レッドソックスファンの好事家ブログ







2009年、MLBのドラフトで全体1位指名を受けたスティーブン・ストラスバーグ の契約金は4年総額1500万ドル。これには及びませんが、2001年、テキサス・レンジャーズから1位指名を受けたマーク・テシェーラのドラフト時の契約金は4年総額950万ドル。どちらも将来を嘱望されていることや、代理人がスコット・ボラスであることが共通しています。


ただし、ストラスバーグの活躍が未知数なのに対し、テシェーラはMLBを代表するにふさわしい選手に成長しました。代名詞は「強打のスイッチヒッター」

2003年には26本塁打&84打点。

2004年には故障で欠場しながら、38本塁打、112打点と早くも主軸の活躍

2005年には43本塁打、144打点(スイッチヒッター史上最高)、プロ入り後コンバートされたファーストでもゴールデングラブ賞を受賞する活躍を見せます。


2007年、これほどの選手を手放すわけにはいきません!レンジャーズは契約延長の打診をしますが、テシェーラ側がこれを拒否。パワーヒッターを欲しがっていたアトランタ・ブレーブスに7月末トレード。ブレーブスの選手として初試合でいきなり3ランホームランを放ち、8月の月間MVPに輝きます。FAまであと1年を残すところ、1年1250万ドルで契約更改。このときブレーブスが出した選手がエルビス・アンドラスジャロッド・サルタラマッキア (現レッドソックス)やネタリス・フェリス・・・。ブレーブス、出しすぎ・・・。


2008年、ブレーブスの財力を持ってしても、テシェーラを引き止められないことで、今度はエンゼルスへ7月末、再びトレード。54試合で3割5分8厘、13本塁打を記録


満を持してのFA宣言!スイッチヒッターの強打者で通算打率2割9分、203本塁打、一塁の守備はゴールデングラブ級のテシェーラに高額オファーが殺到します。何とかして引き止めたいエンゼルスジオンビーを放出して新たなパワーヒッターを求めていた悪の帝国ヤンキース、高校時代、指名したものの拒否された、ヤンキースだけには渡せない強打者の獲得を目指すレッドソックス、生まれ故郷が近いオリオールズ、地元が移転して経営再建の軸にしたいナショナルズが争奪戦を繰り広げます。最終的には、ヤンキースレッドソックスの争いとなり、ヤンキーステシェーラの獲得に成功します。8年1億8000万ドルで契約!お金


移籍1年目から大活躍。スロースターターだったものの、打率2割9分2厘、39本塁打、122打点で本塁打王と打点王の二冠王!ポストシーズンでは不振にあえいだものの、チームはワールドシリーズ優勝王冠1。テシェーラはゴールデングラブ賞とシルバースラッガー賞をダブル受賞しています。

2010年もスロースタートに終盤にも怪我。それでも33本塁打、108打点を記録するあたりはさすが!

2011年も39本塁打、111打点の活躍を見せました。


スイッチヒッターの強打者、私もスイッチヒッターだったことから親近感がありますが、ヤンキースの選手ですからね・・・。しかも、レッドソックスを振って・・・。


今の活躍を続けていれば、エディ・マレー (スイッチヒッター、オリオールズなどで活躍、通算504本塁打、3255安打)のような選手になれるでしょうね!


<最終更新日 2011年12月30日>