■J1■2016シーズンスローガン評価 「木村くんがスローガンを出す機会を与えてくれたので」 | picture of player

■J1■2016シーズンスローガン評価 「木村くんがスローガンを出す機会を与えてくれたので」

さあ、何かと騒がしい昨今のテレビ事情ですが、それでも来シーズンはやってくる!
その前にスローガンをやっつけちゃおう!ということで、今年もやります!
去年のJ1スローガンはこちら !!


仙台


「Build Up 興せ思いを。走らせろ己を。繋げ力を。」

成長しつつある個々をベースにチーム、組織として総合力を積み上げていく。東日本大震災から5年、節目となる年に、いま一度立ち上がる決意を固め、被災地と人々の精神の復興に寄与していきたい。地域とのつながりを一層強化し、シンボルとして走り続けるシーズンにする。





・総合点 6.5点
・斬新フォント点 7.0点


のっけからナイスパンチな画像がきました。「Build Up」という文字の中に「興」という文字を組み込むという斬新なデザイン。シャッターの落書きストリートアートのような新風をスローガン界に吹き込んだ!!このインパクトはすごいもので、「興」という文字を無理矢理「Up」に埋め込んであるので、もう「Up」の文字はゲシュタルト崩壊してしまい、「興」としか読めない。「Build 興」ではもはや何を言っているのかさっぱりわからないし、説明も詰め込みすぎで冗長なのだが、それでもフォントデザインだけ押し切れてしまう強さがあるのだ。インパクトは大事である。隣の野球チームは「夢と感動」とか中学校の校長挨拶みたいなスローガン にしているが、少なくともそれには勝っているとお伝えしたい。






鹿島


「Football Dream ともに」

創設25周年を迎える今季、再び Football Dream(フットボール ドリーム) という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる。鹿島アントラーズに関わるすべての人たちと “ともに”、もう一度同じ夢を分かちあい、新たな歴史を創造していく。このクラブが生まれた原点に立ち返り、伝統を紡いでいくため、揺るぎない言葉を胸に新たな領域へと歩みを進める。





・総合点 6.5点
・某国民的アイドル点 7.5点

説明に「再び Football Dream(フットボール ドリーム)という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる」とあって、その後当然のように前提として説明を繋げるのだが、「え?掲げたことあったの?誰が?ジーコが?」ってなってしまい、某5人組でリーダーを謝らせたメンバーの「ちょ待てよ!」という言葉が自然と出てきてしまう。読者の方でこのスローガンを掲げていることがあることを記憶している方がいたら、是非教えて欲しい。もしかしたら一度も掲げたことがないのにさもあったかのように振る舞うという歴史の改変なのだろうか。某6番目のメンバーがいなかったことになってるように、みんなで「昔からそうだった」と言ってしまえばだんだんそう信じてしまうようなものである。怖い怖い。スローガン単体としては昨年までの男らしいフォントではなくなりややトーンダウン。内容も「英語+日本語」のJ月並スローガンに落ち着いてしまった。いっそのこと来年は「有史以来2000年を超える歴史のあるサッカークラブ」と嘘のレベルを極限まで引き上げて、われわれの度肝を抜いてほしいものである。



■新潟


今年も遅れてるのかないのかわからないが、とにかく今の時点で発表はない。なので俺が考えます。新潟といえばハッピーターンなので、

「あの日舐めた白い粉の名前を僕たちはまだ知らない」

でどうでしょうか!!



■浦和


こちらも毎年のように発表してんだかしてないかわかなんないので、俺が考えます。やはり今年こそは優勝したいということで具体的な目標のほうがよかろうと考えます。

「1-0でリードしてて残り10分になったら2人以上攻め上がらない」

というものでどうでしょうか?
このスローガンを守れば優勝や!!



大宮


「挑む より高みへ、未来へ」

ここからがはじまりだ。
高い志と情熱を胸に。
皆が結束し、ひとつになって、
紡いできたものを未来へつなげてゆく。
今年も私たちは挑戦者。
私たちの挑戦は、加速する。
より高みへ、未来へ。





