今日はローテーションの谷間、月曜日だから・・・
って事も無いんだけど、
http://ameblo.jp/reflex-jiyugaoka/entry-11353936170.html
が第一回目で、本日は第二回目って相変わらず言い回しがくどい?
マウンパに続いて、ハンティングコートのお話。
その名の通り、ハンティングをする時の便利なウェア。
道具って言った方がやっぱり、格好良いのかな?
ハンティングと言えば、大昔からの人類の生きる為の行いですネ。
正確には、「だった」って言う過去形になりつつあるか。
(しかしながら、いまだに象の密漁なども行われているようで・・・悲しいです)
で、やっぱりハンティングと言えば、アメリカが本場なんだろう。
だから、ハンティングに関連したウェアやギアも長い年月を経て進化している
んだと思う。
ヴィンテージに関してはとっても疎いので良く知らないけど
今までには数多くのハンティングジャケットが造られて来た。
ブランド、メーカーだけとっても、
ダックスバック、ヒンソン、L.L.BEAN、ウールリッチやチト特殊な所では
ボブ・アレンなんてブランドもあったな。
そんなハンティングジャケットも時代とともに変化してきていると思う。
ディテールなんかももちろんだろうけど。特に変化が見られるのが
素材だと思う。
一般的なウンチク系だったら、ここでゲームポケットがどうだの・・・って
なるんだろうけど、自分としてはやっぱり素材の部分が気になる。
ウールに関して言えば、昔の物は生地が厚くて、まさに゛メルトン゛生地
にふさわしい物が多かった、それからコットンだったら本当に゛ダック゛
って言えるものばかりでしたネ。
時代の流れとともに、だんだんと軟弱に、ソフトになってくるのは当然
なんだろうけど、果たしてこんなんで本当のハンティングに通用するのか?
って物もかなり多いような気もする。
そんなこんなで、さっき言ったディテールも含めて
ごく狭いニッチな世界のコレクターもいるんだろう。
で、ファッション的に考えた場合
実際にハンティングなんてする人は今の時代いない訳で
(日本だったら、マタギ位でしょ、おそらく)
その世界観を味わう為に着るって事になる訳です。
話はチトそれるけど、ハンティングジャケットって一般的に見たら
かなり野暮ったいウェアですよネ。
この・・・「野暮ったいけど格好良いウェア」ってのは、ある意味
アメリカンカジュアルウェアの特徴って言うか、野暮ったいほど
味があるのがアメカジの良さみたいな感じだけど、
と言う事は、そう、着こなしがなかなか難しいって事にもなってくる訳。
サファリジャケットや、カバーオール、ペインターパンツなんかは凄く
分かりやすい例だと思うんだけど、ハンティングジャケットも
例にもれず、この「野暮なグループに入ると思う。
でもでも、マウンパの時も言ったように、リサイズしたりして
アップデイトされた物は、ただのファッションアイテムになってしまう。
もちろん、本物をリスペクトしてファッションアイテムとして成立させちゃう
○ルフ・○ーレンなんてブランドもあるけど(あしからず)
そう、本来のハンティングのイメージ、世界観は全くなくなってしまうのです。
洗濯で縮みまくって(正方形っぽくなりますネ)、色むらが出ちゃって
そんな着こんだ物を格好良く、街中で着るのが、これがなかなか
イケテルと思うんだけど。
言い換えると、本来あるべき姿や昔の世界観を堪能できる着方をする
のがイケテル基準になる。
あっ、このイケテルってのは本人の気分的にって事ネ。
他人がどうのって事じゃないから、ソコントコよろしく!
ではどうすれば良いかと言えば・・・
やっぱり、そんなハンティングの環境を思い浮かべるのが一番の
方法だと思う。
荒涼とした湿地、草村、突然の雨、しびれるような寒さ・・・
想い描ける風景としてはこんな感じだろうか?
そうすればおのずと、他に組み合わせるアイテムも見つかってくるはず。
ハンティングシューズ、分厚いセーター、耳当て付のキャップ、ティンパンツ
ラギッドな手袋・・・
要するに、ずばりハンティングに行く格好って事。
こうしてベタなアウトドアスタイルが完成します。
これが本来のハンティングジャケットのコーディネイト、基本です。
この格好をベースに街中でも着られる様、アレンジするのが
みんなの感性って事になります。
(これが本来のアップデート、単品でアップデートされた物を着るのでは
無く、コーディネイトでアップデートしましょう、一つのアイテムを永く
着るコツでもあります)
こんな洋服の組み合わせに関しては大分前に書いた、゛大作゛に書いて
いるので、皆さん勝手に探してみて。
という訳で、ここでは具体的に何をどう変えたら
ソフィティケートされた出で立ちになるかを簡単に説明しましょう。
後はライフル持てば完全なハンターから、何をどう変えれば良いか?
まずは靴。
ぬかるみを歩く訳でも無く、雨すら降って無いじゃないか・・・
じゃあ、ハンティングシューはやめとこう、ラグソールのモカシンあたり
なら、ハードなイメージが大分和らぎます。
未脱脂のセーターをチェックのシャツに変えてみましょう、一気に
田舎のアイビーリーガーに変身!・・・か?
こんな感じで、一つ二つアイテムを変えてみます。
もちろん、大きな所でのブレはまずいです、ってか難しいですけどネ。
そうすると、元々ハードなジャケットのイメージが中和されるでしょう。
しかも、ハンティングジャケットを着ている自分の中でのイメージも
維持されるのです。
ストレートつゆに水を足して、そうめんにちょうど良い濃さにする感じ
・・・かな?
いずれにしても、ハンティングなんて言う今となってはレアなスポーツ、
そして必要のない、ハンティングジャケットもこうして生き続けるのです。
ここからは余談だけど
なぜ生き続けるかと言えば、言わずもがなのベーシックだから・・・
それっぽく作られたファッションアイテムではないからです。
そして組み合わせる他のアイテムもベーシックであれば
そちらもまた、永く生き続けます。
コーディネイトの幅ももちろん広がりますネ。
だからベーシックは素晴らしいのです!
大丈夫、みんな?
ベルトが見えちゃうようなジャケット着てない?
刺さっちゃうような革靴履いてない?
短期間で消え去って行くようなウェア選んじゃダメですよ!