古拙 前編(銀座)
蕎麦屋さんが新しい方向をいろいろと模索しているが、
その方向がひとつの形に結実したお店、古拙です。
ミシュラン1つ星獲得店。
ちなみに、古拙とは、「古風で技巧的にはつたないが、素朴で捨てがたい味わいのあること」。
銀座のはずれにありますが、店内は落ち着いた雰囲気。
まずは、蕎麦味噌。
お酒のすすみそうなお皿ですが、柚子が効いていてバランスが良いです。
まずは、白子入りのかぶら蒸し。
しっかりした味付けの葛餡と、かぶらの優しい味わい、の対比。
そして、食感の対比もとても楽しい。
そこにわさびの風味が加わって、芯が通っています。
これは本当に贅沢なお料理だと思います。
どうですか!?
色の対比もいいですよ!
ああ、日本人で良かったと思います♡

続いては、何と牡蠣の入ったおそば!!!
私、実は、牡蠣は最強の苦手食材、、、
あの牡蠣フライの匂いが嫌いで、全く食べられない。。。
しかし、このお皿はあまり嫌な香りがしなかったため、
また、某ひ○様が目の前にいらっしゃるため、
死ぬ思いで食べてみました


はい! 完食しました!
柚子の香りのせいもあるかも知れませんが、
決していやな香りはありませんでした。
長年の習慣は抜け難く、進んで食べようという程には至りませんが、
牡蠣のお皿を完食したのは、驚くべき進歩でした!
続いては、鮪の中落ち巻きと、鯖のお鮨。

この鯖のおいしさは脱帽もの。
鯖って、時々、とても凄い力を発揮しますよね。
カンテサンスの鯖も凄かったが、
ここの鯖もかなり美味しい。
また、表面にひと塗りしてあるタレは謎ですが、これがすごぶる美味しかった。