・総合点 6.5点
・疾走するポエム点 7.5点


ここにきて非常にポエム点の高いスローガンがきてわくわくしている。まず1フレーズ日本語の「挑む」に加えて、倒置法で「より高みへ、未来へ」とつなげているのが熱い。そこからは怒涛のポエム地獄である。あくまで曖昧な単語をこれでもかと乱打し、一行ごとに疾走するポエムを俺たちは止めることができないのだ。最後に再び「より高みへ、未来へ」で締めた頃には朦朧とした意識で涎を流すほかないのである。これは俺たちのポエム山田の加入待ったなしである。終わりから3行目で「今年も私たちは挑戦者」で「今では私がおじいちゃん」とヴェルダースオリジナルのCMを思い出したのは内緒だ。さらにはデザインも素晴らしい。オレンジ縦縞グラデーションに白文字という眼を殺しにきてる感満載である。あれ、去年はなんだったっけ・・・と去年の自分のスローガンの記事を見てたら、大宮のことをすっかり忘れてましたてへぺろ。ごめーーん!!代わりに今年の分に追加しておくから許して!!と思ったらほぼデザイン一緒だった 。コストカット!!









「柏から世界へ UNIDOS SOMOS FORTES(ウニードス ソーモス フォルテス)」

「柏から世界へ」は、ここ数年、JリーグからACLなど国際大会へ戦いの場を広げていったなかで、サポーターの応援から発せられた言葉。クラブとしてもアジアや国際舞台への飛躍、柏から世界をめざしていくという姿勢を表した。また「UNIDOS SOMOS FORTES」(ウニードス ソーモス フォルテス)」というポルトガル語は、一致団結、一心同体といった意味合い。クラブに関わるすべての人の力を結集して生まれる強大な力でクラブを作って行きたいという思いを表現した。





・総合点 6.5点
・コンゴトモヨロシク点 7.5点


「柏から世界へ」はサポーターの応援からということで中々よいのだが「○○から世界へ」はなんかどっかで見たことあるスローガンで斬新なものでもないのが難点である。しかし、それを補って余りある「UNIDOS SOMOS FORTES」。唐突ポルトガル語。Jのスローガンでは突然監督の国籍に合わせて英語以外の外国語を持ってくることがたまにあり、古くはバルバリッチ監督だからクロアチア語、フィッカデンティ監督だからイタリア語をぶっ込んでくるという無茶もあった。たいてい意味は説明しているのだが、説明が必要なスローガンってどうなの、という気もする。ちなみに、今回の柏のスローガンをGoogle翻訳にぶち込んでみたら「UNITED WEが強いです」という訳が出てきたが大丈夫か。ただし、今回は読み方の指定まである。「ウニードス ソーモス フォルテス」、うん、なんか何回も声に出してみると、どんどん自分がこの世を滅ぼす悪魔を召喚してるような気になってくる。柏ファンの方々にはこの呪文を折に触れては唱えていただき、外道チェ・ソングク、地霊アデバヨ、悪鬼ストイチコフ、大天使フォン・ミョンボなどを召喚した折には、自由に合体させてきみだけの助っ人悪魔を作ってもらいたいものである。



FC東京


「Challenge the top 頂戦」


【コンセプト】
FC東京にかかわるすべての人が、日本、そしてアジアの頂点に立つことをめざし、それぞれの立場で進化すること、さらにFC東京U-23のJ3リーグ参戦など、2016年をクラブとしての新たなチャレンジの年と位置付け、一丸となって臨む決意を表現しました。

※ 2016スローガンは書家の西室多恵子さんにデザインしていただきました。






・総合点 5.5点
・私の頭の中の消しゴム点 6.5点


ここも英語+二文字日本語である。あれだけ!あれだけ!言ったのに!!まだやるか!!そしてさらに「挑戦」をもじって別の漢字を当てはめるという二重のタブーを犯してしまってる!!また!!さらに!!これは言ってないかもしれないけどけっこう見るタイプ!!というのに加えて、デザインも白地に黒墨字のシンプルであり、1度見たら2度と思い出せないので鈍器で頭を殴る必要もないのである。スローガン自体は今年のFC東京の目標に合致するものであり、非常によいのであるが、頭に残らなければちっとも意味がないのではないだろうか。もちろん、書家の方にデザインを依頼したのはクラブなので、書家の方に罪はないのである。ちなみにこのデザインは書家の西室多恵子さんという方がデザインしたのであるが、一瞬「西原理恵子」に見えてしまい、え!!?あの絵柄でロゴデザイン!!?とぶち上がったのですが間違いだったことをご報告いたします。かしこ。



川崎


「CHALLENGE THE FUTURE チャレンジ・ザ・フューチャー (未来への挑戦)」

これから創造していく未来も、フロンターレらしく積極的に挑戦していこうという意味で「challenge the future」の文字をあしらったロゴを2016年のキャッチフレーズとしました。





