平成19年9月14日現在、安倍首相の果たすべき職責とは何だと思いますか?

5択です。複数解答可。

1、 参議院選挙での惨敗の責任をとって辞職する。

2、 大臣が5人も辞めたから、任命責任をとって辞職する。

3、 支持率が著しく低下しているから辞めろという声と受け止めて辞職する。

4、 とてもやっていく自信がないから辞職する。

5、何はともあれ、逃げるように辞職する。

10人に聞いたら12人が「辞職する」を選択するでしょう。いずれにしろ、早晩辞めざるを得ないでしょうねぇ。まぁ本人も「辞めたいのはやまやま」ながら、あとを引き継ぐ人が誰なのか、それなりに根回しも必要なんでしょうから、そういうのが整ったらきっと肩を落として身を引くんでしょう・・・なんて事を考えている今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?


・・・というようなくだりを枕にしようと考えていたら、それを書く前にいきなり辞めちゃいました。

まさに「何じゃそりゃ!?」です。

「無責任と言われるかもしれないが・・・」って君が言い終わる前に「無責任だよ!」って突っ込みたい。

「むっせきっにん!」「むっせきっにん!」って国会前に駆けつけて手拍子と共に叫ばなけりゃならん。

一国の総理大臣という仕事をいったいどう考えておられるんだかなぁ。参院選で惨敗した時点で、辞めるべき条件は全て揃っていました。辞めるべきだというのは単純な責任問題に留まらず、安倍晋三が総理大臣では政局の運営が進まないからです。

「君じゃだめだ!」と全国の有権者が言ってる。身内の閣僚だって言ってる。四面楚歌どころか、ありゃ「全面楚歌」だったことでしょう。かばっていたのは昭恵夫人だけ?いや、この人も国会議員の妻ならセレブでいられるんでしょうから、「私はどっちでもいいわ」と言ったかも。それを「辞めない」と言ったんなら、歯ぁ食いしばってやらにゃいかん。「辞めない」と言ったからには、その言葉の重さは120%覚悟をした上で言ったはず。こんな中途半端な状態で辞めると言ったら、昔はよく言われたもんです。

「おまえはそれでも男か?!キ○タ○ついとっとかっ!!恥を知れ!!」ってね。


いやいやそれにしても。


み~んな目ン球ひんむいてびっくらこいたことでしょう。

自民党の後援会事務局の古株じじいあたりなら、腰を抜かして病院送りにされた方が全国で6人は出たなと思います。

テレビの街頭インタビューで、どこの局が忘れたけど、女の子が答えてました。

「あっ、そうなんだぁ・・・お疲れさまだネェ」だって。

かわいそ過ぎる。そん~な政治の「せの字」も頭ん中にない若いのに聞く方がどうかしてるよ。

終わった事は仕方がない。もう、身も心もお腹の調子もぼろぼろだそうだから、しばらくは病院のベッドでゆっくり眠らせてあげましょう。安倍さんは坊ちゃん育ちだそうですから、さしずめ「あぼっちゃま」とでも名付けましょうか?あべおぼっちゃま・・・何回か言ったら「あぼっちゃま」です。


で、あとがまが誰になるのかをやいやい言ってますが、個人的な意見として僕にも考えがあります。こんな、あり得ない最凶最悪のタイミングで仕事をほっぽり投げて行かれたわけで、あとを引き継ぐ人はたまったもんじゃぁありません。いくら総理大臣の椅子だと言っても、「ここで」なりたい人なんてそうそういないでしょう。そこで、もともと安倍さんを総理大臣にしたのは誰だったか?

そう、あの小泉純一郎ですよ。

小泉さんこそ、「な~んかムードがイマイチだなぁ。こりゃそろそろ俺は退散した方がよかんべ?」なんて考えて、腐りかけて妙なにおいがし始めた案件を机の中に放り込んだまま「じゃ、あとはよろしく!」って表面的にはあくまでも爽やかに、シュタッと右手を挙げて去って行ったんではなかったか?

この人が尻拭いをすべきです

僕はそう思います。

小泉さんの政策は、格差を助長したと思います。「痛みに耐えて」などと言ってましたが、その痛みが最高潮に達し始めて「もう耐えらんない!」って不満が噴出したあたりでスタコラサッサとケツをまくったいいとこどりでした。(あんたがやった政策で)「本当にきついのはこれから」という時に、火のついた爆弾を安倍さんにほうり投げたのです。え~と、細かい事はわかりませんが、小泉さんの政策そのものには一定の理があった気がします。が、当然様々な修正は必要だったんではないかと。それをやるのは彼じゃなきゃいけなかったのに、うまく逃げた。

小泉さんこそ、安倍さんの任命責任をとってリリーフするべきです。高校野球の試合終盤で、エースがピンチを招いていったん外野に回るケースがあります。それを凌げるのはやはり君しかいない、とばかりに結局マウンドに戻されるというパターンです。


おどおどした「おぼっちゃま」は引っ込めて、吠えるばかりの「ライオン」でも据えた方が、少しは見映えもするかもしれません。