遅ればせながら、清峰高校頑張ってますね。

初戦(対岡山東)はあまり褒められた出来ではありませんでしたが、負ければそれで終わりですから、結果としてはよくやったと言うべきでしょう。岡山東の主将は組み合わせが決まった時、「一番やりたくないところと当たってしまった」と言ってました。去年夏の旋風を知らないわけはなく、今年の清峰の実力以上に意識してくれていたようです。おかげで、投手は余計に力が入ってそれでビッグイニングも生まれたんではないかと。あのイニングがなければどうなっていたかわかりませんでしたからね。


二戦目はあの東海大相模。京都外大西が来るかと思っていたんだが、原辰則の母校が来てしまった。こりゃ大変だと思っていたんですが、そこはそれ、大物食いの清峰です。有迫がきっちり粘りの投球をして、がっつり勝ってしまいました。

鍛え抜かれた守備。投げに投げ込んだ有迫の投球。ここぞという時の打撃陣の集中力。

いやいや、周囲の期待に押し潰されたりせず、勝っておごらず、自分たちのプレーだけに集中する姿勢。先輩はもう涙ちょちょ切れます。

表攻めでの延長戦は昨夏の初戦(対愛工大名電)を思い起こします。有迫が言ってます。

「去年、古川さんが同じような場面で打っていたから自分も狙っていた」と。あの時のVTRを観ているような、そんな場面を見事に作って、そして勝ち越してしまった。

実に見事な勝利でベスト8に進出しました。


OBの僕としては、「ふたつ勝って初めて昨夏の先輩たちと並ぶんだぞ」と。先輩たちを超えるには、「みっつ勝たにゃ!」と思っています。

もちろん、彼らはちゃんとわかっています。「みっつ勝って初めて目標を超えるんだ」と。


さて、今彼らは新潟代表の日本文理と戦ってます。8回表で4対0とリードしてる。みっつめの勝利まであと2イニングです。この学校に対する僕の印象としては、好投手がチームを引っ張ってきたのかなという程度の情報しかありません。既に4点リードしてるわけで、あとはしっかり守る事のみに集中したらよかと。

勝てるっ!勝てるぞぉ!

そして、僕の描いていたPLとの対戦を実現してくれ。

今大会は、リベンジに燃えていた駒沢苫小牧がご存知のように出場辞退のため不在です。組み合わせを見た時に、これは・・・「順当に行けばPLと当たるたい!」と思っていたのです。

爽やかな旋風を巻き起こしたら、次はしっかり実績を残して名前を全国区にして、そしてビッグネームと対戦して欲しいのです。もちろん勝って貰いたい。


今、8回の攻撃を抑えました。あと1イニングだ。


う~む、ただ気がかりなのは主将・広滝の不調です。早くから主力選手だということで徹底的なマークにあい、見事にバッティングを崩してしまっております。昨夏は鋭い当たりをがんがん飛ばしてましたからねぇ。エラーまでやってしまいました。


だけど、今投げてるエースナンバーをつけてる投手はなんで頭から出てこなかったんかなぁ?清峰打線は全く手も足も出ない状態ではないか。なんか儲かった?


有迫っ!今日は素晴らしいぞ!四球がな、何とひとつだとな?8回を終えた時点で四球ひとつ。次もそういう投球を頼む。


あっとひっとり。あっとひっとり。バッター粘ってる。お互い負けるな。

あ、フォアボール。有迫は露骨に顔に出すからなぁ。

うしゃ!勝った!完封しちまったよ!

長崎県勢47年ぶりのベスト4進出!


やったやったやったぁ!

♪我らまこ~と~の~せ~いほ~うせ~い!