2014-10-14 21:48:42

■国際練習試合■日本VSブラジル 「ブラジルはまたちょっと遠くなりにけり」

テーマ:フットボール
前回のジャマイカ戦は仕事により見れず。
今日も勝ってくれると信じてるぜ!(弱い声)


■日本0-4ブラジル
■感想

・日本はアギーレが明言したとおり、大幅に選手を入れかえ。GKが男船・川島、DFが右から酒井極楽、塩谷、森重、太田。中盤3枚が味噌煮込みシャビこと田口、柴崎@ロッキンオンで意識高いインタビュー受けてそう、森岡というカミカゼ布陣。3トップが右から小林、岡崎、田中。
・なんだよ、このスタメン(笑)。ブラジルはキレてもいい。
・外れなかった選手が酒井極楽、森重、塩谷、柴崎、岡崎。まあ岡崎、柴崎、森重が軸になっていくんだろうなー。
・ハーフナー、柿谷「・・・」
・対するブラジルはGKがジェフェルソン、DFが右からダニーロ、ミランダ、ジウ、フェリペ・ルイス。ボランチにルイス・グスタヴォ、エリアス。オフェンシブなところに、右からウィリアン、ネイマール、オスカルが並び、ドゥンガお気に入りのジエゴ・タルデッリがトップ。
・ミランダとジウってだれだよ。
・マルセロとダビド・ルイスいねえじゃねえかよ!!でも、割と本気。我が国に比べるとだいぶ本気。笑
・まあこの試合もテストの一環として普通に使うつもりだろう。アジアカップを目指していくなら当然のこと。0-5で負けてもみなさん温かく見守って。
・アギーレおもしれーなあ。ほんとスポンサーからの統制とかは絶対効かんわ、この人。アギーレ対広告代理店という絶対に負けられない戦いがそこにある。
・武藤のサイドストーリーせっかく作ったのに、スタメンじゃなくてTBS涙目。
・解説は我らが金田さん。金田さんがいるおかげでずっとピッチレポーターな小倉も涙目。毒殺とかしちゃえよ(だめ、ゼッタイ)
・あれ?もしかして、この試合は世界非公式サッカー王者選手権か。とっちまえ!
・現役時代と同じ角刈りで、ソリコミは更に激しくなっている鬼軍曹ドゥンガ。携帯でゲームやってるだけで同じ髪型にされそう。
・岡崎「ソリコミなら俺も負けない」
・国歌斉唱、さすがにブラジルは大声で歌わない。