・総合点 6.0点
・チームのスタイルがチャレンジャー点 7.5点

この時点で二件目の「Challenge」である。挑むと合わせれば3件目。Jチーム何かに挑みすぎだろう。ロッキーかよ。累計何件になってるかは知らぬが、スローガン界隈では非常に使い古されたものである。その後のカタカナ読み、さらには日本語訳も蛇足な感ありありありアリーヴェ・デルチである。ただし、相変わらずこのチームのスローガンのデザインはポップでかっこいい。スローガンなんぞデザインがよくて人目を引けば目標の半分は達成しているのであり、内容おかしくてもかまわないのである。よくよく見れば「20th」ってことは20周年なのかな・・・?それとなんか知らないけど土星があるのは、宇宙関連に進出するのかな・・・なんで?などといろんな疑問がわいてくるのだが、スローガンをまじまじと見つめるのは俺くらいなので無視しても平気なのである。去年が「attractive」でまったく一貫性はないのであるが、風間大僧正の下で「魅力的な」というスローガンにするととんでもないことが起こるということがわかったので、英断である。まあスローガン何にしてもとんでもないことは起こるんだけど。



■横浜FM


どうも年ごとのスローガンというのはやめてしまったのか、見つかりません。去年は「Integral Goal」という謎いスローガンだったのですが、そもそも英語で意味がない、という指摘もあってやめたのだろうか。なので今年はあたいが考える。マンチェスター・シティの意向に沿わざるを得ないチーム編成に昨今は惑わされることもしばしばなので、

「うん、うん、わかったからヤヤ・トゥーレ貸してくんない?」

という強気植民地スローガンでどうだろうか。



湘南


「挑越」

これは当て字なのですが、挑んで越えて行くということでこの漢字にしました。我々は、前に大きな高い山があった時に腰が引けて後ろに下がってサッカーをするのではなくて、やっぱり挑んでいきたい。それは自分たちが今まで積み上げてきたこと、新しくこれから積み上げてくこと、そういうことにチャレンジをしてみんなでハードルを越えていく。我々は目的地までわき目もふらず一気に走り抜ける。しっかり原点に返って新しい選手、既存の選手を融合して周りをびっくりさせられるようなチームにしていきたいと思います


・総合点 5.5点
・残ってくれたおいしいパスタでマジ感謝点 6.5点


また「挑」である。4件目である。きみたちはフードファイターなのか。まだデザインはできてないらしく画像はなし。そういや去年も画像がなかったなあ。ロゴとかは作らない方針なのかしら。J2の時はロゴを作ってたような気がするのだが。経費削減かねえ。まあそれはそれでよし。漢字二文字のスローガンというのは鬼門中の鬼門なのだが、毎年うまく当て字で乗り切っている感。チームスタイルにも合ってるし、よいのではないだろうか。「挑」を使っていること以外は。あ、もしかしてチョウ・キジェ監督のチョウにかけてたりするの!?残ってくれた感謝も含めてチョウにしたとか!!?ないとは思うが、監督には湘南らしくおいしいパスタを作って目を閉じれば億千の星一番光るお前がいると感謝の言葉を紡いではどうだろうか。どうだろうか?



甲府


「総力~プロヴィンチアの挑戦~」

 2012シーズンにJ2で優勝して以降、3年連続でのJ1残留を果たしたものの、観客数・収入なども伸び悩んでいます。J1に居続けることで新たな希望の道が見えてくると信じ、戦う想いとは裏腹に厳しい現実との戦いが続いています。
 そのような状況の中で今年はクラブがより一層の努力をし、サポーター、スポンサーと共に山梨県の全ての皆様の協力を得て、「総力」を結集し立ち向かっていきたい。という想いを込めています。
 また、サブタイトルの「プロヴィンチアの挑戦」は地方クラブがJ1で戦う心意気を込めており、今シーズンも継続して使用します。

