遅ればせながら第2試合。

23回目の出場となる岐阜工と初出場の藤枝明誠の対戦。

藤枝明誠は初出場とはいえ、高円宮杯ベスト8と実力のあるチーム。


両チームの布陣はこんな感じ。


       ●藤枝明誠●                        ●岐阜工●


     11.大山   15.安東                    11.長井   14.内木


9.鈴木              13.飯塚          9.藤掛  7.名和  8.志津野  6.堀江

       6.辻   7.原口                         10.栗田


4.八木  5.藤原  3.増田  2.山本              5.山崎  3.本田  2.福川


         1.甲斐                             1.山田



藤枝明誠は4-4-2。CBの藤原君はU18代表候補。

岐阜工は3-5-2だけど動きが面白い。

相手ボールになると栗田君が下がって4バックになり、さらにWBも下がり一見守備的だが、

攻撃時には両ストッパーが積極的にオーバーラップを仕掛けてくる。


さて、試合。


序盤はやや藤枝が優勢。

岐阜の守備意識が高く引き気味だったことと、

DFのフィードの精度が高かった藤枝に対し岐阜はその面でボールロストしがちだった。


ボールは運べる藤枝だが守備を固めた岐阜の前に決定機は作れず。

逆に37分、岐阜がカウンターで決定機。

左サイドの長井君から中央右の堀江君へ。

ドリブルでPAに進入した堀江君は切り返しでDFを放ち強シュートもGK好セーブ。


前半は0-0で折り返し。


こうした締まった試合でキーとなるのはセットプレー。


44分に辻君のCKから増田君が打点の高いヘッドを叩き込み先制。

増田君はプロフィールだと182cmだけどもう少しありそうな印象。

藤枝明誠:1-0:岐阜工


失点後は岐阜の攻撃意識も高まってきた。


53分ハーフライン付近からのFKに栗田君がバックヘッドもGKキャッチ。


65分に岐阜は長井君out赤石沢君in。

DFいれるのかよと思ったら赤石沢君がCBに入り山崎君がFWへ。


73分に岐阜は内木君out林本君in。

まだDFかよと思ったら今度は福川君がFWにあがっていった。

不思議なチームだ。


75分にはパワープレーから岐阜のチャンス。

右サイド堀江君のクロスに福川君ヘッドもバーの上。

ややクロスが高かった。


78分さらに岐阜。

ロングボールに福川君が後ろに逸らし名和君がつめるもGKブロック。


その後は藤枝が時間を使いつつクロージング。

藤枝明誠は初出場ながらベスト8進出。


静岡の高校サッカー界は層が厚いですな。

広島は前回広島皆実が優勝し、今回は広島観音がベスト8進出。


他の御三家が結果を残す中埼玉は寂しい限り。

4種までなら強いんだけどなー。


戦力分散による混戦で他県への流出に拍車。

確かにどこが選手権にでるかまったく予想がつかない埼玉より、

群馬の前橋育英か、東京の帝京か成立にいく方が選手権への可能性が明らかに高い。

まあ健全と言えば健全だけど・・・。


せめてレッズや大宮が3種にもう1チームずつ持って底上げ図ってもらえないだろうか。