・前半開始。
・開始1分に岡崎がネイマールにいきなりかます。「なんだよ、親善試合だろ」って顔するネイマール。
・田口がやっぱりアンカーだな。
・ピッチがじゃがいも畑。ラグビーの試合やったっていうハードコア仕様。
・W杯のテンションとはスカイダイビング並の落差があるブラジル。
・4分、ルイス・グスタヴォのドリブルをファウルで止める森岡。まあ、それしかないよな。
・5分、酒井極楽のぼんくらパスミスからネイマールに加速されるも、なとか止める。
・ブラジルは定期的にスキンヘッドのCBを輩出しなきゃいけない決まりがあるの。
・「献身的なアフロ」という新機軸の旗頭ウィリアン。
・とくに5分間くらい何も起こらない。
・ジエゴ・タルデッリは今のところ前線をぶらぶらしてるのみ。極めてやる気がなさそう。
・10分、ネイマールの突破をぎりぎりでPA内で森重が身体を入れる。ユヴェントス対ローマの試合のジャンルカ・ロッキ主審ならあれで2本PKとってたな。
・13分、カウンターから田中が持ち上がるも誰も追いかけてこず。まあこの試合ではしょうがないだろうが、若者の深刻なインテンシティ離れ。
・15分、ネイマールの突破を柴崎が引っ張り、ブラジルにFK。ネイマールのキックは壁を超えて、川島一歩も動けずも、ポスト直撃。
・17分、引いてきたジエゴ・タルデッリからネイマールにスルーパスが出てそのままゴール。うまい。
・ていうか、フリーでパス出された時点で終わってるし、この中盤だと出されるよね。そして、やすやすと抜けられた酒井極楽は間抜けだった。
・20分、ネイマールがまたもドリブルで崩していくも塩谷がなんとか対応して、シュートは枠外。
・21分、太田のクロスから田中順也がヘッドですらせて、岡崎にいくもクリア。この試合で初めてのチャンス。
・23分、太田のクロスのクリアミスをエリア内で小林がボレーーーーーーで振り抜くも、わずかに枠外。惜しい。
・太田のクロスは通用している。
・ただ、中盤での守備はW杯メンバーがほぼいないこともあって、間合いが全く掴めてない。この経験値リセット感、嫌いじゃないぜ。
・25分、岡崎が見事なポストプレイでボールを収める。
・DF陣の中で最も代表経験が長く、経験を伝えなければいけない酒井極楽が最も特攻気質というこのアンビバレンツ。
・27分、FKゲット。田中順也の #chinkodekasou なバズーカが炸裂するも、壁に直撃。
・28分、FKのこぼれ球を柴崎が左足で振りぬくも枠外。ピクリとも表情を動かさないアイスマン。フジファブリック。
・妖精森岡が完全に行方不明。ちょっと色々まだ足りなすぎる。
・33分、田口が攻撃時にDFラインに入って3バックの形を見せる。常時やるわけではないのね、この形は。やればいいのに。
・ピッチの荒れたこういう乱戦だとテクニシャンタイプはきついな。
・34分、柴崎ルーレットで沸くシンガポール。
・34分、初めて上げた酒井極楽のクロスが岡崎にピタリと合うも、惜しくも枠外。
・サイドバックの上がり具合がブラジルのやる気バロメーター。この試合は皆無。
・ぬるぬるしているブラジルに酒井極楽の一本気なアタックは意外と相性が良い。そして、フィジカルがなきゃ話にならん、ということも。
・43分、ボールが全く奪えませぬ。
・割とフリーダムに動きまわるジエゴ・タルデッリ。見た目はハンマータイプなのに。
・45分、CKのこぼれ球を田中順也が叩き、さらに跳ね返ったボールを塩谷が叩くも、シュートはジャストミートせず。
・金田さん「広島じゃ当たるんだけどねえ」
・前半終了。
・うむ、ブラジルである。
・なんかすっごいやられてるわけではないのだけれど、ぬるぬると真綿でクビを締められて、気がついたら死んでいるといういつものブラジル道場。ほぼ即席のこのメンツだとここまで一方的な感じになるのはやむなし。1失点でやれてるのはけっこうな話。
・やれていたのは森重、太田、塩谷、岡崎、柴崎、酒井極楽。酒井はポカもあるけど、やれてるほう。
・逆に厳しかったのは田口、森岡かなあ。ちょっと相手が悪い。
・ほぼ岡田さんの遺産を受け継いでたザックとほぼ総入れ替えのアギーレを比べちゃあかん。
・まあやる気なくてもブラジル感は出てるので、主に若手の方たちは肌で感じてくださいな、後半も。