≪スローガンロゴデザイン:五味リューコウ/書:望月蒼鳩≫






・総合点 5.5点
・狂気のマックス点 6.5点


去年からプロヴィンチアの挑戦を継続。プロヴィンチアもだいぶ定着してきたし、「地方クラブの挑戦」だとなんか間が抜けてしまうので、よいのではないだろうか。しかし、ここも肝心の変化させる部分の「総力」が月並すぎてなかなか印象に残りづらい。想いを込められてもそれが届かない感満々である。おそらく巻き込まれるであろう残留争いの段階では「総力?いーからラーメン作れよ、盛田ぁ!?」とスタンドで怒鳴っていることは必定であり、プロヴィンチアの挑戦だけがクローズアップされてしまうのが悲しいところである。また、デザインがけっこうかっこいいのだが、「スローガンロゴデザイン:五味リューコウ」の字を見た時に「字幕:アンゼたかし」を何故か思い出したことをお伝えしておきます。もう「甲府盆地 怒りのデス・ロード」でいいんじゃないだろうか。



磐田



「繋ぐ 夢の実現へ」


2016年シーズン、ジュビロ磐田は『繋ぐ 夢の実現へ』をクラブスローガンとして掲げます。

J1で活躍するためには、昨シーズン以上の沢山の「繋ぐ」を築き、大切にしなくてはいけません。

「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がる事こそが、一丸となり勝利に繋がる事に他なりません。

また、昨シーズンJ1昇格という最大の目標を達成する事は出来ましたが、<夢の実現>は未だ道半ばです。
クラブ理念である<夢と感動を!>を多くの人々と分かち合う事を目指し、<夢の実現へ>の達成に向けての想いを込めました。






・総合点 6.0点
・私はあなた、あなたは私点 7.0点


去年は名波さんの手腕がよくわからなかったので「繋ぐ」!?リアクションしないで繋ぐ!?バルサ信者だ見つけたぞ!!となったのだが、やってるサッカーはそんなことなく見事に昇格を勝ち取った。今年も去年のスローガンを継続ということだが、「考えを繋ぐ、パスを繋ぐ」まではいいとしても「心と心を繋ぐ」となると、若干おや?という雰囲気になってくる。さらに「サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを繋ぐ」となると急にSF感が出てくるのであり、夢というのはすべての個人をジュビロ色に染め上げる無個性なポストヒューマン誕生のことなのか!とB級のSFを読み過ぎるとこうなります。まあとりあえずそんなこと考える人はあんまりいないかもしれないが、ちょっと宗教チックというか「絆」チックなのは気持ち悪いのであまりよくない。そして、説明を読んでも最終的な「夢」の部分がボカされているので、けっこうもやもや。デザインは簡素でいいのだが、「夢」が優勝だったら優勝って書いちゃっていいんじゃないかなー。



名古屋


「信頼」

2016年は名古屋グランパスにとって
クラブ発足以来の大きな改革のスタートの年となります。
我々はこの改革を必ずやり遂げます。

そのために名古屋グランパスは
皆様と真剣に向き合い、皆様からの「信頼」を勝ち取る為に常に全力を尽くします。
一方で、改革には時間が必要であり、ときに失敗も付き物です。
チームが苦境に立たされることもあるでしょう。
そんな時はファン・サポーター含めクラブに関わる全ての人々の
クラブへの変わることのない「信頼」こそが苦境を乗り越える力になります。
そうした想いを込めてスローガンを決定いたしました。

また「信頼」のデザインにおけるグランパスレッドの1本線には
「クラブに関わる全ての人が1つになる」
「どんなときも1本筋の通った信念を持ち続ける」「No.1になる」という意志が込められています。

名古屋グランパスは2016年、大きな一歩を踏み出します。
共にシーズンを闘い抜きましょう。






・総合点 7.0点
・はとぽっぽ点 7.0点


「信頼」の二文字である。昨年までのやる気がなさそうなスローガンから一転、今年は身につまされるスローガンとなっている。我慢強く試合に出し、期待をかけていた牟田や本多の若手にあっさりとJ2に逃亡されたのも信頼がなくなったからこそ。また、GM兼監督を未経験者の小倉さんにやらせるというギャンブルも信頼がなくてはできないこと。とにかく信じてくれ!信じてくれ、頼む!トーリニータ!!というもはやそれは信頼ではなくて盲信なのではないかというところにきてしまっているのだが、とにかくチームへの信頼を回復したいという怨念が漂ってくるいいスローガンである。デザインもシンプルでチームカラーの赤を使っているし、なかなかによい。ただ、あまりにも「信じてくれ!!」と言いまくっている人を信頼したくなくなるのは世の常であり、「Trust me」と言った某元総理大臣がどうなったかを見るとあまり先のことを考えたくなくなってくる。自然と信頼してくれるような結果になればいいですね、というところだろうか。いっそのこと「友愛」でハト派感を出していけばよかったのではないだろうか。ルーピー!!



