身につけていくのが軸プッシュというワークです。


はじめは分からなくても、やり続けていると体感として掴めてきます。そして鍛錬し続ける事でもっと臨床は変わってきますので、あせらずあきらめず継続し自分の体軸を確かなものにして行って下さい。



体軸とは、体幹のインナーマッスルを効率的に働かせる体性感覚的意識です。
体軸Bodyworkでその意識を促通させることで、人が“動くための基礎”に必要な身体作りが可能となります。


人が動くための基礎とは、どこか一カ所の「軸」となる姿勢を作る事で、多種多様な状況に反応出来る「軸」を作るということです。これを可能にする姿勢を体軸姿勢として重要視し、体軸bodyworkの中で扱っています。





体軸姿勢は「
意識」を条件とした「軸」と定義しています。「意識」はとても抽象的かつ汎用性があるためです。意識の中には「筋」「骨格」「内臓」「経絡」(実際にはもっと沢山含まれます)などなどあらゆる情報が含まれています。実際の体軸Bodyworkの中で体軸姿勢のつくり方をお伝えしています。





体軸姿勢を身につけることで、日常生活のときは日常生活用の姿勢に、スポーツ競技のときは競技特有の姿勢に臨機応変に姿勢をコントロールできるようになります。このとき、「”無意識”の状態において。」ということがポイントで、「意識」を条件とした「軸」と定義しているからこそ可能なのです。





このように無意識的に多種多様な状況に反応出来るためには、必要条件において切り替えられる事のできる一定の基準をもうけなければなりません。その基準となる姿勢を、ゆるゆるにゆるんだ状態の体軸姿勢と捉えています。






体軸姿勢は全ての動作の基準となるため、日常生活動作やスポーツ動作、セラピストの施術動作などのパフォーマンスアップに繋がります。

そのため、看護師、理学療法士、作業療法士、
鍼灸師、柔道整復師、整体師、スポーツトレーナー、ヨガ、ピラティスインストラクター、格闘家、能楽師、学校の先生や学生さんなど、様々な分野の方が実際に参加し体験されています。

作業療法士の野口さん



身体の使い方をよくして実際の臨床へ活かしていきたいと参加




体軸Bodyworkは全国各地で体験できますので、お気軽にご参加下さい。


全国各地で体軸に興味を持って頂く方が増えてきています。

体軸理論を応用したBodyworkはリハビリ分野、スポーツ分野、ヨガやフィットネス分野に活かされています。

今回はそのBodyworkが掲載されている体軸書籍をご紹介します。

本


「人体のスイッチ 筋肉の交差点『クロスポイント』で3倍速回復」

著者:高橋龍三
出版:ワニブックス
ご注文:http://www.amazon.co.jp/…/4…/ref=cm_sw_r_fa_dp_Akj6ub0AZPVCR




体軸をつくるために効果的なポイント「クロスポイント」が図とともに分かりやすく説明されています。



「クロスポイント」とは高橋龍三氏が考案した体軸をつくる筋のポイントで次のような特徴があります。

・インナーマッスルを目覚めさせ、アウターマッスルをゆるめる
・複数の筋肉へ同時にアプローチ可能




書籍では症状・目的別にBodyworkが説明されていますので、実際に活用しやすくなっています。


【痛みや疲労をとるのに有効な体軸Bodywork】

1.腰痛
2.ひざの痛み
3.肩こり
4.首こり
5.胃痛・肋間神経痛
6.頭痛
7.生理痛
8.手首痛(腱鞘炎)



【慢性疲労を癒す体軸Bodywork】

1.体が重い・だるい
2.寝つけない
3.目覚めが悪い
4.脚が重い・だるい
5.便秘
6.尿がもれる
7.目の疲れ



【運動のパフォーマンスを上げる体軸Bodywork】

1.速く走る
2.体が動かしやすくなる
3.基礎体力をつける



ぜひ手にとってご覧下さい

ご注文:http://www.amazon.co.jp/…/4…/ref=cm_sw_r_fa_dp_Akj6ub0AZPVCR






本日は体軸リハビリテーション認定講師の松下祐也氏による症例報告をお伝えします。


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私は、毎日、体軸理論を応用して施術を行っています。
今回も、クライアント様に掲載の許可を頂き皆様に少しシェアさせて頂きます。


【性別、年齢】

女性、31歳


【疾患名】

全身性アレルギー


【合併症】

特になし


【症状】

本症例は、突発的に全身性アレルギーを発症し2週間以上、かゆみと発赤に悩まれていたそうです。


【評価】

 TLテクニックにて、全身性アレルギーと症状を前提条件に入れ、独自の体性感覚的意識の設定にて評価を行いました。
*TLテクニックは体軸レベル2以降で扱う技術です。


結果、トップメジャー(1番の原因)は、精神的ストレスによる肝臓、胆嚢、小腸の機能が低下していることが分かりました。(精神的ストレスの内容について割愛させて頂きます。)



私が、精神面を鑑定する際に利用する1つの方法としましては、理想的な体性感覚的意識と症状が出現している意識の比較対象かつ関係的に設定をフリーに行います。


要素として考えますと、肝臓の位置が下方に下がっていると、肝臓の可動性が低下し機能低下を引き起こします。また、肝臓では胆汁の生成を行っているため、肝機能の低下は胆嚢の機能にも大きく影響します。そのため、体内の毒素の排出が滞ってしまったと考えられます。



【治療】

アレルギーに対する治療は、毒素の排出も大事な視点となりますので、内臓へのアプローチも行います。写真は、肝臓を調和のタッチで治療をしているところです。

*調和のタッチは、体軸レベル1以降で扱う技術です。


体軸理論を応用することで内臓機能と精神面を関係的に捉えることができます。



【結果】

写真を参照下さい。パッチテスト前後で症状の改善が見られます

《治療前 パッチテスト》




《治療後 パッチテスト》




【クライアントのアンケート結果】

《症状、来院動機は何ですか?》

全身アレルギーが突然発症し、その症状が2週間以上続いたため



《施術を受けたご感想・ご意見など、自由にご記入ください》

施術を受ける数時間前に、病院に行ったら食べ物のほとんどにアレルギー反応が出ました。(今まで食べ物でアレルギーなんて一つも出たことないのに)


病院の先生は「赤ちゃんの胃と一緒で消化できていないからアレルギーが出るんだよ」と言われ、腹八分目でよく噛んで食べなさいと忠告あり。

薬と塗り薬をもらってから、ホリスティックへ来ました。

施術を受けてストレスの原因を解消してもらったら、2週間以上続いたアレルギー症状がウソのようにきれいに消えました。本当にすごいと思います。以後、薬を飲まなくても症状はでておりません。



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【認定講師紹介】


松下祐也(Yuya Matsushita)
・理学療法士
・体軸リハビリテーション認定講師
・キネシオロジスト

自身の信念のために、国立病院を退職し企業。経営者の傍ら、施術家としても生きる道を選択。国立病院でのリハビリ、整形外科クリニックでの幅広い臨床経験に加え、東洋医学・キネシオロジーなどの代替療法を駆使したホリステックな施術を展開する。

所属

・エターナル株式会社 代表取締役
http://www.eternal-therapist.co.jp/
・ホリスティックキネシオロジールーム 読売ランド前店
http://hkr.horisutiku.com


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