・後半、森岡に代えて本田@ミランバリバリだから俺さん投入。本田を左、田中順也がインサイドハーフに。
・ブラジルはダニーロに代わってマリオ・フェルナンデス@誰だよ、オスカルに代わってコウチーニョ、ウィリアンの代わってエヴェルトン・リベイロ@誰だよ。
・47分、中盤の柴崎のミスをコウチーニョがアウトサイドでスルーパス、それをネイマールが流し込んでゴール。
・柴崎くんは意識高く猛省していただきたい。オフサイドだったけど、このレベルだとあのミスは確実にやられる。
・49分、小林に代えて武藤投入。本田が右に、武藤は左FWに。
・右上の「ネイマール2ゴール」はいいから、今何分でスコアはいくつなのか常に出せ、TBS。話はそれからだ。
・53分、CKからジエゴ・タルデッリが押し込もうとするも川島ナイスセーブ。今日はじめてのセーブ可能なシュート。
・右上の文言を「本田&岡崎vsネイマール」に変えてんじゃねーーよ、TBS!!w
・55分、柴崎、TJとつないで浮き球スルーパスを岡崎がシュートもポスト。惜しい!
・柴崎は切り替えている模様。
・58分くらい、FKのカウンターからエヴェルトン・リベイロ@誰だよからのスルーパスをネイマールがシュートまで持ち込むもぎりぎり枠外。あぶねえ!
・61分、ネイマールかの反転に田口が全く反応できず、コウチーニョにスルーパス出されるも、シュートはぎりぎり枠外。
・日本はそこそこ攻められてるんだが、クロスがひたすら弾き返される展開。
・64分、ジエゴ・タルデッリに代えてロビーニョ。ロビーニョ!?30歳!?
・塩谷は相手がブラジルだろうがなんだろうが超落ち着いてる。
・67分、スローインのボールを奪った武藤がクイックネスで完全に逆をとり、クロスに本田が詰めるも、ぎりぎりクリアされる。
・武藤はキレと体幹の強さで謎のマリオ・フェルナンデス相手にはやれる模様。
・68分、カウンターからのロビーニョがシュートを撃つも、当然枠外。ロビーニョはほっとけ。
・69分、TJに代えて細貝。投入直後に餌に飢えた猟犬のように相手に噛み付く細貝。この試合には細貝が必要だ。
・72分、ルイス・グスタヴォに代えてスーパースター・ソウザ #誰だよ
・さすがにこの相手だと本田さんのキープ力は別格に助かるな。
・75分、エリアスに代わってカカ投入。・・・ちょっとブラジルに帰って心の余裕ができたのか、ふくよかになってませんかね、カカさん。
・76分、ネイマールのクロスをカカがヘッドも川島が何とか触ってクロスバー、誰かのシュートを川島が弾くも、ネイマールの目の前に、でジ・エンド。
・77分、岡崎に代わって柿谷。
・79分、太田のクロスに本田が飛び込み、こぼれ球を柴崎が叩くもDFにあたってコーナーキック。そのコーナーキックからのカウンターをロビーニョにチャカつかれ、カカに繋がれる、最後はネイマールがどフリーでヘッドで叩きこまれて4失点目。
・CKがすべてカウンターになるの、どうにかなりませんか。
・TBSアナ「この芝以上にボロボロにされてしまった日本代表の心」 やかましいわ、仕事しろw
・83分、柴崎に代えて鈴木大輔。あいかわらず幼い弟と妹を鉄工所のバイトで食わせてそう。鈴木がCBに、森重がアンカーに。
・85分、サイドを超絶テクニックで翻弄する柿谷@憂さ晴らし。ゴール前だ、それやるのは。
・88分、太田のクロスを柿谷が飛び込んでヘッドも、ジェフェルソンとかいうマイアミ・ヒートでバックアップのガードやってそうな名前のGKに弾かれる。
・90分、ボールを繋いで繋いで最後は酒井極楽という終着駅。
・武藤が競り合いでマリオ・フェルナンデスに完勝してるから、マリオ・フェルナンデスはバランスボール乗った方がいい。
・ロスタイム、華麗なヒールを使ったチャカつきドリブルを完璧に太田に止められるロビーニョ大先生、貫禄の仕事。
・試合終了。



