あれから既に3ヶ月半も経ってしまいましたが、2016年12月15日に「リフレクションエキシビジョン&2016年をリフレクション」を開催しました。ご参加いただいた方も、そうでない方も、既に記憶の彼方かもしれませんが・・・、この記事を見て、当日を振り返っていただければ幸いです。
ちなみに、以下の当日レポートは、2017年1月27日に行ったリフレクションナイトの通常回に参加してくれたメンバと、ワークショップ形式で作り上げたレポートです。お楽しみください。
===ここから===
リフレクションナイトのエキシビジョン開催しました!
RN×FRです。※RN=ReflectionNight/FR=FridayReflection
このイベントはリフレクションの良さを伝えることを目的に開催しました。具体的にはリフレクションを体験してもらい、リフレクションの価値を感じてもらうことを目標にしました。
※イベントについてご存じでない方はこちらのご案内もご参照ください
早速ですが、目標は達成されたんでしょうか・・・?
<参加者の声>
「リフレクションの原体験になった」
「忙しい私が私を見失うことがないようにできる」
「この経験が自分の学びに繋がると感じた」
アンケートで全員から回答をもらったわけではありませんが、リフレクションの価値を感じてもらうことができたようです。よかったよかった。
ここからは時系列に沿って、ちょっとだけ当日の様子を共有します。参加した方は当日のことを思い出しながら、参加できなかった方は疑似体験してみてくださいね。
<エキシビジョンの部>
各社各組織で行われているリフレクション事例のエキシビジョン(展示会)が、開場と同時にいきなりスタート!スタートと時点で運営メンバと事例展示の代表者、合わせて30人くらいが既に会場内にいましたが、18:45の開場と同時に少しずつ来場者が増えてきました。
事例タイトルはこちら。
しかし、どんどん来場者が増えてくるものの、ここにいる運営メンバ、事例展示している人、来場者、それぞれが「いったいあなたは誰なのか?」「どういう関係性なのか?」さっぱりわからない状態のまま、各々が少しずつ距離を近づけるように探りつつエキシビジョンの部が盛り上がってきました。
いつもは勝手知ったるメンバ同士でシェアしていることが多い、リフレクションナイトのメンバも、この日は対パブリック(初めての人たち・自分たちの 外にいる人たち)にシェアしている様子が新鮮でした。
リフレクションナイトの可能性が広がったエキシビジョンパートになりました。
今回はエキシビジョンパートの最後に、どのリフレクション事例が良かったか、来場者の皆さんにUMUというツールを使って投票してもらい、「リフレクションアワード」を決めました。
アワード盛り上がるかな?どうかな?と企画チームは若干の不安を抱えておりましたが、会場にはうっすら熱気が湧いてきていました。司会者が一番興奮していましたね。笑
見事1位に輝いたのはWSD出身の3名がフライデーリフレクションと一緒に取り組んでいる「円卓会議」でした。おめでとうございます!!
※円卓会議についてはこちら
※UMUについてはこちら
表彰式のプレゼンテーターはリフレクションナイト発起人の一人、原田さんが担当しました。そしてそのまま原田さんによる開会宣言!!
ここまでやってもなお会場内に残っている、「この団体は何なんだろう?感」「ここに集まっている人たちはいったい何者?感」そして、気がついたら会場内いっぱいに人がいて、なんと100人も集まっていました。
そして、やっと代表っぽい人たち(今回のイベントの企画チーム)が話し始めました。笑
・リフレクションナイトとは
・エキシビジョンはどうやって生まれたのか
・フライデーリフレクションとは
・グラフィックレコーディングとは
そしてこの辺りで会場内から見え隠れする、「東大の中原淳さんは来てるんだよね?いつ話すのかな?どこにいるのかな?感」今回は本当に、一人の参加者として会場に来ていただきました。気づかなかった方もいらっしゃったかもしれませんね。
中原さんはご自身のブログで、早々に記事を投稿されていました。我々はどうやら「野生児」らしいですよ。笑
<2016年をリフレクションの部>
なんとかエキシビジョンの部が形になったところで、後半はいよいよ100人でリフレクションを体験シテミル時間です。今回は3人組を作って、リフレクションカードを使ったリフレクションを体験してもらうことになりました。
リフレクションに馴染みのない方もいたので、「これから何をやるの?」「リフレクションって何?」のような言葉にならない疑問が浮かんでいる様子もチラホラ見えました。リフレクションに馴染みのある方たちにとっては、「リフレクションの目的は?やり方は?意図は?」のような議論になってもおかしくないところだったとも思います。
ですが、じっくり説明している時間もなかったので、とりあえず1回やってみましょう!というノリで進めて行ったところ、参加者の皆さんがノリ良くリフレクションワークに入ってくれました。そして初対面かつ短時間にも関わらず参加者の皆さんが楽しく・深く対話している様子が見えました。これぞリフレクションカードが取り持つ仲!