G大阪


「Ambition」

三冠王者として臨んだ2015シーズン。ガンバ大阪はJ1リーグ連覇、そして2008シーズン以来のAFCチャンピオンズリーグ優勝を最大の目標に、一つでも多くのタイトル獲得を目指して1年間戦いました。60試合にも及ぶ公式戦を戦い抜いた結果、J1リーグでは年間2位、ヤマザキナビスコカップは準優勝、AFCチャンピオンズリーグはベスト4進出、天皇杯は連覇達成という成績を残しました。チームはもちろん、クラブ、サポーターが同じ目標に向かい、全力で挑む中、J1リーグ、AFCチャンピオンズリーグで頂点に立つことはできませんでしたが、どの大会においても優勝争いをすることが出来たことから、強いガンバ大阪を取り戻せたと思っています。

また、2013年12月から建設が始まった新スタジアムも2015年9月末に完成しました。いよいよこの2016シーズンから、市立吹田サッカースタジアムがホームスタジアムとして稼働します。万博記念競技場からの聖地変換を経て、皆様の想いが詰まった新スタジアムで迎える2016シーズン、スローガンを下記に決めました。

今シーズンより使用する新スタジアムは、国際大会も開催できる素晴らしいスタジアムです。皆様の協力のもとつくり上げられた最高の舞台だけに、ガンバ大阪もさらに成長していかなければいけません。日本を代表するビッグクラブになるだけでなく、新たな聖地にふさわしい国際的なクラブになる。アジアを、世界を制するクラブになる。そして、多くのタイトル、歓喜をもたらす。この強い想いを込めて「大志や大望、或いは野心」という意味を持つ『Ambition』にしました。

ビッグクラブへの新たな取り組みの一つとして、2016シーズンはJ3リーグにガンバ大阪U-23として新たに参加します。このJ3リーグへの参加を通じて、これまで実戦経験を重ねることが難しかったU-23世代の強化を図り、個の成長、そしてチームのレベルアップを目指します。これはクラブの強化だけでなく、Jリーグ全体、そして日本代表のレベルアップにつながる大きなチャレンジだと思っております。

昨シーズン、すべての大会で優勝争いをしながらも主要タイトル一冠に終わった悔しさを、万博記念競技場では優勝を成し遂げることができなかった無念さを、新スタジアム元年である今シーズンにJ1リーグ優勝のシャーレを、AFCチャンピオンズリーグ優勝のカップを新スタジアムで皆様と一緒に掲げることで晴らしたいと思います。
常にアジアや世界で戦うチームとなるための大切なこの一年。新スタジアムと共にガンバ大阪が今まで以上に北摂地域のシンボルとなれるよう努力し、ホームタウンの皆様と一体感を持ちながら、新たな歴史を築いていくことを誓います。






・総合点 6.0点
・父の従妹の旦那の弟ね点 7.0点


今年は「Ambition」である。相変わらず青黒に赤をあしらったカッコイイデザインであり、内容もよいのではないのだろうか。ただ、もうほんっとここのチームはスローガンの説明長すぎ!!毎回、毎回、毎回ほんとにぐだぐだぐだぐだといろいろと書きすぎであり、こんなに長く説明するんならもはやスローガンなんかいらないのではないかと思ってしまうのである。たまに来る親戚のおっさんかよ。会うたびに「おっきくなったなー」って言って、大学と職業の説明を全部した後に、我が家との関係を一から語りだす遠縁のおっさんかよ。「どうせ長いんだろ?」と思うので、もはや二行目からはほとんど耳を通ってないのである。ていうか、何度も何度も「新スタジアム」を強調しているのは本当に文章として辛いし、買ったばっかりのコート自慢されてるみたいで下を向くしかない。あと、地味に継続していた「○○G」の「G」部分を消してしまったのは、そんなはやらなかったからかね。継続性がなくなってしまったので、地味に-0.5点である。



神戸


「一致団結~One Team, One Family, One Dream」





・総合点 採点不能

去年からの継続。なので何も言うことはない。しかし、チーム10番の森岡、キャプテンのチョン・ウヨンなどごっそり主力が抜けてしまい、全然一致団結してないことは内緒である。



広島


「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」


2015シーズンは3度目のJリーグ優勝、クラブワールドカップ3位という成績を残すことができました。しかし、我々サンフレッチェ広島は、この結果に奢ることなく常にチャレンジャー精神を貫き、1試合1試合最善の準備をし、勝利目指し全力で戦ってまいります。