・日本は完全に玉砕。まあ個人能力で負けてるところに個人能力だけでぶつかっていったらこうなるよね、という試合。
・中盤では寄せられず、カウンターでは運ばれる、フィニッシュの局面まで持ち込めない、といういつものブラジル戦。ただ、組織がなくなって個でやる部分が多くなったので、余計にやられてる印象。
・この試合を観て思ったのは、やはりアギーレジャパンは個人でのアスリート能力がある程度必要だということ。中盤で組織で守れる感じがしないので、最低でも柴崎くらい走れないと話にならない。だから、アスリートマシンの酒井極楽は多少アホでも重用される。
・田口も森岡もその部分がきついので、更なる精進を。
・逆によかったのは塩谷と太田。塩谷はブラジルが相手だろうがなんだろうが落ち着いて殺してたし、太田のクロスは平山専用ではなく、一番ブラジルを困らせる武器だった。
・小林はそもそもほとんどボールがこなかったらよくわからん。
・既存選手でよかったのは武藤と岡崎。武藤はその意味不明の体幹の強さとキレでマリオ・フェルナンデス@誰だよを翻弄していた。岡崎も貫禄の仕事でどんな相手でも2度くらいはチャンス作れる。
・中心としては岡崎、武藤、柴崎、森重になるんじゃないかな。そこに長友とか内田、本田が絡んでくればそこそこ強い。あとよくわかんないけど、田中順也が絡むとなんか濃厚。
・ただ、ザックが残した組織は跡形もなくなった(笑)まあ、これはこれでしょうがない。ただ、被カウンター時のディフェンスの仕方とか、詰められるところは詰めようぜ。このままじゃアジアでもやられる。
・解任しろとかは意味ないからね、気持ちはわかるけどやめようね(笑)
・最後のインタビューで不甲斐なさに岡崎キレてたけど、お前は意識高くなるなよ!もっと禿げるぞ!
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2014-10-04 19:03:11

