大トラブル！ バルセロナからマドリッド～トレド

バルセロナからトレドへの帰途は終電である。
が、切符の予約に抜かりはない、問題ない。と思ったが、、、

さようなら、サンツの駅。
しばらくは来ることもないだろう、、、

列車は快調に走る。正直、スペインの列車がこれほどトラブルなく運行されているとは恐れ入った。

と、思っていたら、何故か、止まらないと思っていたタラゴナの駅に停車。
１５分位止まっていただろうか？
スペイン語のアナウンスが流れる、、、ざわつく周囲の人々。
こちらはスペイン語はわからない。。。

どうも巨大な山火事があったようで、この先、にっちもさっちも進めないようだ。
バスに乗り換えても、おそらく道端で寝ることになるだろうとのこと、、、
火事の復旧の目途なし、、、

お～～～、参りましたね！
これはどうなるのだろう、この電車は終電だし、
そうか、この電車の中で寝ることになるんだろうな～～～、と思いました。
と、なると、水と食料の確保に走らねば！

カフェテリアの手際は意外とよく、
切符一枚について、食べ物と飲み物が無料配布されていました。
スペイン国鉄、以外にやるな！

と思っていたら、なぜか列車は逆方向に走りだした！
なにごとであろうか？
そばの英語の話せるスペイン人に聞くと、
どうもバルセロナまで引き返して空港に行くという？？？
？？？
どうも、飛行機で代替輸送してくれるようだが、
飛行機の手配は自分でやるのだろうか？？？
謎だ？？？

とにもかくにも、サンツの駅に戻ると、
そこにはバスが！
意外に手際がいいな、スペイン国鉄！

等と言っている余裕はない。

高速を抜けて、そこはバルセロナの空港。
ここに来る予定はなかったのだが。

で、なんと国鉄の切符と引き換えに航空券を配っているようだ！

で、ゲットしました、こいつ！

ん～～～～ん、感心することしきり。
日本の新幹線が止まったとしてJRがここまで迅速で丁寧な対応ができるだろうか？
危機に慣れているのかもしれないが、スペイン国鉄、素晴らしい対応力である。

もちろん、機内でも食べる。



スペイン国鉄、素晴らしい対応だが、マドリッド着は０時過ぎ。
ここからトレドはやむなくタクシーにて帰宅。
タクシー代は安くはないが、まあ、全体的に納得。

後日、マドリッドの駅で、使い損ねたマドリッド～トレド間の乗車券と、タクシー代を請求。
乗車券代は戻るだろうが、タクシー代は難しいだろうと言われるも、
後日、クレジットカード口座に入金するとのこと。

なかなかない体験ができたが、スペイン国鉄の対応は、
本当に感心した。

と、そばのスペイン人に言ったら、
「いや、こんな対応は初めての経験だ。この前は、２時間も電車に閉じ込められた」とのこと。
運も良かったようです♪