実際にどんな風にワークを進めたのかご紹介します。
まずはじめに「私が今日リフレクションしたいことは〜〜です」の〜〜に言葉を埋めます。グループ内でどんな言葉を埋めたのか、なぜその言葉を選んだのか、簡単に話してシェアします。
次に、リフレクションカードを使って、話を聞いてくれたメンバから質問を受けます。
初対面の人の話を聞いて、いきなり質問しろと言われても、遠慮がちになってしまったり、背景を知らないから質問するのが難しかったり、そんな風に思いますよね。
でも大丈夫!リフレクションカードがあるからです。
「なぜそう思うのか?」「具体的には?」のように、話した内容について深堀をしたり、思いもよらない方向から視点を変えるような質問もあったり、カードを眺めているだけでも考えさせられます。
自分の質問のクセってあるんです。リフレクションするときには自分に問いかけることが多くなりますが、自分一人で自問自答していると、そのクセに引っ張られてしまうことがあります。今回のように他の人とリフレクションするといつもと違うリフレクションができるのです。さらに今回はカードを使って質問のバリエーションを増やしていることと、全然知らない人同士で質問するので、ますますいつもと違った新鮮なリフレクションができちゃいます。
1人1人は短時間でしたが、3人組で順番に対話していくうちに、どんどん盛り上がって行ったり、静かに深い内省の時間になって行ったりしていました。あっという間の1時間でした。
※リフレクションカードについてはこちら
<エンディング>
今回のイベント時間中、会場内を3名のグラフィッカー(RNメンバ)が飛び回って、レコーディングしていました。その出来上がりの模造紙がこちらです。この模造紙をスクリーンに投影しながらイベントのリフレクションを行いました。リフレクションは付箋にコメントを書いてもらい、会場を出る際にツリーの絵に貼り付けてもらいました。
そしてエンディングは、同じく会場内で3名の映像クリエイター(実践女子大学の松下ゼミの皆さん)が飛び回って撮影し、イベント中に編集作業を終わらせた、できたてホヤホヤのリフレクションムービー(リアルタイムドキュメンテーション)を上映しました。会場内が盛大な拍手に包まれたのは言うまでもありません。
最後に全員で記念撮影!100人写っても大丈夫!!笑
===ここまで===
改めて、こうして振り返ってみると、やって良かったなと思います。何よりも参加者の皆さんの表情が、全てを物語っているなあと感じました。もちろん「やって良かったね」だけで終わってはいけないのかもしれませんが、「やって良かったね」とすら思えなかったとしたら、その後に続くもの、残るものは、きっと何もないのではないかなと思います。
★参加者情報
RN参加経験あり:25名(内訳:企業23・学校1・その他1・未回答0)
FR参加経験あり:14名(内訳:企業6・学校1・その他1・未回答6)
どちらも経験あり:4名(内訳:企業3・学校0・その他1・未回答0)
どちらも経験なし:49名(内訳:企業27・学校5・その他6・未回答11)
未回答:10名(内訳:企業5・学校4・その他0・未回答1)
合計:102名(内訳:企業64・学校11・その他9・未回答18)
今回のイベントにご協力いただいた全ての皆様、ご参加いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
次回エキシビジョンは2017年12月に、またやるのか!?やらないのか!?それとも!?お楽しみに!!
リフレクションナイトは2017年も奇数月の第二金曜日を定期開催日として、活動を続けて参ります。ご興味のある方はメールでご連絡ください。
reflectionnight2013@gmail.com