テクニシャン製造工場

テーマ:フットボール
郊外にある薄汚れた工場に足を踏み入れたのは、もう夏も終わりなのにひどく暑い日だった。中に入ると、工場は物音一つせず、乱雑にものが散らかっていた。機械類に積もった埃を見れば、それが長いこと稼働してないこともよくわかる。この工場が死んで長い時間が経っていることは、誰が見ても明らかだった。
奥に進むと、油じみた青い作業着のくたびれた男が一人椅子に座っている。頭は薄くなっていて、銀縁の眼鏡をかけた男は、頬に手を当てじっと彼の機械たちを眺めていた。妙に近寄りがたいその雰囲気に私が当惑していると、先に男が夢想から醒め、私に声をかけてきた。
「やあ!いらっしゃい!」
男は手を上げて陽気に声をかけたが、その目はどんよりと曇っている。私は彼に歩み寄り、握手をした。
「遠いところまで、悪かったね」
「いえいえ、仕事ですから」
型通りの挨拶を終えると、彼は自分の向かいに椅子を一個運んできて座るように促した。その座面にはうっすらと埃が積もっていたが、私は構わずに座った。こういう仕事をしていれば慣れっこになっている。
「では、さっそくなんだが・・・」
私が座るや否や、お茶も出さずに、彼は切り出した。自然と前のめりになるその小太りの体から、焦りがよくわかる。
「はい、こちらが査定額となります」
私は彼の焦りに極力同調しないように、勤めて冷えた声で見積書を差し出した。男は私の手から奪い取りすぐにそれに目を通す。男の顔がみるみる青ざめていくのが、よくわかった。
「0円・・・? 冗談だろう?」
青ざめながらも、男は半笑いで呟いた。それが冗談じゃないと知っているのに、聞かずにはいられないのだろう。こんな顔を私は何度も見てきた。
「正確には0円ではありません。この工場の買取額と設備の処分費でトントンということです」
男はなにか言おうと口を開いたが、言葉は何も出てこない。その手はわなわなと震えていた。無理もない。もう四十年もこの工場をやっていたんだ。
「そんなバカな・・・そんなバカげたことが・・・」
私はゆっくりと頭を横に振る。男は哀願するような目で私を見つめてきた。
「だって、この工場はまだいいものを作れるんだぞ・・・?確かに今は売れ行きは悪いが、いつかまた市場は小粋なテクニシャンを必要としてくれるはずだ・・・そりゃ、フィジカル全盛の時代にテクニシャンなんてありがたがられないのはよくわかってるさ、でも欲しがる人はきっといるんだ・・・」
ああ、やっぱりこの人は現実が見えていないんだ。私は一つ咳払いをした。しかし、男は咳払いにも気づかずに、まくし立てる。
「うちの工場で作った選手を見てくれ!!どいつもこいつも素晴らしいテクニシャンばかりだ!モルフェオを覚えているか?あれは最高傑作だった。センターサークルで美しいトラップから二人のDFを置き去りにするドリブル・・・10回に1回しか成功しない上に、得点になんの関係もない極上のテクニックだ。守備なんかちっともしなかったしな。そして、あとはレジェスだ。こいつも最高だったな。とんでもない左足を持ってるくせに、針の穴のスルーパスを通すことしか考えていない。しかも、全然ゴールに関係ないところでだ。こいつを買っていったレアル・マドリーはさすがの度量だったね!」
男が熱っぽく語れば語るほど、私の心は冷めていった。
「それと、これはマニアックな商品なんだが、ウラワレッズにいたアドリアーノって選手を知っているか?これはマニア垂涎の商品でな。2人くらいに囲まれても楽々キープする力はあるんだが、視野が1メートルくらいしかないんだ!我々はこれが完成した時は歓喜したよ!こういうテクニックの無駄遣いもあるんだってな。今じゃ入手困難なレアものだぜ。それと、最近のだとガンソだ。こいつはとにかく走らない。国際Aマッチで全力疾走を一度もしなかったときは胸が高鳴ったよ。ずっとボールをこねくり回し続けてるんだ。あとは・・・」
「もういいんです・・・もういいんですよ!」
私は手を伸ばし、男の肩を掴んだ。男はきょとんとした目で私を見つめてきた。
「もう・・・もう、そんな選手は時代遅れなんです。足先のテクニックだけに値段がついていた時代は終わったんですよ。守備ができて、得点を取れて、走れる選手だけが今は重宝されるんです。あなたの工場で作る『1試合に1度だけ目がくらむようなスルーパスを出すも得点につながらない選手』や『絶妙のヒールキックでパスをするも、そこはセンターサークルな選手』はもう売れないんですよ!!わかってください!」
男は目を丸くして私を見つめていた。その目はかすかに潤んでいた。私は罪の意識を感じながら、それでも更に語気を強くした。
「今ではどこの工場でも戦術理解や献身性は必須スペックですよ。メッシのような特殊な製品はまた別ですがね。ただ、あれも得点特化型だから許されるんです。この工場で作られる『なんとなくうまそうな雰囲気を出している選手』を買うチームは、少なくともトップレベルではどこもないんです!!だから、あなたの工場にも注文が来ないんですよ!」
呆然としたような顔を見せると、男は下を向いてしまった。その肩は小さく震えていた。
「すいません、言い過ぎました・・・ただ、現実はそうなんです。このまま工場を放置しても維持費がかかるでしょう?それを一旦清算したほうが、再出発にもいいでしょう。もしこの条件で納得いただけるのなら、こちらにサインを・・・」
男が握りしめる請求書に私が手を伸ばそうとすると、男はすっと手を引いた。顔を見ると、怒りで真っ赤になっていた。男は請求書を力任せに破き始める。
「こ、こんな条件が飲めるか!!うちはもっといい製品を作り出せるんだ!イエナガだ!ジャパンのオオミヤに売ったイエナガが活躍すれば、またみんなこの工場の価値に気づき始めるはずだ!俺たちが作り出す最高のテクニシャンたちは現代サッカーにおける一服の清涼剤なんだ!きっとみんな気づいてくれる・・・きっと気づいてくれるんだ!!・・・そ、そうだ!デニウソンだ!一度ボールを持ったら4人でも引き連れてピッチを横断するデニウソンをまた作れば・・・!」
男は号泣を始めていた。私は椅子から立ち上がり、彼に背を向けた。泣き明かした2日後くらいに、また連絡が来るだろう。そのときにはきっとサインするはずだ。「極上のテクニックを披露するが勝敗に一切関与しない選手」工場を出ると、外ではいまだに太陽が照っていた。私はタバコを取り出し、火をつける。嫌な仕事だ、と思う。私は2、3口吸うとそれを足で揉み消して、次の「89分50秒ピッチから消えているが点だけ取るFW工場」へと向かうことにした。工場の中からは、男の慟哭だけが静かに響いていた。
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