海外で進む酸化療法の普及について教えて下さい
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よくあるご質問（FAQ）
海外で進む酸化療法の普及について教えて下さい |
米国やドイツといった医療先進国においては、
あらゆる治療現場で酸化療法が導入されています。
酸化療法には複数のバリエーションがあり、ドイツではそのひとつであるオゾン療法が保険適用となっています。
米国やドイツといった医療先進国においては、糖尿病、肝炎、自己免疫疾患、感染症といった病気の治療のほか、がん治療や歯科分野、整形外科の現場でも酸化療法が導入されています。また症状の進み具合を抑制することを期待して、エイズ患者の治療に酸化療法を用いる国もいくつか存在しています。
加えて、酸化療法はアンチエイジングの分野でもその注目を集めています。
イギリス女王エリザベス二世の母、エリザベス王太后は101歳まで生きた長寿であることが一般的に有名ですが、実はその長寿の秘訣こそ酸化療法にあったのです。王太后はチャールズ皇太子の勧めで酸化療法のひとつである血液クリーニング(クレンジング)を受けたといわれています。そしてこの血液クリーニングこそがエリザベス王太后の抗酸化力を高めて細胞の老化を防ぎ、併せて生活習慣病を防いだと考えることができます。血液クリーニングは王室史上に残る長寿をもたらした療法なのです。
酸化療法には、高圧酸素療法、高濃度ビタミンC点滴療法、過酸化水素点滴療法、血液フォトセラピー、オゾン療法（血液クリーニング療法）と様々なバリエーションがあります。いずれの療法においても適量の酸化ストレスを体内に与えることで、血液循環の改善、ATPの増加、体内の酵素化、がん細胞の破壊、免疫力や抗酸化力の強化といった健康面での改善効果をはかることを目的としています。
酸化療法のバリエーションの違いは、酸化を引き起こす手法の違いによります。例えば血液クリーニング療法では酸化ストレスの媒体（仲立ちをする物質）としてオゾンという気体と血液とを反応させます。また、血液フォトセラピーでは血液に紫外線を照射することによって発生する活性酸素のバリエーションやそれと同時に生じる物質が違ってくることからも作用が異なってきます。身体に作用する原理は根本的には同じですが、その過程や作用が若干異なります。
そのため、シナジー（相乗）効果を期待して、いくつかのバリエーションの酸化療法を併用する病院も多くあります。
酸化療法先進国の一つである米国で最もポピュラーなのは過酸化水素点滴療法と血液フォトセラピーです。また、高濃度ビタミンC点滴療法も広く普及しており、少なくとも１万人以上の医師が導入しているといわれています。
このうち過酸化水素点滴療法と血液フォトセラピーはがん治療に有用とされており、日本から渡米した医師も、それらを臨床で用いている病院を訪問して情報交換をはかっています。
一方で、もう一つの酸化療法先進国であるドイツでは血液クリーニング療法が普及しています。ドイツにおいては疾患のバリエーションなどいくつかの条件をクリアすることで血液クリーニング療法が保険診療扱いとなり、患者さんの経済的負担を抑えながら治療を行えるようになっています。これによりドイツにおけるがん患者は週に２～３回の血液クリーニングを受けるケースも珍しくありません。
1万人以上の医師が年間100万人以上の患者さんに施術している実績からも、医学的にも安全性とその大きな効果が世界的に広く認知されている治療法といえます。
ドイツにおいては血液クリーニング療法以外にも複数のバリエーションの酸化療法の併用が積極的に行われており、その一例として、血液を酵素化することや血液クリーニング療法を行った後に血液フォトセラピーを行う手法が抗酸化力の上がりにくい患者さんに対して行われています。この併用療法を「ダイナミックフォトセラピー」といいます。