2016シーズンも森保監督の下、選手、スタッフ、フロント、サポーターの皆様、関係者の皆様、サンフレッチェ広島に関わる全ての方と共に戦うという基本方針のもと、新たなことに挑戦していきます。新たな企画、新たなプレー、その挑戦の先に国内タイトル、そしてACLの優勝があると信じています。
その強い決意をスローガン「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」と表現しました。






・総合点 5.5点
・おんどりゃぁはよスタジアムよこさんかい点 6.5点


また「挑」である。「Challenge」と合わせて今年5件目である。なに?流行ってんの?広島は毎年「WE FIGHT TOGETHER」に何か日本語をくっつけるということをやっていて、継続スローガンとしてはいいのだが、いかんせん日本語部分がいまいちパンチが弱くて、記憶に残ることがほとんどない。去年のも忘れてて見返してみたのだが、「結集」だった。ビタイチ覚えてねえ。今年も「挑戦」という月並なワードになってしまったので、3月まで記憶に残ってるかは定かではない。もういっそのこと欲望を直球に出していって「WE FIGHT TOGETHER スタジアム欲しい」とかにしたほうがよいのではないだろうか。監督インタビューだけでなく、スローガンでも広島市にプレッシャーをかけていき、ホームタウンとのギスギスした一年を楽しんでいただきたい。ちなみに市内にかっこいい専用スタジアムがある野球パイセンの今年のスローガン「真赤激(まっかげき)」です。説明を読んでもビタイチ意味がわからないが勢いだけは感じるので、ここまでとは言わないが多少ふざけてもよいのではないかでも唐辛子とかやり過ぎだと思います。







福岡



「子供たちに夢と感動を!」

・総合点 5.0点
・干し柿でも食べてください点 7.0点


昇格で忙しかったのかロゴまで手が回らなかった模様で、いまのところ画像なし。毎年、福岡はクールなデザインで楽しみにしているので、ちょっと残念である。ワードもけっこうよくわからない言葉を使っていたのだが、今年は「子供たちに夢と感動を!」になった。なんだ。UNESCOかよ。なんかとってつけたようなスローガンでびっくりしてる。子供たちに夢と感動を与えることは重要なのであるが、果たしてそれがプロサッカークラブのスローガンとして適当なのかどうかはイマイチ判断がしかねる。とにかくパンチが弱いことは確かで、うーんという次第。福岡じゃなくてもいいしね、このスローガン。ただ、急な来客に出すお茶菓子がなくて、出した漬物が意外に美味しかったりもするので、有り物をそのまま使用するというそのセルフメイド感がいいのかもしれない・・・わけがなく、出すんだったらちゃんとしたものを出したほうがいいよなあ、と。出さないなら出さないで全然構わないのだけれど。



鳥栖


「砂岩」

・総合点 8.5点
・鳥栖点 8.5点






最後の最後に全てを持っていくのはやはり鳥栖だった。白黒だが、それでも目を離せない禍々しいデザイン。とんでもないスローガンである。おそらくメインのスローガンは「砂岩」なのだと思うが、ぱっと見でどれがスローガンなのかわからないという超越デザイン。しかもその後の説明で「はじまりはひとつひとつの砂、ひとつひとつの砂が岩となる」と書き出しているのだが、この一行で「砂岩」の登場終わり。最終行に再び登場のチャンスが出てくるのだがここはあっさり「サガン」で総スルー。どうした砂岩、もう忘れちゃったのか砂岩。そして、その上と下に各ステージの目標が書いてあるのだが、まさかの「1st Stage サガン魂」「2nd Stage サガン魂」で、え!?両ステージ一緒なの!?と度肝を抜かれる。そして、ここでも強硬に「砂岩」を無視。もうそしたら「サガン魂」でいいんじゃないだろうか。しかし、こんなツッコミですらまったく意味をなさないほどの力強さ。もはや言葉とはなんなのか、意味とはなんなのかという哲学的な問いすらでてきてしまう。特筆すべきなのはこのスローガンが一般公募によるものだということ 。鳥栖市民の素晴らしいセンスにシャッポを脱ぐほかないのである!!敬礼!!




では採点です!!

■最優秀スローガン賞  「信頼」 (名古屋)


■最優秀デザイン賞 「CHALLENGE THE FUTURE」 (川崎)


■鳥栖賞 「砂岩」 (鳥栖)



各チームおめでとうございます!!

J2はそのうちやりまーす!!